2012年5月21日月曜日

■熟年離婚、2年連続で「新婚」離婚を上回る


熟年離婚、2年連続で「新婚」離婚を上回る
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/21/2012052101217.html
2012/05/21 13:01 朝鮮日報

 ソウル市内に住む男性Aさん(62)と妻Bさん(59)夫妻は結婚33年目を迎えた昨年、離婚を決心した。Bさんは結婚当初から夫の実家と確執があり、ずっと離婚を考えていた。Bさんは高卒だが、夫のAさんはソウルの名門大学出身という学歴の違いが問題になっていたのだ。義父は道知事を務めた人物で、夫の実家の人々は経済的に苦しい家で育ったBさんをばかにした。

 2人の間に生まれた3人の子どもたちのことを考えてBさんは我慢していたが、末息子が昨年、大学2年生になったのを機に離婚を決心した。夫のAさんは2008年に大手企業の役員を退職したが、その後も家事はBさん任せだったことや、80代後半の義母を世話しなければいけないことも離婚の理由になった。Bさんは夫にマンションや退職金などの財産分与を要求、経済的な基盤を確保した。

 ソウルでは、結婚20年以上の熟年夫婦の離婚が、新婚夫婦(結婚4年以下)の離婚を、2010年から2年連続で上回っていることが分かった。ソウル市が「2011年ソウル・サーベイ」や「2011年婚姻・離婚統計」(統計庁)などを分析した結果として20日に発表した。新婚夫婦の離婚は01年の27.9%から徐々に減少、11年は24.7%だった。その一方で熟年離婚は01年の17.8%から増え続け、11年には27.7%に達した。専門家らは、夫と妻の価値観の違いが離婚の原因とみている。イチョウ夫婦相談所で所長を務める心理学博士のイ・ソンヒ氏は「退職した夫が家事を妻任せにすることが熟年離婚増加の大きな原因」と話している。



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