2012年1月20日金曜日
■【米国ブログ】日本のお葬式やお墓「仏教と深く関わっている」
【米国ブログ】日本のお葬式やお墓「仏教と深く関わっている」
2012/01/20(金) 10:36
米国の典型的な埋葬はほとんどが土葬だが、最近では火葬も増えてきたという。米国のブログ「blog.sevenponds」では、日本の埋葬や葬式について記している。
日本では亡くなった人はほとんどが火葬され、火葬率は世界一といわれていると記している。第二次世界大戦までは、火葬は一部の裕福な人に限られていたが、その後、火葬の良さが認められ、火葬率は急上昇していったと背景を説明。
筆者は、日本は葬儀費用も最も高く世界一だという事実は興味深いと語っている。伝統的な日本の葬式は、通夜、火葬、追悼式、そして先祖の墓に埋葬することが一連の儀式になっていると述べ、通常遺骨は骨壺に収められて墓に埋められるが、焼骨は海や山中に撒かれる散骨が一般的だと紹介している。
日本では、お葬式は伝統的に仏教の儀式に基づいて行われると伝えている。葬式では、故人は「戒名」という仏門に入った証として、寺から授けられる新しい名前で呼ばれるが、これは死者が生前の名で呼ばれると魂が帰ってくるのを防ぐためだと聞いたことがあるが、事実かどうかは定かではないと伝えている。
棺桶は火葬場に運ばれる前に、葬式で家族が故人の頭や肩の周りに花を供え、火葬場へは家族が付き添うのが習わしだと述べ、火葬は2時間程度で終わるので、家族は再び集まり火葬後の遺骨を灰から取り上げる儀式を行うと説明している。
筆者は、大きな箸を使って、体の各部分の骨を拾い上げ、壺の中に入れるのは驚くべき儀式だとつづっている。また、遺骨は家族で分けられることもあるようだが、通常は1つの壺に保管されると述べ、米国にはない複雑なシステムだと指摘。
伝統的には、骨壺は家族と一緒に家に持ち帰られ、墓地に納骨されるまでの49日間、自宅に安置されると説明している。日本の墓地で、遺骨を埋葬するときにお墓の後ろに立てられる「卒塔婆(そとば)」と呼ばれる細長い木の板についてつづっており、板には故人の戒名、裏には卒塔婆を作った人の名が刻まれるのが興味深い特徴だと記している。
また、日本の先祖代々の墓は年々変化しており、ハイテクの日本文化にふさわしい、墓にタッチスクリーンが埋められ、故人の写真や系図などが映し出される仕掛けの墓もあると驚いた様子で語っている。
筆者は最後に、日本のお葬式に関連した儀式はとても興味深く、また仏教と深く関連していることを知ったと締めくくっている。
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