2012年6月1日金曜日

■LCC:「格安移動時代」テークオフ 国内3社、運賃出そろい


LCC:「格安移動時代」テークオフ 国内3社、運賃出そろい
http://mainichi.jp/feature/news/20120531ddm008020084000c.html
毎日新聞 2012年05月31日 東京朝刊

 全日本空輸などが出資する格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンが30日、8月に就航する成田−福岡など3路線の運賃を発表した。航空大手の正規料金の2割〜半額程度となる。3月に就航した同じ全日空系のピーチ・アビエーション、7月に就航する日本航空系のジェットスター・ジャパンを含め、これで国内LCC3社の運賃が出そろい、日本の本格的なLCC時代が幕開けする。【宇田川恵】

 「日本では飛行機は特別な人のための乗り物だった。バスや電車と同じ感覚で飛行機に乗る時代が来た」。エアアジアの岩片和行社長は記者会見でこう語った。同社は8月1日から成田−福岡、新千歳の2路線、3日から成田−那覇線を運航。就航記念として6月3日まで片道5円の航空券を1万席分販売する。

 エアアジアの参入で、LCC各社の運賃競争は激化しそうだ。エアアジアの3路線はジェットスターと競合する。エアアジアは最低運賃をジェットスターより低く設定したが、エアアジアの記者会見後、ジェットスターは急きょ、エアアジアより低い新たな運賃を発表した。

 一方、ピーチは国内初の本格的LCCとして知名度を上げ、大型連休中の利用率は全路線で90・8%と大手航空の国内線利用率(7割程度)を大きく上回った。ジェットスターは同一路線でピーチより低価格を提示。ピーチは7月から関西−福岡線の最低運賃をジェットスターと同額に引き下げる。



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