2013年3月25日月曜日

■日本という国家の品格は何か?―華字紙


日本という国家の品格は何か?―華字紙
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2013年3月25日 8時0分    

2013年3月23日、華字紙・日本新華僑報は「日本という国家の品格は何か?」と題した記事を掲載した。以下はその内容。

国家の品格を漢字2文字で表すのは、簡単といえば簡単、難しいといえば難しい。フランスならば「文化」「浪漫」が浮かぶ。英国ならば「教養」「紳士」だ。大和民族には「和気(和やかな雰囲気)」だろう。では、われわれ中華民族は何か?「仁義」「礼貌(礼儀正しい)」などいろいろ思い浮かぶが、どれも今ひとつしっくりこない。「大気(大らか)」がいちばん中国の特徴をとらえていると言えるだろう。

フランスは文化と芸術の国だ。数多くの文豪が生まれ、映画や建築、スポーツ、言語など、どれをとってもフランス独特の文化の香りがする。ルイ・ヴィトンやシャネルといった世界的に有名な高級ブランドは、フランス人の優雅さやロマンを象徴している。英国人といえば「紳士」と「淑女」の国であり、謙虚で礼儀正しく、自制心があり、穏やかで上品な物腰の「教養」あふれる民族のイメージがある。しかし、そんな彼らもかつてはユニオンジャックの下で、世界的な侵略行為を行っていた。

日本人は劣悪な自然条件の影響を受け、古くから団結して自然災害と闘ってきた。そこで生まれたのが「和」の心だ。古くは聖徳太子の「十七条憲法」の第一条に「和を以(も)って貴(とうと)しとなし、忤(さから)うこと無きを宗(むね)とせよ」とあるように、日本人は一貫して「和」を尊んできた。たがいに助け合い、協力し合う精神は日本人の魂に深く根付いており、集団意識の中核となっている。

日清戦争以来、日本人はアジアで数々の残虐行為を繰り返してきたが、後世の人が旧日本軍の戦略戦術を評価する際、その集団作戦能力の優秀さは認めざるを得ない。日本人の血液中には「和」の精神が流れている。英国と同様に侵略という醜い行為を行った日本人も、その表面上の和やかさや礼儀正しさで世の人から「和やか」という評価を得ているのだ。



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