2012年4月18日水曜日

■ユーロ危機は深刻化、EU崩壊につながる可能性も=ソロス氏

■ユーロ危機は深刻化、EU崩壊につながる可能性も=ソロス氏
http://news.infoseek.co.jp/article/17reutersJAPAN_TYE83G00C
ロイター(2012年4月17日09時40分)

[コペンハーゲン 16日 ロイター] 米著名投資家のジョージ・ソロス氏は16日、ユーロ危機は深刻化しつつあり、当局者の間違った対応により欧州連合(EU)は崩壊に向かいかねないと警告した。デンマークのPolitiken紙主催の討論会で述べた。

同氏は「ユーロ危機は深刻化しており、まだ終わっていない。間違った方向に向かっている」と述べた。

また「ユーロはEUの政治統合を弱体化させており、このまま続けばEU崩壊の可能性もある。問題の本質が誤解されているからだ」と警告した。

同氏は、ユーロ圏当局者は不均衡について、市場そのもので生み出されることを理解せず、公的部門が原因と考えていると指摘。ユーロ危機は米国での銀行システムの崩壊から始まり、欧州各国間の競争力の違いから深刻化したにもかかわらず、財政危機として対応がとられていることを批判した。

さらに、危機への対応失敗により人々の間には深刻な緊張が生じ、これが反欧州の姿勢につながり、各国間で強まっていることに危機感を示した。

EUの財政協定については、需要が不十分な時期に政府に財政健全化と債務削減を強いるもので、間違った方向に向かっていると批判した。





■IMFに対する見通しのない500億ドルの拠出表明
http://blogos.com/article/36738/
2012年04月16日 10:20 小笠原誠治

 安住財務大臣がIMFのラガルド専務理事に対し、先日、ヨーロッパの信用不安を鎮めるために日本として500億ドルを超える資金拠出をしてもいいと伝えたのだ、と。

うーむ‥この国は一体どうなっているのでしょうね? 皆さんは、どう思われます?

北朝鮮のように世界の流れに逆行する振る舞いはひんしゅくを買うこのが当然だとしても、ここまで媚を売る日本の外交! というか、将来の見通しなりビジョン或いは戦略があって500億ドルもの資金を日本が拠出すると言っているのでしょうか?

いずれにしても、日本がこのように気前よくお金を拠出してもいいと言う姿をみて、私は数十年前のことを思い出すのです。

その頃日本は日の出の勢い。国際協力の面でも日本の存在は大変に大きかった訳です。どこかの国を救うという話になっても、日本抜きでは何も決まらない。ということで、日本は大変に頼りになる存在であった、と。

しかし、当時の日本は、何か大きな戦略とか価値観に基づいてお金を出していたのではなく、ただ諸外国の動向をみつつ‥一番最後にお金を出していただけなのです。つまり、日本は、最後にはお金を出すだろうと思われてはいても、諸外国が態度を表明するまでは、日本が具体的な数字を示すことはなかった、と。だから、欧米などから日本はいつもせかされていたのです。このため、国際機関に出向になっていた日本人代表などは、「どうせお金を出すのであれば、もう少し早めに表明すれば、もっと有難がってもらえるものを‥」なんて言っていたのです。

そうした昔のことを考えると、何と様変わりしたことか、と。

「でも、どうせお金を出すのだから、今回のように早めに表明した方が格好がいいのでしょう?」

しかし、本当にそうなのでしょうか?

確かに、資金難に苦しむ欧州勢は、大変ありがたがるかもしれません。

ですが‥そもそも消費税を上げないと日本の将来はない、なんて一方で言っておきながら、その500億ドルは一体どこから捻出するというのでしょうか? それに、IMFに対しては既に1000億ドルという巨額の資金を融資済みではなかったのか?

そんな疑問に一切答えることもなく、ただ外面ばかり気にする財務大臣。

それに、もっと重大な問題が潜んでいるのです。

そもそも、今回のIMFの資金増強計画に対しては、アメリカが大変に冷淡な態度を取っているではないのか?
日本は、アメリカが資金を出すことがなくても、日本だけ特別にお金を出そうというのか?そして、もしそうであれば、その真意は何なのか?

資金の出資状況に応じてIMFの投票権が拡大されることを見越して、日本の発言権の拡大を狙っているのか?

まあ、それならそれで一応納得ができない訳でもないが、しかし、そもそも日本は、仮に発言権が拡大しても、何か世界に向かって言いたいことがあるというのか?

決してそうではないのです。例えば、IMFの専務理事の選出にしても、世界銀行の総裁の選出にしても、いつもアメリカの決めた方針に従っているだけ。

それに細かい話しながら、今回のIMFの計画は、資金規模を5000億ドル拡大しようとするものであり、それに対して、日本が今回表明した額は500億ドル以上であるため、単純に計算すれば、日本の資金負担は全体の10%以上になるのです。

しかし、日本のGDPが世界の1割を占めていたというのは昔の話。つまり、バードンシェアリングの考え方に従っても日本は出し過ぎ。それに、繰り返しになりますが、日本は特別に既に1000億ドルを融資しているのです。

私は、日本はIMFにお金を出すべきではないと言っているのではないのです。もし、それが合理的な考え方に
基づくものであれば、そして、日本が真に世界経済の発展に貢献しようというのであれば、それなら話は別であるのです。しかし、国内では問題山積の上なかなか解決できないのに、余りにも気前よく資金拠出を表明するその政治感覚が信じられないのです。

欧州勢にしても、そんな日本を何と思っているか分かったものではありません。



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