2013年2月8日金曜日

■【コラム】 残飯が一億人分の食糧に相当!――豊かになっても忘れたくない節約精神


【コラム】 残飯が一億人分の食糧に相当!――豊かになっても忘れたくない節約精神
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0208&f=column_0208_019.shtml
2013/02/08(金) 11:38

 最近テレビで、全国のレストランで一年間に生ゴミとして捨てられる残飯が、一億人分の年間食糧に相当すると伝えられた。自分たちの若い頃には、食糧や副食類をどんぶりいっぱい捨てるのは生産者にもうしわけないから戒めるべきだという教育を受けてきたので、ある時期までは節約精神を忘れなかったが、生活がだんだん豊かになるにつれて、気がつくと私も家電製品まで簡単に使い捨て、レストランでは食べきれそうにない量を注文し、結局残しても平気になっていた。その後、アフリカなどで飢餓線上にさまよう人たちの姿をテレビの画像で目にして、やはりこれからは気をつけようとは思うのだが、結局ずるずるとその悪習をひきずってきた。

 中国の人たちは、大勢で外食する時にはなるべく余計に注文して気前のいいところを見せる傾向があると言われているが、仕事で日本に長期滞在した際に、居酒屋などで飲み放題、食べ放題でどんちゃんさわぎをし、かなりの食べ物を残している日本人の姿も目にしているので、これは共通の問題ではないかと思っていた。

 食糧安全についてときどき小文を書いたりもしているが、本当の意味で危機意識を抱いているとは言えなかった。

 しかし、テレビで毎年一億人分の食べ物が生ゴミとして処分されていることを知り、これでは増産した分のかなりの部分が吹っ飛んでしまうのではないかと思った。西部の都市でも同様に、トラックで残飯などの生ゴミが運び出されているのを目にし、これからは浪費を改めなければと痛感した。

 特に今の若者世代は、生まれた時から益々豊かになるばかりの生活の中で暮らしてきたので、自分のおカネで注文して食べているのだから、人にどうこういわれることはないと思っているようだ。この人たちが、テレビのこうした映像を見てどう感じたか興味があるが、私はまず自分や家族から、豊かになっても節約精神を忘れないようなライフスタイルにもっていこうと考えている。毎年一年分の食べ物を生ゴミとして捨てている人たちの中には自分もいることを反省している昨今である。



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