2012年6月6日水曜日

■日本の若い女性が「浮気」に走る理由


日本の若い女性が「浮気」に走る理由
http://jp.xinhuanet.com/2012-06/06/c_131634158.htm
人民網日本語版

   4日付「日本新華僑報」は、日本人女性の30.5%が「浮気」を経験したことがあるとする評論を掲載した。大きな就業のプレッシャーにさらされた日本の未婚女性が人目を忍んで「浮気」にふける。しかも日本社会は「未婚化」の傾向がますます顕著になっている。独身男女が増加していることも、「浮気」が増えているひとつの要因に違いない。また、「浮気」は多少、その国の文化事情とも関わりがあるようだ。

   評論の要旨は次の通り。

   「浮気」は、公にすることはもちろんできない、人目をはばかる恋愛だ。そして今、日本人女性の間で「浮気」は静かなブームとなり、一部の人にとっては、密かな喜びともなっている

   日本のある恋愛雑誌の創刊10周年記念のひとつとして、全国の20歳から30歳の女性を対象に、「浮気」と「恋愛の醍醐味」に関する意識調査が実施された。これによると、「浮気」を経験したことがあると答えた女性は全体の30.5%を占め、このうち約7割が、浮気は「とても楽しい経験だった」と答えている。

   浮気を楽しんでいる日本人女性の多くは若い人で、未婚でも当たり前の年齢だ。理屈では、「浮気」は通常、「バレたら一巻の終わり」で、長くは続きにくい。不倫中の男女は常にビクビクしており、大きな心理的ストレスに耐え忍び、2人の関係が万一バレたら一体どうなるのだろうと恐れている。

   ところが、意外にも、日本人女性の7割は、「浮気」が楽しいものだと捉えていた。ストレスを感じないどころか、日頃のストレスを解消する手段にもなっている。これは、日本の社会文化や社会の現実と密接な関係がある。

  日本経済の低迷が続いていることから、日本の若者の前には、巨大な就業ストレスが立ちはだかっている。就職できたら今度は、激しい競争に直面する。特に女性にこの傾向が強い。

   日本の総務省による「国勢調査」統計データによると、25歳から34歳までの日本人女性の結婚率について過去25年間の変化をたどってみると、79.5%(1985年)、72.9%(1990年)、54.5%(2005年)、2010年にはついに50%を割った。これは、適齢期にある日本女性の半数以上が、結婚したくない、あるいはしたくてもできない状態にある事実を示している。日本の独身女性はますます増え、彼女らが追い求める仕事レベルや生活レベルは、ますます高くなっている。

   日本社会の未婚化傾向は強まる一方だ。独身男女の増加が、「不倫の恋」の増加の原因になっている。仕事が忙しすぎる、あるいは正式に結婚したくないなどの理由で、多くの独身者が「不倫の恋」に走っている。

   このような情勢の背後にはもちろん、日本の文化的な原因も絡んでいる。日本は「他律(他者や社会が決めたルールや方法を用いて、受動的な姿勢で行動する様式)社会」であり、日本人は、真面目で、折り目正しく、柔らかな物腰で謙虚な態度で日常生活を送っている。しかし、ひとたびこのような外的環境に恵まれなくなると、日本人は一転し、家庭内暴力、冷酷非情、自殺などに走る。厳しく形式にこだわる日本の社会的産業や性文化が発展した背景には、このような日本人の精神・行動様式が存在している。



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