2013年1月22日火曜日

■【仏国ブログ】日本企業が手がける観賞用水槽のとりこに


【仏国ブログ】日本企業が手がける観賞用水槽のとりこに
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0121&f=national_0121_008.shtml
2013/01/21(月) 10:31
 
 日本に住んでいたフランス人が、自身のブログ「ISSEKINICHO」で日本で製造されている観賞用の水槽について記した。

 アクアリウム(水槽)のデザインを見るのが好きという筆者は、かねてから夢に見ていた、日本のアクアデザインアマノ(ADA)のショールームを訪れたという。

 同社は、観賞用水槽では「ネイチャーアクアリウム」を提唱する企業として有名な企業だと紹介。ネイチャーアクアリウムとは、水槽に水草を配植するなどして、自然の生態系を水槽の中で再現しようとするもの。

 同社製品は、水槽、フィルターなどの組成が独創的で、ビオトープ(生物が生息するための環境)にも配慮して、水槽内の自然環境をつくることに、卓越した技術を持っていると説明。自分の「大好きなもの」だけに、ブログでの紹介にも熱がこもる。ショールームに置かれている各商品を、仔細に点検する筆者の様子が目に浮かぶようだ。

 筆者はフランスにいた頃から、自宅の水槽で、ビオトープに配慮しながらどのような水草をレイアウトするか、どうすれば美しく見えるかなどを工夫するのが好きだった。そのきっかけは、そもそもADAが手がけたものに感銘を受けたのがきっかけだったと語る。まさにADAのショールームは、筆者にとって“聖なる世界”であったわけだ。
 
 筆者は、実際に自分でやってみて、ビオトープと見た目の美しさとのバランスをとることが難しいことに気がついたなどと、「体験談」を語り始めた。そして、“水槽道楽”について、再び解説が始まる。

 水槽のデザインとは、水槽内をいかに美しくみせるかだけを重視して気まぐれでつくるものではなく、ビオトープのための知識を学び、予算も計算し、入念に設計してから着工するものだという。それを完璧にこなす、この日本の水槽デザイナーの作品をビデオと共に紹介した。

 ブログを読んだ読者からも、水槽デザインについて実際によく知らなかったが、文章を読んでその美しさと大切さを知ったと関心を寄せるコメントが多く寄せられた。中には、「自宅に池を作って鯉を飼っているが、ビオトープに考慮したことがなかったので、とても参考になった」という意見も見られた。

 日本式庭園はフランス人の心を打つというが、日本企業の手がけた水槽デザインにひかれたというのは興味深い。水草や砂利、そして魚とのバランスが美しい水槽内のデザインにも、日本らしい美学が感じ取れたのかもしれない。



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