2011年12月6日火曜日

■八尾観光開発が再生法申請 負債、今年最大の98億円


八尾観光開発が再生法申請 負債、今年最大の98億円
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20111206-OYT8T00018.htm
(2011年12月6日  読売新聞)

 富山市八尾町地区のゴルフ場、八尾カントリークラブを運営する八尾観光開発(富山市八尾町深谷)が5日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同地裁から保全命令と監督命令を受けた。民間信用調査会社「東京商工リサーチ富山支店」によると、負債総額は98億8900万円で県内では今年最大。平成に入ってからでは、福田勘産業(332億円)、生産技術(145億円)、東洋リゾート(140億円)などに次ぐ規模の大型倒産となる。

 同支店などによると、八尾観光開発は1988年設立で、資本金は4億5000万円。94年に八尾カントリークラブを開業し、会員は約1300人。最盛期の97年12月期には6億2300万円を売り上げていた。その後、同クラブの利用者の減少に伴い、2010年12月期に売り上げが4億1600万円に縮小、債務超過の状態が続いていた。

 近年は、会員権の預託金返還訴訟が起こされていたほか、10年間先延ばししていた預託金の償還が来年1月に迫っていたことから、自力再建を断念したとみられる。

 ジェネリック医薬品(後発医薬品)製造国内最大手の日医工(富山市)が筆頭株主で、同クラブでは、10年から日本女子プロゴルフ協会公認ツアー「日医工女子オープンゴルフトーナメント」が開催されている。


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