2012年1月14日土曜日

■中国人留学生がマンガで描く日本~日本人は納豆だった


中国人留学生がマンガで描く日本~日本人は納豆だった
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0110&f=national_0110_100.shtml
2012/01/10(火) 12:17
  
 外国で暮らせば、その国の食べ物が好きになる場合も、そうでない場合もある。「脳残」君のお気に入りは納豆だ。そしてある日、“重大”なことに気づいた。納豆こそ日本人ではないか。小さな「豆」だがバラバラではない。他の多くの豆と常に「絆(きずな)」で結ばれている。勤勉である上に、人と人が手を取りあうからこそ、日本人は第二次世界大戦の敗戦から立ち直れた。大震災に対しても同様だ。「日本人は大きな災難に直面した時こそ、力を発揮する」と、「脳残」君は深く納得した。

  まずは、スーパーに並べられた納豆や、パッケージ内部に醤油やからしが入っていることを紹介。物価の高い日本ではあるが、納豆は1パック当たり25円程度と、安価な食べ物であることにも触れた。


■納豆の「ねば」は、日本人特有の「人の絆」だ

 そして食べ方。箸を使って、力をいれてかき回す。すると「ねば」が出る。「この『ねば』こそが、納豆の中でも最も美味。豆そのものよりずっとおいしい」と絶賛した。ただし、「日本人全員が納豆を好きなわけではない」、「納豆を嫌いな人にとって、この『ねば』は吐き気をもよおすシロモノなんだけどね」と、つけ加えた。

 「脳残」君は納豆を食べながら「どうして、日本人は納豆が好きなんだろう」と考えた。そして、突如として「大いなる悟り」を得たという。「日本人は納豆ではないか。日本人が好んで使う『人と人の絆』は、ねばで互いに結び付いた納豆にそっくりだ」と。

 小さなパックに詰め込まれている点も、日本の国土と日本人の関係と同じだ。そもそも、納豆は豆で作る。日本人はひとりひとりが「まめまめしく」働く。勤勉だ。第二次世界大戦で敗北し、「日本はもう終わりだ」と思われたが奇跡の復活。廃墟から立ち上がり米国に次ぐ世界第2の経済大国にまでなった。勤勉な日本人は「1歩、1歩、着実に前進する。日々の積み重ねがあるから、大きなことを成し遂げるのは必然」と考えた。


■突発事態で「ねば」出す納豆、「団結心」出す日本人

 そして、納豆の豆は独立しているようでいて、「ねばという絆」で結びつけられている。日本人の「心の絆」だ。日本人は中国人と違い、言葉を用いることが、それほど多くない。それどころか、だれかが「おい」と言えば、「はい」とだけ返事をして、相手が望んでいることをしたりする。

 日本には「以心伝心」という言い方もある。日本人には目に見えない心の絆があるからこそ、言葉を使わなくても相手を理解できる。これはスゴイことだ。この心の絆があるからこそ、日本人はこの小さな島で互いに睦(むつ)みあい、助け合い、共に生きてくることができたのではないだろうか。

 納豆を食べる時には、かき回す。納豆の豆にとって、これは「大地震」と同じだ。そして、納豆はかき回されると「ねば」をいっぱい出す。日本人は震災に遭遇すると、「心の絆」を伸ばしてしっかりと団結した。納豆で、最もおいしいのは「ねば」だ。日本人で最もすばらしいのは、この団結心だ。日本人は、大きな災難に遭遇した時こそ団結する。これが日本人の最大の力量なのだ。

 「脳残」君が日本に来たのは2011年5月だった。2万人が亡くなり数十万人が故郷を離れざるをえなかった大震災の2カ月後だったのに、社会の秩序は保たれ、人々は平静に復興活動に励んでいた。その日本人の冷静で落ち着いた表情を見て、はっきりと分かった。「この国、この国の人々が地震でつぶされてしまうことは、絶対にあり得ない」と。


■「脳残」君の誓い~われに納豆の力を与えたまえ

 「脳残」君は改めて、中国のことを考えた。人と人とが理解をせず、毎日の生活でも争いばかりだ。こんなことで、「幸せなふるさと」を追い求めることは、絶対に不可能だ。そして「脳残」君は心に誓った。「私は日本に来た。だから日本に言いたい。われに、納豆の力を貸し与えたまえ」――。

 「納豆の力」があれば、どんな困難にも打ち勝てる。周囲の人と心の絆を作りあげ、力を合わせて一歩、一歩、進んでいけば不可能を可能にすることもできる。幸福な未来を築くことができる。

 「脳残」君は中国の読者に問うた。「皆さん、どう思いますか? 納豆の力がほしいとは思いませんか? 幸福な生活をしたいと思いませんか?」――。そして最後に「明日の幸せのため、今日のわれわれは、日本と一緒に努力しようではありませんか」と呼びかけた。

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 「日本人=納豆」説は、7月に参加した県レベルの日本語弁論大会でも披露した。中国語原文は一気に書きあげて自分でも感動するほどの出来ばえだったが、日本語原稿は大いに難航。翻訳の難しさに頭を抱え、まる2日かけて2000字ほどにまとめた。日本語学校の校長には「来日して2カ月の初級クラスの学生が弁論大会に出るのは、わが校で初めて」と喜んでもらえたという。

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 「脳残」君は、日本にやってきて半年あまり、語学学校に通う中国人留学生のペンネームだ。自分自身が登場するマンガ『日在日本』は、中国のインターネットでも人気を集めている。掲載サイトには、「日本の真実を教えてくれる」などのファンの声が次々に書き込まれている。

 『日在日本』は作者の了承を得て、日本人読者向けにサーチナでも掲載できることになった。「脳残」君の目を通して、中国人がいだく「日本留学のイメージ」をお伝えしたい。



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