2012年1月14日土曜日

■人口男女比不均衡 中国結婚適齢期男性「男はつらいよ」


人口男女比不均衡 中国結婚適齢期男性「男はつらいよ」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1228&f=column_1228_013.shtml
【コラム】 2011/12/28(水) 13:38

日本経営管理教育協会が見る中国
第183回-大森啓司(日本経営管理教育協会会員)


 中国では「八〇後(バーリンホウ)」と呼ばれる1980年代生まれの若者たちが現在結婚適齢期を迎えている。一人っ子同士の結婚ということもあり、ご本人そして親たちも盛大な式を挙げるたいもしくは挙げさせたいのか、上海や北京の繁華街ではここ数年ウエディングドレス専門店や宝石店が増えている。今回は1979年に施行された「一人っ子政策」が引き起こす中国男性の心の奥に迫ってみる。


「一人っ子政策」がもたらした中国若者の現状

 「一人っ子政策」はご存知の通り子供を1人しか生めないという国策である。1人しか埋めないのならば女児よりも男児ということで(どのように産み分けるのかは極めて謎だが)、現在男女の出生率の差が序々に広がっている傾向にある。

 具体的には1990年には女性が100に対して男性は111.3、2010年には女性が100に対して男性は118.0、このまま推移すると2020年には中国全土では3000万人の男性が結婚できないとの統計結果もある。(統計数値は人民日報より引用)


成長著しいブライダル産業・化粧品産業

 上海での挙式を予定しているカップルは約15万組、ブライダル産業の年間の売上高は830億円、例えばフランスの化粧品大手ロクシタンの中国全土での売り上げはこの4~9月は前年同期比が49%の増収となっており、破竹の勢いで伸長している。

 同社の今後の売上増のポイントは今後の景気動向よりも新製品認可が成長の鍵と言われている。ということは、女性たちは新製品がでれば買うという構図ができている事になり、消費の拡大は際限がない様子である。


年々高まる女性が求める理想の男性像
 従って、両親とその親となる祖父母の愛情をたっぷりと受けて育った「八〇後」はまちがいなく日本の女性よりも甘やかされて育ち、そのわがままぶりはすごいと想像できる。

 加えてこの経済成長と近代化である。結婚適齢期の男性たちの厳しい状況が目の前にのしかかっているように感じられる。中国の公的機関やインターネットからの情報によると女性が男性に求める条件として「経済力」や「仕事力」だけではなく「持ち家がある事」や「自分の年収よりも2倍ある事」など日本ではとうてい思いつかないとてつもない条件をつきつけられるようである。

 「八〇後」の男性達は慢性的な就職難や物価の高騰、加えて結婚相手探しとできるための条件を満たすための苦渋の努力が強いられている。


「男はつらいよ」中国版 ただいま奮闘中
 松竹映画「男はつらいよ」は、日本における国民的人気シリーズである。下町の寅さんが優柔不断な旅生活を続け、自宅に帰ってきては人騒動を起こす人情喜劇として物語である。

 寅次郎が訪れる日本各地を舞台にして、そこで出会った“マドンナ”と恋愛模様を繰り広げながらなにかと騒動を起こすが、その中にほのぼのさを感じる。しかし、中国の若者寅さん達はそれとは違った意味でつらい環境に置かれているのではないだろうか。どうか、無理をせずに青春を謳歌していただきたいものである。 





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