2011年12月8日木曜日

■ツリー内観光案内所 費用重く… 墨田など6区 共同設置断念


ツリー内観光案内所 費用重く… 墨田など6区 共同設置断念
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120802000027.html
2011年12月8日 朝刊

  来年五月に開業する東京スカイツリーの地元の東京都墨田区と隣接する五区が、ツリー内で計画していた共同観光案内所の設置を断念していたことが七日分かった。費用負担の大きさや、墨田区が単独で別の案内拠点をツリー内に開設することが、主な断念の理由という。

 同日の台東区議会の委員会で区が明らかにした。

 共同観光案内所の設置は、二〇〇六年から、墨田区を幹事にして台東、葛飾、江戸川、足立、江東の六区が協議してきた。観光案内のスタッフを配置し、ツリーから各区に足を延ばしてもらうことを想定。事業主の東武鉄道は、ツリーのタワーゾーン一階の約八十平方メートルを有償貸与する案を示していた。

 しかし、各区の試算で、初期整備費は一区当たり約八百万円、年間の維持管理費は同約四百三十万円と判明。江戸川、足立、江東の三区は費用がかかりすぎるとして撤退を決めた。

 墨田区はツリーの東ゾーン五階に「産業観光プラザ すみだ まち処(どころ)」の単独設置が決まったこともあり、不参加を決定。残る二区だけでは実現困難なことから計画は頓挫した。



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