2011年11月19日土曜日

■日本製おむつ・菓子、原発事故で韓国への輸入減


日本製おむつ・菓子、原発事故で韓国への輸入減
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/11/19/2011111900297.html
2011/11/19 08:24 サーチナ

 今年3月の東日本巨大地震の影響で、韓国では紙おむつ、菓子など日本製の乳児用品や加工食品の売り上げが減少し、輸入が激減していることが、韓国国税庁の調べで18日までに分かった。

 日本製おむつの輸入量は、2月には346トンに達したが、10月には半分の167トンに落ち込んだ。輸入額も2月の209万ドルから10月には111万3000ドルへと減少した。東京電力福島第1原子力発電所の事故で、日本製品全般に対する不安感が高まったことが原因だ。

 大王製紙の紙おむつ「グーン」は、自主的に放射能測定器で検査を行っているが、それでも消費者の不安を完全に解消することはできなかった。

 オンライン販売サイト「11番街」によると、グーンは2月時点で紙おむつ販売量の22%を占めたが、11月にはシェアが12%まで落ちた。反対に韓国の柳韓キンバリーの「ハギーズ」はシェアを2月の40%から11月には58%に伸ばした。

 菓子や離乳食などを生産する日本の乳児用食品メーカー、和光堂の製品も、10月の売上高が地震発生前の2月に比べ70%も減少した。日本産粉ミルクの売り上げも同じ期間に約43%減少した。

 食卓にも異変が生じた。大型スーパーマーケットなどでは、東日本巨大地震以降、日本の水産物が姿を消した。Eマートで昨年3月から10月までに販売された日本産の生サバなどは総額約6億ウォン(約4050万円)に達したが、今年3月には日本産生サバを全く輸入しなかった。また、これまでに日本産が大半を占めた生タラも、米アラスカ州からの輸入に切り替えた。

 これに対し、日本人が好むサワラは、日本への輸出が増え、韓国産の販売価格が30%以上値上がりした。天然塩も対日輸出の増加で価格が30-40%上昇した。イーマート水産チームの責任者、チェ・ジンイル氏は「対日輸出が増えた上、輸入が減少したことで、韓国産水産物は例年に比べ全般的に価格が上昇した」と説明した。

崔宝允(チェ・ボユン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



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