2013年2月24日日曜日

■<レコチャ広場>軍国主義なのは北朝鮮であって、日本ではない―中国


<レコチャ広場>軍国主義なのは北朝鮮であって、日本ではない―中国
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2013年2月23日 7時30分      

2013年2月19日、中国の大学教授で作家の衛金桂(ウェイ・ジングイ)氏は「軍国主義なのは北朝鮮であって、日本ではない」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

「日本軍国主義」は中国人にとって最もおなじみの言葉だ。日本が少しでも軍備拡張のそぶりを見せただけで、中国人はすぐに「軍国主義の復活を画策している」と決めつける。しかし、本当の軍国主義国家である北朝鮮に対しては婉曲的な表現を使い続けている。こうした姿勢がわれわれの神経を麻痺させているのだ。

軍国主義の根本的な特徴は、絶え間ない軍備増強と侵略行為にある。国家の政治、経済、軍事、文化、社会生活などすべてを軍事力に注ぎ込むというやり方は、30年代の日本を見れば明らかだ。しかし、戦後の日本は民主主義政治を貫き、経済立国の道を進んだ。平和な日本人が再び結束して軍国主義の道を歩むとはとうてい考えられない。だが、北朝鮮では軍人が最も素晴らしい職業であり、敵対意識を植えつける教育を国民に施している。さらに、巨額の軍事費を捻出するため、教育費や医療費を犠牲にしている。こうした国こそが軍国主義国家なのだ。

軍国主義国家では国民が崇拝する人物が必要だ。第2次世界大戦時の日本は天皇だったが、今の北朝鮮では金(キム)一族だ。日本メディアが若者に行った調査では、「戦争が起こった場合、国を守るために自分の命を捧げろと言われたらどうしますか」との問いに、否定的な答えが多数を占めた。だが、北朝鮮では金氏に「死ね」と命令された国民は死ぬしか道はない。

北朝鮮では数十年に及ぶ洗脳と政治的圧力の結果、「米帝国主義が北朝鮮を脅かしている」という強固な観念が国民全体に浸透している。北朝鮮でボランティア活動を続けるネパール人医師によると、手術を手がけた1000人を超す白内障患者のうち、数十年ぶりに目が見えるようになったある患者は、まず最初に金親子の肖像画の前でひざまずき、号泣しながら「米帝国主義を打ち負かし、将軍様の恩に必ず報いる」と誓ったという。

北朝鮮の悪辣な軍国主義は、第2次世界大戦時の日独伊3国をはるかに上回っている。この怪物を中国が容認してきたことから、事態はさらに悪化してしまった。北朝鮮の核の危機は、尖閣諸島をめぐる日中間の対立よりもはるかに深刻で、長期的、全面的な危険だといえるだろう。



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