2012年6月4日月曜日

■中国人観光客の高級品購入ブーム終息か、経済成長減速で下火に―シンガポール華字紙

■中国人観光客の高級品購入ブーム終息か、経済成長減速で下火に―シンガポール華字紙
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61755&type=
2012年6月2日 6時33分 レコードチャイナ

2012年5月31日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、経済成長の減速により、中国本土からの観光客が香港でブランド品や高級住宅、美術品、高級ワインなどを買いあさるといった高級品の消費ブームが徐々に下火になりつつある。

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じたところによれば、今年5月のゴールデンウイークに香港を訪れた中国本土からの観光客は過去と比べて大幅に減少し、芸術品のオークションや不動産の購入も減っている。

ここ数年、中国本土からの観光客は香港の人口の4倍に当たる年間2800万人を超えていたが、中国本土の経済成長が減速し、貸し付けも引き締められたことで客足が遠のき、宝飾品や腕時計などの小売店は売り上げの原動力を失いつつある。

また、韓国の朝鮮日報は韓国を訪れる中国や日本からの観光客の買い物の仕方に変化が生じているとし、高級ブランド品市場をにぎわしていた中国人観光客がすっかり売り場に姿を見せなくなったと伝えている。





■中国人はなぜ自国ブランドを嫌い、海外ブランドを好むのか?―米華字メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61268
2012年5月15日 18時30分

2012年5月11日、米華字サイト・多維新聞は、中国の消費者がなぜ自国のブランド品を嫌い、海外ブランドに憧れるのかについて分析した。

第1の理由は、中国企業が高級ブランドを育てる意識に欠け、消費者が満足できるブランドが存在しないことだ。中国は昔、精巧な手工芸技術や希少な原材料を持っており、シルクや陶器など、当時の欧州の宮廷貴族に賞賛され、高額で取引されたこともあった。しかし現在は、高級品や逸品としてのブランドは中国には存在していない。その主な原因の1つは、中国企業が長期よりも短期を重視する傾向が強いことにある。投資に対して素早いリターンを求めるため、高級ブランドを育てるために必要な長い時間や巨大な資金、労力の投資を嫌うのである。

2番目は、ブランドを育てるためには長い過程が必要であることが挙げられる。フランスは何百年という時間をかけてルイ・ヴィトンやディオール、シャネル、エルメスなどの高級ブランドを育ててきた。一方中国は、過去1世紀以上にわたって混乱の時代を過ごし、貧困に苦しみ、歴史上のブランドなどが伝承される術がなかった。改革開放後、中国経済は目覚しい発展を遂げ、世界の製造業を担う国として名声を得た。しかし、大量生産は世界トップレベルのブランドのイメージや品位にふさわしくないため、中国には未だに世界で知られる高級ブランドが生まれていない。中国のハイエンド層が中国のブランドを認めていないのも、この理由によるものである。

3番目の理由として、中国人が海外高級ブランド製品を通じて自分を認めてもらいたいという強烈な意識を持っていることがある。どんな階層であれ、多くの中国人は海外の高級品を所有することによって自分自身の地位や身分を証明したり、自分を認めてもらいたいという意識を持っている。

また、一部の人々には外国製品を盲目的に崇拝する心理があるため、海外では高級ブランド品として認知されていないようなブランドも、中国国内では高級ブランドとして認識されているケースもある。



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