2012年3月5日月曜日

■団塊世代男性の趣味、トップは「旅行」、そして「読書」。「料理」は…?



団塊世代男性の趣味、トップは「旅行」、そして「読書」。「料理」は…?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0303&f=column_0303_008.shtml
2012/03/03(土) 13:09
   
 インテージは2012年2月20日、団塊世代男性のライフスタイルに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、趣味としてもっとも多くの人が挙げている項目は「旅行」だった。5割強の人が「旅行が趣味の一つだ」と答えている。次いで「読書」「映画鑑賞」「音楽鑑賞」が続く。上位には「資産運用・株式投資」のように実益を兼ねた趣味も見受けられる(【発表リリース】)。

 今調査は団塊世代(1947~1949年生まれ)・現在62~64歳の男性のうち東京・埼玉・千葉・神奈川在住の人にインターネット経由で2012年1月20日から23日にかけて行われたもので、有効回答数は800人。なお2010年通信利用動向調査によると、該当世代の“最近一年間パソコンからのインターネット利用経験率”は70.5%となっている。

 多くが定年退職を迎え、会社勤めをしていた時よりも多くの「自由な時間」を持てるようになる、今調査母体の団塊世代。「セカンドライフ(第二の人生)」との言葉にもある通り、新たな趣味趣向を見出して一日の多くを割いたり、社会的貢献に意義を見出すなど、これまでとは違った「新たな人生」的日常生活を堪能する人も多い。一方、これまでわずかな時間を割いて楽しんできた趣味を大々的に始める人も少なくない(昨今の回顧ブーム、リバイバル商品の増加ぶりも、これら市場需要によるところも一因だろう)。

 さて今項目では、団塊世代男性に「今の趣味」について尋ねている。次のグラフは上位10位だが、トップには「旅行」がついている。海外・国内・名所巡り・自分の他の趣味との関係が深い場所(例えば鉄道を趣味とするなら、全国の古式な車両使用路線を渡り歩く)など対象は多種多様だが、ともあれ「旅行」は人気が高い。

 次いで多いのは「読書」。ただし総務省の「家計調査」など各種データを読み解く限り、若年層と比べて書物周りで高齢者の支出は低い(唯一高いのは新聞代のみ。これは購買率が高いため)。これまで買い集めてきた書籍を読み直したり、特定の関連本を読み進めるなどの読書スタイルをとっているのか、あるいは(よくありがちな)「そういえば本も読むことがあるから、趣味に『読書』を加えておくか」程度のものの可能性がある。

 次いで「映画鑑賞」「音楽鑑賞」と受け身の娯楽が続くが、その次には「カメラ・ビデオ」「ガーデニング・DIY」といった自主的な行動が続く。創造性の構築という点では、これらの趣味を持つことは大いにお勧めしたい。他にも冒頭で触れたように「資産運用・株式投資」のような実益を兼ねるもの、「食べ歩き」のように他の趣味との複合的なものも見受けられる。

 一方で頭に疑問符を浮かべている人もいるだろうが、「料理」が上位項目に無い。10位の「食べ歩き」が17.0%なので、それ以下の順位にあったとしても、2割を切っていることになる。かつては「定年退職後には料理を習って趣味と実益を兼ねる云々」という話が、特に団塊世代向けにアピールされた記憶があるのだが、少なくとも今調査では、その影は見受けられない。元々インターネット経由の調査ということもあるが、デジタル系の趣味に追いやられてしまったのかもしれない。




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