牛乳川と揶揄される、長年の水質汚染で白濁と悪臭―北京市
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2013年3月25日 7時20分
2013年3月23日、北京市郊外の朝陽区管庄郷に、工場排水やゴミなどによって白濁し悪臭を放つ川がある。村人はこの川を揶揄し「牛乳川」と呼んでいる。チャイナフォトプレスが伝えた。
3月22日は国連「世界水の日」。だがこの日村を訪れた記者に、村人はこう語った。「川が臭い。この20年ずっとこう。工場排水に生活汚水、大便なんかも流す。お上に何度も訴えたけど、何も変わらないよ」。川は約3キロにわたって白濁し、黒い泡が浮かんでいた。ビニール袋、紙くず、布きれなどの生活ゴミであふれている。汚染は川下にいくにつれひどくなり、動物の死がいまである。
村人によれば、20年前に汚染が始まる以前は、川は夏になると川底まで見通せるほど澄んでいたという。かつて人々はここで魚を釣り、洗濯や野菜を洗って暮らした。だがもうここで魚を見ることはない。
最近、当地の行政機関は川の汚染改善に取り組むと約束した。汚染は農村部の周囲で急速に都市化が始まったため、下水管の整備が追いつかずに起きたものだとし、すでに下水管の設置に着手したという。村人はいつか再びこの川で魚釣りができる日を心待ちにしている。
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