ルーヴル美術館、外壁をLED照明に
2011/12/7 10:31 日経Web
フランス・パリのルーヴル美術館で建物の外観を照らす照明を発光ダイオード(LED)に切り替える工事が一部完成、6日に点灯式が開かれた。照明器具は、東芝が同美術館専用に開発して提供。従来のハロゲンランプなどに比べやや白みが強く、ライトアップ時に壁面装飾の陰影がより強調される。2013年までに切り替えを終了、消費電力は73%減るという。
今回LED照明を設置したのは、美術館入り口に当たるガラスのピラミッドと、その周りのナポレオン広場に面した壁面の一部。13年までには広場全体と中庭の照明が順次LEDに置き換わる。照明器具が4500台から3200台に減り大幅な省エネとなるほか、電球が長持ちする長所もあるという。
式に出席した東芝の佐々木則夫社長は記者団に対し「明かりは文化の象徴。東芝の創業事業でもある照明分野で欧州展開を進めたい」と語った。
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