2013年1月25日金曜日

■中国人観光客激減 日本の観光業界から怨嗟の声=中国報道


中国人観光客激減 日本の観光業界から怨嗟の声=中国報道
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0125&f=national_0125_003.shtml
2013/01/25(金) 08:21

 日中関係の緊張が続くなか、中国人観光客の多くが日本を避けて韓国や東南アジアへの旅行を選択している。日本の小売業からは「政治家によって商売がどんどん難しくなっている」と怨嗟(えんさ)の声も聞こえてくる。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。

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 大阪市にある旅行会社の企画担当者は中国メディアの記者に、「2012年前半は日本を訪れる中国人は多かったが、9月以降は激減した。中国からの観光ツアーもほとんどキャンセルになった。春節(旧正月)に向け、本来ならこの時期は中国から観光客がたくさん訪れるが、今年は中国からの観光ツアーの予約が1件も入っていない」と語った。

 大阪市淀屋橋にある小売店店主は「以前はデジタルカメラやゲームがよく売れた。中国からの観光客は買いっぷりがよく、50万円相当のカメラのレンズでも数個まとめて買っていく。しかし、今年は日本の政治家が日中関係を慎重に処理しなかったから、日本経済全体が影響を受けた。見る目のない政治家に日本を任せていたら、日本の将来に希望はない」と不満をあらわにした。

 近年、日本の有識者の多くが日本経済は中国と切り離せないと指摘している。日本国際貿易促進協会の河野洋平会長は、日本国際貿易促進協会と日中経済協会が主催した新年会で、「日本経済は中国経済なしでは発展できない」と述べた。

 関西のある経済学教授は「日本の自動車や電子製品は中国という巨大市場を非常に必要としている。中国工場を東南アジアに移転し、中国への依存を減らすという議論があるが、13億という巨大な消費市場を抱える中国は日本企業にとって非常に重要だ。どんなに多くの良い製品を生産しても売れなければ赤字になる」と指摘した。

 さらに、「日本が中国という市場を重視しなければ、欧州や米国が中国市場を山分けし、日本はチャンスを失うだろう。中国市場は今後10年から30年はもっとも魅力的な市場であり続ける。先見のある政治家ならば中国を敵に回すのではなく、中国と良好な関係を築くだろう」と指摘した。



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