2012年6月2日土曜日

■「昭和の町」が「まちづくり情報交流大賞」


「昭和の町」が「まちづくり情報交流大賞」
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001206010001
2012年06月01日 朝日Web

 豊後高田市の「昭和の町」が、都市の再生整備に優れた実績を上げたとして全国の手本となる「第7回まちづくり情報交流大賞」(まち交大賞)を受賞することが決まった。市が31日に発表した。九州では第4回の熊本市都心部地区に次いで2カ所目。今月15日に都内で表彰式がある。

 国土交通省のまちづくり交付金で都市整備を進める全国358自治体でつくる「まちづくり情報交流協議会」が毎年実施している。

 「昭和の町」は2001年、さびれた商店街の活性化を目指し、「昭和30年代」の再現をテーマに取り組みを始めた。市中心部の83・5ヘクタールを対象に、商店街に観光の要素を盛り込む事業を進めてきた。

 集客基盤施設となる昭和の夢町三丁目館、商店街の街並み、駐車場、道路、中央公園などの整備、空き店舗活用などをした。2006年度から5年間は都市再生整備計画の第1期事業を実施し、昨年度から第2期事業に入った。昨年度までに投入した事業費は国、県の補助金約9億円を含め総額で約20億円に上る。

 この結果、当初は「ゼロ」だった観光客は2004年度は約25万人、昨年度は41万人に。2003年度には35店あった空き店舗が2010年度には18店舗に減り、アンケートによる「まちの魅力度」(5点満点)が2005年度は「3」だったのが、2010年度は「4・5」にアップした。審査では、計画が優れている上に観光客数など数字で目に見える効果が出ていることが評価された。

 永松博文市長は「昭和の町は様々な賞を受けたが、全国一は初めて。難しい事業だが挑戦してよかった。ごほうびだと思う。自信もついた。これからも頑張ろうという気持ちだ」と喜びを表した。



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