2012年6月13日水曜日

■猛毒の薬品に包まれ育つリンゴ、見た目はきれいでも人体には悪影響―山東省煙台市


猛毒の薬品に包まれ育つリンゴ、見た目はきれいでも人体には悪影響―山東省煙台市
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2012年6月13日 6時3分

2012年6月12日、中国・山東省煙台市棲霞と招遠はリンゴの名産地として知られ、大ぶりで甘くみずみずしい紅富士という品種を生産。年の生産量は百数十万トンに上る。有害な薬品が塗られた袋が使用され、問題となっている。新京報が伝えた。

そんな人気のリンゴを作るうえで、彼らリンゴ農家にとって今の時期はとても大事な時期といえる。今の時期リンゴはまだ杏ほどの大きさ。病害虫から守り表面の斑点を軽減するため、この地域のリンゴ農家たちは、この時期からリンゴに袋かけを行う。

同地区のリンゴ農家によると、この手法は10年ほど前に現地政府の勧めにより普及し、今では多くのリンゴ農家が行っているが、近年リンゴに被せる袋に問題が発生しているという。政府が進めた当初、袋には薬品は塗られていなかったが、近年薬品が塗られている袋が出回り、薬品がないものより値段は高いものの、成長した果実はみずみずしく斑点もないため、多くのリンゴ農家が使用している。

袋の販売店は袋に店の情報を印字しないばかりか、袋に塗っている薬品についても説明せず、さらに北京から取材にやってきた記者に対して強い警戒心を示し、袋を売ろうとはしなかった。販売店は薬品について説明していないが、現地のリンゴ農家や農業関連の企業技術員はそろって、殺菌効果のあるアルシンなどが使われていると語る。アルシンはヒ素と塩素の化合物で、吸入した場合血液や腎臓に影響し、死に至ることもあるほどの猛毒。

このような製品の氾濫について、農薬登記審査員会は2011年末の会議で、アルシンを含む製品が安全に対する影響について協議、関係機関へ関連製品の登記を取り消すよう呼びかけることとなった。まだ国の農業部からの正式な通知は出ていないが、業界内ではすでにアルシンを含む製品は使用禁止すべきだという考えが広がっている。



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