2013年1月21日月曜日

■ネット消費が拡大するファッション業界


ネット消費が拡大するファッション業界
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/20/2013012000174.html
2013/01/20 09:14 朝鮮日報

 「景気低迷のため売り場で服を買う顧客は少しずつ減少している一方で、インターネットやスマートフォンで服を買う人は増えている。われわれも来年の初めにはオンライン市場を強化し、スマートフォンのアプリケーション(アプリ、応用プログラム)でも服が買えるようにしようと思う」。スウェーデンのファストファッション大手「H&M」の代表、カール・ヨハン・パーソン氏が昨年11月27日、英紙フィナンシャルタイムズのインタビューの際に話した内容だ。

 ファッション業界で今「オンライン戦争」が熱い。スペインのブランド「Zara」が一昨年9月からオンライン販売に参入したのを皮切りに、低価格と流通の速さを武器にしたファストファッション各社が、先を争ってオンライン販売競争に参入している。

 H&Mは今年初め、米国全域に商品を配送するオンライン・ショッピング・モールをオープンさせる。同社は「いつオンラインストアがオープンするのか、という顧客の問い合わせが相次いでいる」と話した。オンラインストアは、全世界どこからでも接続が可能であり、英語でサービスする米国のオンラインストアを開設するということは、事実上韓国を含む全世界の顧客を対象にすることになる。

 昨年8月には韓国のファスト・ファッション・ブランド、エイトセカンズ(8seconds)もインターネット・ショッピング・モールとモバイル・ショッピング・モールを同時開店した。同社は「スマートフォンで服を買う割合が全体のオンライン売り上げの13%を占めている。特に20代が爆発的な反応を見せている」と話した。H&Mは全世界で約200店の店舗を、エイトセカンズは韓国全土に12店の店舗を持っている。米国の衣料メーカーのアバクロンビーやGAPは、オンライン競争に素早く適応し、成功を収めているケースだ。アバクロンビーのオンラインでの売り上げは全体の15%、GAPは10%に達している。アバクロンビーの担当者は「中南米、東南アジアに出店するには制約が多いが、オンラインストアはこのような悩みを解決してくれる。モバイル・ショッピング・モールも間もなく開設するつもりだ」と話した。

 最近、ブランド会社もオンラインストアの開設に積極的だ。米国のアパレル企業ラルフ・ローレンは「(今年)9月に韓国向けのオンライン・ショッピング・モールを開店する。最近では男性客がオンライン・ショッピング・モールを利用する割合が高まっており、オンラインストアは男性客を取り込むための取り組みの一つだ」と話した。

 業界関係者は「大型の店舗を持つ会社が、あえてオンライン事業に参入する必要があるのかと思うが、最近のような不況では、売り場の数や規模を増やすよりもオンライストアをオープンさせる方がより効果的だ」と話した。




0 件のコメント:

コメントを投稿