2012年1月1日日曜日
■国内の空も格安航空時代へ=新設3社が相次ぎ就航
国内の空も格安航空時代へ=新設3社が相次ぎ就航
http://news.infoseek.co.jp/article/111231jijiX004
時事通信(2011年12月31日15時11分)
国内航空路線に低運賃を売りにする格安航空会社(LCC)が相次いで羽ばたき、2012年は日本の「LCC元年」となる見込みだ。外資系のLCC10社が既に参入した日本発着国際線に続き、国内線にも全日本空輸系の2社と、日本航空系の1社の新生LCCが年内に就航する計画。人の移動が活発になることで、日本経済の活性化につながることも期待される。
LCCは運航コストを引き下げ、既存の大手航空会社の3~7割程度の低運賃を実現するのが特徴。全日空と香港の投資会社が設立した「ピーチ・アビエーション」(大阪府泉佐野市)は、関西空港を拠点に、3月から福岡線と新千歳(北海道)の両路線に就航する。通常の片道運賃は福岡線を3780~1万1780円、新千歳線を4780~1万4780円に設定し、大手航空会社の半分以下の最低運賃(キャンペーン除く)を実現する。
ピーチの井上慎一最高経営責任者(CEO)は、新幹線の博多―新大阪間の片道運賃が1万5000円程度することに触れ、「これに乗れない人を狙う」と低運賃を武器に新規需要の掘り起こしに自信を見せる。
全日空とマレーシアの大手LCCが設立した「エアアジア・ジャパン」(東京)は、成田空港を拠点に8月から新千歳、福岡、那覇(沖縄県)の3路線への就航を計画。日航とオーストラリアのLCCなどが共同出資で設立した「ジェットスター・ジャパン」(東京)も成田、関西両空港を拠点に新千歳、福岡、那覇などを結ぶ路線の開設準備を急ぐ。
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