2011年11月10日木曜日

■ボージョレ、ハイボール…電鉄各社が酒飲み客争奪戦


ボージョレ、ハイボール…電鉄各社が酒飲み客争奪戦
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/111110/wec11111012040003-n1.htm
2011.11.10 12:02 (1/2ページ)[関西企業]

のれんやちょうちんで居酒屋風に飾り付けられた「おでんde電車」で、盛り上がるサラリーマンら=大津市の京阪電鉄石山坂本線

 17日に解禁となるフランス産ワイン「ボージョレ・ヌーボー」に合わせ、車内でボージョレが楽しめる団体列車が登場する。また、最近人気が高まっているハイボールが列車の中で飲み放題というプランも関西に初お目見えする。左党を新たな観光客に…と、関西の電鉄各社が飲料メーカーと組み、貸し切り列車でアルコール飲料が楽しめる企画が相次いでいる。

 近畿日本鉄道グループの旅行会社、クラブツーリズムは23日、サントリーの系列会社と組み、近鉄の団体列車「楽」号を往復で貸し切り、大阪上本町-桑名駅の区間でボージョレ・ヌーボーが楽しめる日帰りイベントを実施する。

 列車内でボージョレ・ヌーボーを味わい、桑名駅に到着した後は、テーマパーク「なばなの里」(三重県桑名市)で、世界各国から集められた数百種・1万2千株の花々やイルミネーションが観賞できる。既に予約は募集定員の250人に達し、「キャンセル待ちが続出」(PR担当者)という人気ぶり。

 また、近鉄名古屋駅-賢島駅間を月に1度運行する、近鉄と三重県志摩市のコラボ(協業)企画では、来年1月、新春の景色を眺めながら地酒を酌み交わすイベントを計画中だ。

 一方、阪急阪神ホールディングス傘下の能勢電鉄はサントリービア&スピリッツと組み、12月3、4の2日間限定で、ハイボールが飲み放題という貸し切り列車を関西に初めて導入する。川西能勢口を発着点に、妙見口、平野、日生中央の各駅を巡回するコースを計3回運行する。

 さらに、京阪電気鉄道も石山坂本線(石山寺-坂本駅)で、来年1月に向け恒例の「おでんde電車」の運行を準備中。車内をのれんやちょうちんで居酒屋風に飾り付け、おでんと、日本酒の熱燗(かん)などが味わえる人気企画。電車に揺られてアルコールをたしなめば、普段と違った風景も見えてきそうだ。


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