2012年8月1日水曜日

■不況の中で笑う韓国免税店…日本・中国人観光客のおかげ


不況の中で笑う韓国免税店…日本・中国人観光客のおかげ
http://japanese.joins.com/article/607/156607.html?servcode=300&sectcode=300
2012年07月31日16時01分 [ⓒ 中央日報]

 30日午後、ソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテ免税店。中国人・日本人観光客で混雑している。 外国人観光客が主に訪れる免税店は、深刻な不況に苦しむデパートとは対照的に、売り上げが大きく伸びている。   30日午後、ソウル小公洞(ソゴンドン)のロッテ百貨店本店。 デパート休業日のこの日、正門はシャッターが閉まっていたが、免税店(9-11階)につながるビル後方のエレベーターは中国人と日本人の観光客で混雑していた。

  9階の免税化粧品売り場も同じだ。 上海から友達4人と来たというシェンさんは「人民元で買い物ができるし、通訳もいるので、安心してたくさん購入した」と語った。 シェンさんは手に6つのショッピングバッグを持っていた。 韓国産化粧品ブランド「LANEIGE」売り場のマネジャーは「顧客のパスポートを見ると、中国人が約9割にのぼる」と述べた。

  今年上半期、韓国免税店の売上高は前年同期比で30%以上も伸びている。 深刻な消費沈滞で実績不振に苦しむデパートとは対照的だ。 ロッテ百貨店本店の免税店の売上高は、前年同期比33%増の6000億ウォン(約420億円)となった。 ホテル新羅の免税店は9059億ウォンで、前年同期比39%増えた。

  こうした売上高の急増は中国人観光客のおかげだ。 中国人の主婦と団体観光客が大きく増え、免税店の売上高全体に中国人が占める比率は50%を超えるほどになった。 ホテル新羅の免税店の場合、中国人の売上高比率は昨年の39%から今年は52%に高まった。

  増える観光客に合わせて免税店は売り場を拡張している。 ロッテ百貨店はデパートの売り場を減らし、免税店を増やしている。 ロッテ本店の免税店は従来2階(10-11階)だった売り場を年初に3階(9-11階)に増やした。 ロッテ蚕室(チャムシル)店も先月、10階の免税店を9-10階に拡張した。 COEXモール内の売り場も約165平方メートル(50坪)ほど広めた。 ホテル新羅も従来の免税店の建物(6998平方メートル)を新築し、規模を約2868平方メートルほど拡張する計画だ。

  ロッテ百貨店はデパートとして使用する9階の空間の一部を、31日から中国顧客向けの売り場に変更する。 ロッテ百貨店のシム・ギョンソプ雑貨部門長は「韓国人の顧客が減り、中国人観光客が増えているので、専用売り場を設置することにした」と説明した。

  一方、韓国人が主に訪れるデパートは不振が続いている。 ロッテ、新世界・現代百貨店とも上半期の売上高は1けた成長(1-7%)にとどまった。 物価上昇率を勘案すると、実質的には横ばいと変わらないという分析だ。

  デパートは類例がない長期セールを行ったが、大きな成果はなかった。 新世界の場合、6月末から先週末まで1カ月間もセールが続いたが、売上高は前年同期比1.6%増にとどまった。



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