2012年6月13日水曜日

■【コラム】 中国政府が米国アップル社にブチギレ! 「中国人が権利侵害を受けている。アップルは著作権保護を徹底すべき」


【コラム】 中国政府が米国アップル社にブチギレ! 「中国人が権利侵害を受けている。アップルは著作権保護を徹底すべき」 
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0613&f=column_0613_112.shtml
2012/06/13(水) 19:06
       
 iPhoneやiPad、iPodtouchのユーザーでAppStore(アップストア)を利用したことがない人はいないだろう。これはアップル社が展開するアプリケーションのダウンロードサービスだ。

 アプリ次第でビジネスツールにもゲーム機にもブックリーダーにもなり、大変便利なのだが、そこで切っても切れないのが著作権問題である。第三者が権利の保有者に無断で販売するケースが多発し問題化。同サービスは「盗品市場」と揶揄されることもある。

 そんななか、中国政府が、中国人も権利侵害を受けているとし「アップル社はAppストアにおける著作権保護を徹底すべき」と苦言を呈した。

 2012年3月、中国の作家団体が米国アップル社を相手取り訴訟を起こした。弁護士によると数十部の人気小説が著作権所有者の許可なしにAppStoreで販売されているそうだ。作家団体は、海賊版の削除、販売者の情報の提供、アップル社との直接の話し合いを求めている。

 事態を重く見た中国政府はアップル社を名指しで批判。AppStoreで海賊版を見つけたら即刻削除すべきだとし、「いかなる国の、いかなる大企業であっても中国では中国の法律を遵守しなければならない。(中国著作権法の)違反があった場合、わが国は毅然とした態度で対応する」とした。

 主張自体は大変真っ当である。しかし中国と言えば世界有数のパクリ大国。中国で販売されているアップル社のニセモノ商品は星の数ほど。また日本も中国人もしくは中国企業に度々著作権の侵害を受けている。

 その中国の言葉に日本のネットユーザーは

「はぁぁぁ????」
「ちょ……」
「えっ!? 何言ってるの??」
「お前が言うな」
「むしろ、お前もな!」
「何? ギャグなの!?」

 などと困惑気味だ。

 ちなみに最近、中国国内における著作権関連の裁判が増えてきている。上述の作家団体もアップルだけでなく、中国大手インターネットサービス企業・百度(バイドゥ)にも同様の訴訟を起こしている。また中国では新著作権法の案が出され、パブリックコメントを募集中だ。今後、著作権に対する認識も変わっていくのかもしれない。

 しかし一方で、パクリやコピーが氾濫しているのも事実。中国政府はアップルへの苦言も結構だが、自国で起こっている壮大すぎるパクリ事案にも手を打っていただきたいものだ。



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