2011年12月9日金曜日

■日航社長:2月にボーイング787初号機-4月に成田-ボストン線(1)


日航:2月にボーイング787初号機-4月に成田-ボストン線(1)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LVVF246JTSE801.html
2011/12/08 18:24 JST

 12月8日(ブルームバーグ):経営再建を進める日本航空の大西賢社長は8日、定例会見で米ボーイング社製の次世代中型旅客機「ボーイング787」(ドリームライナー)1号機を来年2月中に受け取れるとの見通しを示した。最新鋭機の導入で来期以降の事業拡大を目指す。

  当初は、早ければ年内に受け取る予定としていたが、11月末にボーイング社は米GE社製のエンジン開発で再テストなどを実施するため、日航への受け渡しは年明けになるとの見通しを示していた。大西社長は、エンジンの再テストに関連した初号機の受け渡しが遅れるとの連絡は公式にはボーイングからは届いていない、と述べた。

  成田-ボストン線には予定通り、来年4月にB787を投入する最初の路線となる見通し。大西社長はB787の活用について、ボストン線以外に成田-モスクワ、ニューデリー、羽田-北京の既存路線にも同機を適宜投入すると発表。その上で、来年3月までの「年度内に合計4機受け取る予定だ」と明らかにした。

アメリカン破たん「大きな影響ない」

  大西社長はまた、11月に米連邦破産法11条の適用申請したアメリカン航空に対し、「要請があれば支援を検討したい」と述べた。同社とは同じ航空連盟に加盟しており、太平洋路線での共同運航などで提携しているが、「共同運航や共同事業には当面、大きな影響はない」と、語った。

 太平洋路線の事業は、今後も成長が期待できるビジネスエリアだとして、「アメリカンも太平洋間の事業縮小を望んでいないし、同社の債権者も撤退することなど支持しないはずだ」との考えを示した。



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