2011年11月19日土曜日

■4~6月の延べ宿泊数、前年比13%減 観光庁調べ


4~6月の延べ宿泊数、前年比13%減 観光庁調べ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1118&f=business_1118_101.shtml
2011/11/18(金) 11:34
  
 観光庁はこのほど、宿泊旅行統計調査の今年6月までの結果をまとめた。4~6月の延べ宿泊者数は、東日本大震災に伴う日本人の旅行自粛や訪日外国人の減少などを受けて、36都道府県で前年同期の数値を下回り、全国累計で13.0%減の8724万人泊に落ち込んだ。このうち外国人延べ宿泊者数は66.6%減の241万人泊だった。

 同調査は全国の旅館・ホテル、簡易宿所、会社・団体の宿泊所が対象。従業員数10人以上の施設はすべて、10人未満の施設は抽出して調査している。今回発表したのは暫定値で、震災による施設の廃業などを反映しておらず、数値が高く推計される場合がある。

 月別の延べ宿泊者数は、4月が19.4%減の2545万人泊、5月が12.7%減の3214万人泊、6月が7.1%減の2965万人泊。このうち外国人は4月が82.2%減の50万人泊、5月が65.6%減の79万人泊、6月が47.3%減の112万人泊だった。

 4~6月の延べ宿泊者数を都道府県別にみると、前年同期からの減少が大きいのは、千葉県の43.2%減、秋田県の38.9%減、栃木県の35.5%減、奈良県の33.9%減、東京都の26.7%減など。復旧・復興の需要が生じた被災地を除けば、全体として東日本で下げ幅が大きく、西日本では小さい傾向にある。

 延べ宿泊者数は、観光目的の利用が多い施設の減少が目立ち、業務需要に比べ、観光需要の回復が遅いとみられる。「観光目的の宿泊者が50%未満」に分類される業務目的の利用が多い施設の下げ幅は、4月が11.2%減、5月が9.1%減、6月が3.6%減。これに対し、「観光目的の宿泊者が50%以上」の観光目的の利用が多い施設では4月が28.3%減、5月が16.2%減、6月が10.8%減だった。

 宿泊施設の全国平均の客室稼働率は、2.9ポイント減の44.2%となった。施設タイプ別では旅館が27.4%、リゾートホテルが36.2%、ビジネスホテルが57.7%、シティホテルが59.0%、会社・団体の宿泊所が27.2%。月別では4月が5.3ポイント減の40.5%、5月が2.9ポイント減の46.1%、6月が0.3ポイント減の46.0%だった。


3月の延べ泊数全国は28%減に

外国人は半減

 宿泊旅行統計調査では、震災が発生した3月の結果も発表した。昨年度の第2四半期(4~6月)から調査手法が一部変更になったため、前年同月との比較ができる従業員数10人以上の宿泊施設の結果だけをみると、3月の延べ宿泊者数は27.5%減の2320万人泊、うち外国人は52.6%減の99万人泊と震災の影響を受けて大幅に減少した。

 3月の前年同月に対する下げ幅は、「観光目的の宿泊者が50%未満」に分類される業務目的の利用が多い施設では19.2%減だったが、「観光目的の宿泊者が50%以上」の観光目的の利用が多い施設では35.4%減に達した。

 また、宿泊施設の客室稼働率は10.9ポイント減の51.5%だった。



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