2011年12月8日木曜日

■【米国ブログ】オリンパスに見る日本企業やマスコミの隠ぺい体質


【米国ブログ】オリンパスに見る日本企業やマスコミの隠ぺい体質
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1208&f=national_1208_035.shtml
2011/12/08(木) 10:26
   
 米国のブログ「toshogu.blogspot」では、光学機器大手オリンパスの損失隠しの背景に触れ、日本企業の体質について語っている。

 筆者は、オリンパスの損失隠し問題について告発した前社長マイケル・ウッドフォード氏は、10月に社長を解任されていると背景を説明。会社側は同氏を厄介な告発者だから辞めさせたのではなく、日本の会社の管理スタイルと日本文化を理解できなかったために解任したと主張している。

 ウッドフォード氏が巨額の損失隠しを説明するよう求めたが、会社側は明らかに隠蔽しようとしていることが分かったという。ウッドフォード氏は、当時の副社長の森久志氏に「あなたは誰のために働きますか?」と訊ねられたときに、会社のためという答えを期待したが、「菊川さんのためだよ」と答えたのにショックを受けたと振り返っている。

 筆者は、日本文化を理解しない外国人がクビになると、日本に残る外国人ビジネスマンはいなくなると語っている。あらゆる文化において組織の特質はある意味ユニークだが、日本の特徴は、会社への忠誠を強調することや長期雇用の安定、年功序列で知られているとし、会社は排他的な傾向にあるとの見方を示している。

 筆者は日本のメディアについても、政財界の権力によって記事内容が左右されていると指摘している。

 日本の金融関係のジャーナリストは、ウッドフォード氏の告発をある月刊誌で特集する予定だったが、白紙に戻されたと告白したという。また、さらに悪いことにこのニュースは日経新聞ではなく、英フィナンシャルタイムズ紙が11月16日付けで最初に報じたと批判している。

 筆者は、ウッドフォード氏がどんなに警鐘を鳴らしたとしても、日本の閉ざされた実業界は因襲と忠誠心にしばられており、従業員も株主からも、変化を求める叫びは聞こえてこないのが現状だと記している。



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