2012年6月22日金曜日

■自然環境に近い状態に 天王寺動物園リニューアル計画


自然環境に近い状態に 天王寺動物園リニューアル計画
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120620/20120620019.html
2012年6月20日

 2015年で開園100周年を迎える大阪市天王寺区の大阪市立天王寺動物園で、ホッキョクグマやペンギンなどを自然環境に近い状態で観察する「極地海洋ゾーン」を新設するなど、展示法を大幅にリニューアルする計画が進められている。事業費約41億円をかける一方、大阪市の税金に頼ってきた収支の正常化を図るため入園料の見直しも検討していく。

 世界の都市間競争に勝ち抜く都市づくりを目指す大阪府市都市魅力戦略会議が、同動物園を核とした観光戦略を練ってきた。

 計画の目玉は、敷地面積11ヘクタールのうち、約十分の一の面積を整備する極地海洋ゾーン。15~20年度に、3期に分けてホッキョクグマやアシカ、ペンギンの獣舎などを整備。20年度以降は日本の温帯林、南アメリカ熱帯降雨林の両ゾーンの整備にも着手する予定だ。

 さらに、売店やレストランをプロポーザル方式などで選び、集客増に取り組んでいく考え。

 一方、同動物園の入園料や売店の売り上げなど昨年度の収入は、約3億8600万円だったのに対し、支出は約13億3500万円と突出している。差額分約9億4900万円は市が負担してきたことから収支の改善を図るため、無料としてきた中学生以下と市内在住の65歳以上の利用者の料金について見直しを検討していくという。



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