【仏国ブログ】バレンタイン、日本の風習に従い義理チョコを買った
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0215&f=national_0215_011.shtml
2013/02/15(金) 09:19
フランス人女性が、自身のブログ「Maki au foie gras」で、日本のバレンタインについてつづった。
フランスのバレンタインは、男性が女性に贈り物をするのが一般的だ。そのため筆者は、日本のバレンタインの伝統では、昔から女性が男性にチョコレートを贈ると説明。また、好きな男性だけでなく、家族や同僚にもチョコレートを贈り、そのチョコレートにも価値の違いがあり、それが本気なのかどうかは一目瞭然で分かるようになっていると述べた。
本気で付き合いたいと思っている男性に対しては、手づくりチョコを贈るのがいちばん良いとされており、日本のインターネットやお店ではいろいろな手づくりキットが売っているとも紹介。こうして愛を込めて作られたチョコレートは『本命チョコ』と呼ばれていて、もし手づくりチョコを受け取った男性がいたら、それがたとえおいしくなかったとしても、幸せな立場だと解説した。
また、友人の男性や父親に贈るチョコレートは、お店で慎重に選んだ箱詰めのものを買い、同僚や上司に贈るチョコレートは『義理チョコ』と呼ばれており、より安いものが選ばれると言及。筆者は、『義理』という言葉をフランス語に訳するのは難しいとし、「道徳上の義務」という言葉を選んで説明した。
筆者は、このようにして日本人女性は毎年のように時間とお金を浪費しなければならず、5~10個の高価なチョコレートを買っていると述べた。さらに、フランス人なら「ひどすぎる。何てかわいそうな日本人女性たち!」と言うに違いないとした上で、日本にはフランスにはない『ホワイトデー』という日がバレンタインから1カ月後に控えており、今度は、男性が女性にお返しを贈らなくてはならないとも付け加えた。
これらの伝統は、チョコレートやビスケットなどのビジネスには大変な恵みであり、筆者が働いているというレストランでは、オリジナルチョコレートが作られたが、3~4日で1500箱が完売したほどだとも説明した。
また、筆者はバレンタインを前に、約15日間にわたって、日本人の男女の友人に何をどうするべきなのかを尋ねたという。何を悩んでいたかというと、「大量にチョコレートを買うと高い」、「外国人だから義理チョコを渡さなくても許されるか」、「フランスと日本のバレンタインの伝統が真逆なため、女性がリードしてまず気持ちを伝えるということに違和感がある」、「チョコレートをあげたくない同僚がいる」、「自分自身がチョコレートを食べたいくらいだ」などと考えたという。
ただ一方で、「郷に入れば郷にしたがえ」、「新しい経験は貴重である」、「同僚が期待しているのなら、それに応えないわけにはいかない」、「3箱の安いチョコレートなら予算内である」、「ホワイトデーに何かお返しをもらってみたい」という気持ちもあり、日本のバレンタインの慣習に従うのもよいのかなとも考えた。
結局、バレンタインの前日、筆者は同僚が分けて食べられるような1箱のチョコレートを買ったが、半分ほどは自分で食べてしまったという。そこで、改めて3人の同僚の男性にチョコレートを1箱ずつ買うことにした。結果的に、3人とも非常に喜んでくれ、筆者は「男性も女性のようにチョコレートで気分が良くなる」という結論に至った。
フランス人女性が初めて経験する日本のバレンタイン。真逆の習慣であるがゆえに筆者が抱いた葛藤が、手に取るように伝わってくる。結果的に日本人の風習通りに、義理チョコ買いを実践した筆者が下した結論も興味深い。時間とお金をさくことに対して、日本人よりもシビアなフランス人の感覚も伝わってきた。
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