2013年1月21日月曜日

■中国人団体客2万5000人、来年5-6月に韓国旅行


中国人団体客2万5000人、来年5-6月に韓国旅行
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/16/2013011601446.html
2013/01/16 12:55 朝鮮日報

 韓国観光公社は15日、日用品販売を手掛けるアムウェイの中国法人(アムウェイ日用品有限公司)が、販売員の報奨旅行先に韓国を選んだと発表した。来年5月から6月にかけ、販売員とその家族2万5000人余りが約3200人ずつ8回に分け、4万トン級のクルーズ船で全羅南道麗水市と釜山市、済州島を訪れる。単一の来韓団体客としては過去最大規模で、これまでの最高記録となる2011年9月の約1万1000人(中国・宝健日用品有限公司の報奨旅行)に比べ、2倍以上多い。中国アムウェイは以前、オーストラリアや台湾、米国などへの報奨旅行を実施した。

 旅行は5泊6日で、食事や宿泊は船内を利用する。観光公社は、この団体旅行で400億ウォン(約34億円)の直接消費、720億ウォン(約60億円)の生産誘発効果を見込んでいる。

 中国アムウェイは昨年6月、韓国と日本の2カ国を訪れる計画を発表したが、尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐり日中の関係が悪化したことから、観光公社の提案を受け入れ韓国を単独で訪問することを決めたという。

 観光公社インセンティブ・展示チームのシム・ヘリョン・チーム長は「中国アムウェイは2009年にも領土問題などを理由に日韓への報奨旅行を取りやめている。昨年に再び領土問題で日中関係が悪化すると、アムウェイは日本だけでなく韓国への旅行取りやめも検討した」と説明した。だが、観光公社はプレゼンテーションなどで約3000人が一度に夕食を取る施設を備えていることなどをアピールし、誘致にこぎつけたという。アムウェイ側は4度にわたり麗水市と釜山市、済州島を事前調査に訪れた。

 観光公社の李参(イ・チャム)社長も積極的に動き、11年12月に中国アムウェイ本社を訪れたほか、昨年8月には釜山市での事前調査に同行した。

 自治体の努力も功を奏した。観光公社の関係者は「麗水市には4万トン級のクルーズ船が接岸できる施設がなく、一時は訪問計画が白紙化しそうになったが、全羅南道が光陽港の貨物ターミナルを入国手続きのための臨時ターミナルとして活用する案を出したため、アムウェイ側の同意を取りつけることができた」と語った。また、釜山市は事前調査チームの案内を買って出たほか、済州島は観光公社と共同で韓国訪問提案書を提出した。




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