2013年1月22日火曜日

■【米国ブログ】北海道を周遊「日本旅行は温泉と日本食が最高」


【米国ブログ】北海道を周遊「日本旅行は温泉と日本食が最高」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0121&f=national_0121_007.shtml
2013/01/21(月) 10:18
 
 訪日した米国人男性が、旅行情報を発信するブログ「fodors」で、北海道を訪ねた感想を記した。

 筆者は、昨年レンタカーで2週間かけて北海道を周遊した。訪れた地の中から最北端の知床国立公園からスタートして札幌まで行き、道内の4つの国立公園をハイキングしたという。

 ほとんどの旅行者はツアーバスで観光地にいくので、ハイキングコースには人が少なかったという。また、多くの農場には丸められた干し草が点在し、北海道の景色は米国と似ていると思ったと述べた。

 考えてみれば、明治時代に北海道の農業開発に大きな影響を与えたクラーク博士は米国人だ。北海道の農場に「米国の面影」を見たとしても、それほどは不思議でないのかもしれない。

 筆者は北海道旅行を振り返って、「日本旅行は、温泉と日本食が最高。山や湖に囲まれた国立公園付近は、温泉地としても素晴らしかった」と感想を述べた。さらに、「夜には露天風呂で星を見ることもできる。都会ではできない経験だ」と好印象を伝えた。

 「温泉では、人々は宿泊先で提供される浴衣を着て、スリッパをはき、温泉に入り、食事をするという行動を1日中繰り返し行う」と印象をつづった。「せっかく温泉に来たのだから」と入浴を何度も繰り返す日本人が、米国人の旅人には奇異に映ったようだ。

 また、「日本人は少食かと思ったがまちがいだった。温泉では米国人同様によく食べる印象を受けた」という感想も。日本人にとって、温泉は日常生活とは異なる「ハレ」の世界だ。考えてみれば、祭りや行事など「ハレ」の機会は、日本人にとって飲食と切り離すことができない。「温泉ではよく食べる日本人」は、日本人と温泉のかかわり方で、まことに鋭い指摘であるかもしれない。

 筆者が目を向けたのは、いわゆる温泉旅館だけではない。北海道には大自然のなかで入れる小さな温泉がたくさんあり、なかでもボランティアが運営する無料の温泉が気に入ったと述べた。海や川に隣接してあることが多く、自然を眺めながら入れるのが良いと語った。このあたり、先入観がないだけに、「温泉の最も正しい楽しみ方」に気づいたと評価できそうだ。

 北海道には、米大陸ほどではないにしても、スケールの大きな自然がある。また、米国式の農業を一部取り入れた、日本としては数少ない地方でもある。しかし、そこに根づく「温泉文化」は日本ならではのものだ。
  
 米国人が書いた同ブログからは、北海道の自然と温泉をとても気に入った様子が伝わってきた。



0 件のコメント:

コメントを投稿