2013年1月24日木曜日

■会社に不満で日本人軟禁…「そりゃダメだろ」=中国版ツイッター

■会社に不満で日本人軟禁…「そりゃダメだろ」=中国版ツイッター
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0122&f=national_0122_016.shtml
2013/01/22(火) 14:02

 中国・北京市に住むという大鵬看天下さん(ハンドルネーム)は20日、上海市で発生した日本人ら会社幹部の軟禁事件を中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で取り上げた。多くのリツイートが寄せられたが、会社幹部の軟禁という手段は「だめだ」と否定するリツイートが増えつつある。

 大鵬看天下さんは、上海市にある神明電機有限公司で新しい就業規則導入がきっかけとなり、1000人を超える労働者が日本人10人、中国人8人の会社幹部を事務棟に軟禁されたニュースを紹介した。

 他サイトからの転載した写真も掲載。工場内部や建物外の敷地内に集まる従業員の姿が写っている。暴力行為がみられるわけではないが、不穏な雰囲気が伝わってくる。軟禁された18人は19日夜、警官隊が突入して救出されたと紹介した。

 大鵬看天下さんの事件紹介に対して、多くのリツイートが寄せられた。

 日本人が軟禁されたことから、掲載直後には反日的な書き込みもあった。しかし次第に、労働者側に批判的な書き込みが集まった。

 会社側が就業規則に「遅刻した場合、1回目は50元(約710円)、2回目は100元(約1420円)の罰金」などの項目を盛り込んだことが労働者側の不満の引き金になったことに注目して、「その程度の処罰は、処罰に入らない」、「企業側が、自分の権利を守ることもできないのか」などの考えを示す人が増えた。

 22日になると、労働者の行いについて「権利の維持には合法的方法が必要だ。軟禁したのは絶対に妥当ではない」、「工場を占拠したのはよい方法ではないし、違法だ。理性的ではない」などの意見が相次いで寄せられた。

 「中国では労働組合がしっかりしておらず、企業側と対等の話し合いが出来ないので、問題が発生した場合、急速に過激化して暴力的な衝突事件になる」との指摘もある。

 「大鵬看天下」のハンドルネームは「(伝説上の鳥である)大鵬が天下を見る」の意。社会的な出来事を紹介する掲載が多い。プロフィール欄に「居住地は北京、男性」と書いているが、年齢などは明らかにしていない。自分の意見を特に示していない掲載にも、リツイートが多く集まる場合がある。




■日本人軟禁:労働者1000人に警察400人突入して救出=上海
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0122&f=national_0122_008.shtml
2013/01/22(火) 10:44

 日中合弁企業の上海神明電機有限公司で18日から19日にかけて日本人10人を含む会社幹部18人が工場労働者ら約1000人に軟禁された事件で、現地警察は警官隊約400人を工場に突入させ、軟禁されていた18人を救出したことが分かった。人民日報系のニュースサイト、人民網などが報じた。

 会社側が新たに設けた就業規則に、「遅刻1回目は罰金50元(約714円)、2回目は100元」などの条項を盛り込んだことで、労使が紛糾した。労働者の月給は2000元(約2万8600円)に満たない場合が多く、「遅刻1回で、1日分の給料を削るのか」と不満が爆発したという。

 労働者約1000人は18日午前、業務に就かず工場を占拠した。事務棟が包囲されるなどで、日本人10人、中国人8人の会社幹部は外に出られなくなった。うち中国人幹部1人は高血圧の発作を起こし、一時は意識を失ったという。

 警察側は労働者側に解散するよう説得したが聞き入れなかったため、19日夜に警官隊を突入させた。目撃者によると警察官約400人が工場に入り、19日午後11時半ごろに軟禁されていた18人を救出したという。労働者4人が警察に連行されたとの情報もある。

 同社従業員と名乗る人物はインターネットで「上海神明電機は日本人幹部が会社運営をしているが、実際には去年(2012年)、中国資本が買収している。従業員は新たな労働契約締結を迫られたが、それまでの勤続年数についての(労働者側に有利な)条項を削除するなどの問題が出ていた。これが軟禁事件の導火線になった」などと説明をした。

 その他の労働者によると、会社側は20日以降になり「労働者側と話し合いをする」などと時間を指定したが「社長が来られない」などの理由で延期を繰り返しており、労働者側の不満は高まっている。



0 件のコメント:

コメントを投稿