2013年2月5日火曜日

■なぜ北京はこれほど渋滞するのか?上海との対比から知る大都市病の理由―中国


なぜ北京はこれほど渋滞するのか?上海との対比から知る大都市病の理由―中国
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69106&type=
2013年2月4日 12時43分      

2013年2月1日、フィナンシャル・タイムズ中国語電子版は記事「北京と対比しての上海の優位はどこにあるか」を掲載した。

先日発表された統計によると、中国で人口最大の都市は上海で2347万人。2位が北京の2069万人となった。北京の人口は上海よりも少なく、しかも総面積は上海の倍以上と広いのだが、渋滞の深刻さは上海をはるかに上回る。これはなぜだろうか。

これは単に道路計画がうまくいったかどうかだけの問題ではない。より大きな、成長のアンバランスが背景にある。北京は広いといっても、経済的には朝陽区、海淀区、豊台区、石景山区、東城区、西城区の中心6区に集中している。この6区の面積は市全体の8%に過ぎないが、GDPは75%を占めているのだ。一方、上海は中心部が生み出すGDPは市全体の40%。比較的拡散している。

さらに市外にも目を向けると、上海が存在する長江デルタは杭州、蘇州、無錫、南京など多くの経済的に発展した大都市があり、経済活動や雇用を分散する形になっている。一方、北京が存在する京津冀経済区は北京、天津にばかり集中してしまうという問題もある。

経済だけではない。北京は首都として、政治、文化、教育などあらゆるリソースが中心部に集中している。大型国有企業や大学、政府機関を北京から移すこと。今すぐ実現は難しいかもしれないが、長期的には良策となるだろう。



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