2013年2月15日金曜日

■尖閣・レーダー…春節商戦、中国人観光客が激減


尖閣・レーダー…春節商戦、中国人観光客が激減
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130211-OYT1T00519.htm?from=popin
(2013年2月12日07時04分  読売新聞)

 10日、中国の旧正月に当たる春節を迎えたが、百貨店などの春節商戦は盛り上がらない。

 日中関係の冷え込みで、来日する中国人観光客数は激減し、百貨店各社はあきらめ顔だ。一方、東南アジア諸国からの観光客は大幅に増えており、「新たなお得意様に」と取り込みに懸命だ。

 ◆普段通り

 東京・銀座の松坂屋銀座店は10日午後、バレンタインの催事などでにぎわったが、中国人観光客の姿はまばらだった。ある店員は「以前は数百万円もする腕時計を買う中国人客もいたのだが、今年は仕方がない」と嘆く。昨年は、店内に中国語のポスターなどを掲げたが、今年の売り場にはない。

 国内消費の低迷に悩む百貨店にとって、高額商品を大量に買い込む中国人観光客が押し寄せる春節商戦は「年に数度のかき入れ時」(大手百貨店)だった。

 しかし、昨年9月の尖閣諸島の国有化以降、中国人観光客は激減している。独立行政法人・日本政府観光局の推計では、昨年10~12月の来日客数は前年同月比3~4割減で推移している。1月も「中国人客の売り上げは半減した」(松屋)という。

 高島屋日本橋店は昨年、扇子や風呂敷など日本土産の展示コーナーを設けたが、今年はなし。そごう・西武も昨年は中国語の商品パンフレットを用意したが、今年は「普段通りのサービスで」(広報)と、一歩引いた構えだ。中国海軍のレーダー照射問題もあり、「中国人客と日本人客のトラブルも心配で、大きく打ち出しにくい」(大手百貨店)と苦慮している。

 ◆官民で誘致

 代わって各社が期待するのは、タイやインドネシア、シンガポールなど東南アジア諸国からの観光客だ。

 官民挙げての訪日プロモーションの強化やチャーター便の就航などの効果で、来日客数が増加した。昨年12月は、中国が2万7000人減の5万2400人だったが、タイ、シンガポールなど東南アジア4か国の合計は1万9000人増の8万3600人だった。

 そごう・西武は「海外ブランドのバッグや時計など高額商品が人気で、購買意欲は中国人に負けない。好みや振る舞いも日本人に近い」と期待を寄せる。

 大丸松坂屋は、花見シーズンに外国人観光客を対象に5%の割引券を配布するなど、幅広く誘客する予定だ。パルコは2月下旬からシンガポールの繁華街にある商業施設に渋谷系ファッションの特設売り場を設置し、現地の若者に、日本への買い物旅行を呼びかける。

 タイやシンガポール、マレーシアなどに出店している三越伊勢丹グループは、各国のカード会員に日本行き航空券を抽選でプレゼントしたり、買い物クーポン券を配ったりしている。




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