2012年1月19日木曜日
■中国観光客おもてなし 上海便就航
中国観光客おもてなし 上海便就航
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001201190001
2012年01月19日
到着ロビーで歓迎を受ける春秋航空第1便の乗客=佐賀空港、福岡亜純撮影
中国・春秋航空の佐賀―上海便が就航した18日、佐賀空港には「熱烈歓迎」など中国語の横断幕が掲げられ、日中の旗が振られるなど、歓迎ムード一色に染まった。中国からの客に県内にとどまってもらうため、観光業界はあの手この手で受け入れ態勢を工夫している。
佐賀空港にはこの日午前9時過ぎから、佐賀発の第1便に搭乗するツアー客が集まり出した。新しくできた春秋航空のカウンター前では、スーツケースを引いた客が搭乗手続き。他の航空会社より厳しい荷物の重量制限の説明に時間がかかるなどして、長い列が出来た。佐賀市川副町の主婦、矢ケ部富美子さん(56)は「佐賀から行けるのは気軽で便利。上海では、観光や夜景を楽しみたい」。
午前11時8分。尾翼の緑が鮮やかな機体が着陸すると、屋上展望台に駆けつけた市民たちは手を振って歓迎。写真に収める航空ファンもいた。
到着から約30分後、搭乗客が続々と姿を現すと、和服姿の佐賀商工会議所の女性メンバーや、空港のマスコット「むっぴー」などが出迎えた。中国と日本の旗を振り、「熱烈歓迎各位光臨九州佐賀」と書かれた赤い横断幕を掲げ「ようこそ」を意味する中国語で語りかけた。
上海市から来た医療関連の仕事に就く女性(35)は歓待ぶりに驚いた様子で「日本の温泉を巡りたい」と声を弾ませた。杭州市の陳天さん(42)は「佐賀の温泉や阿蘇(熊本県)にも行ってみたい」。
一連の就航セレモニーでは、古川康知事が中国語を交えて到着客を出迎えた。「日中国交正常化40周年の年の就航。県民の大切なお客さまとして、たくさんの思い出やお土産を持ち帰っていただきたい」
春秋航空の王正華会長は搭乗率95%を目指し、今後の利用状況次第では、現在の週2便から増便も計画している、と話した。
●案内・会話 準備着々
佐賀空港や交通機関などでも中国人観光客の受け入れ態勢が整ってきた。空港のトイレや売店には中国語の案内を掲示。税関や出入国手続きのコーナーは仮設で、国際線専用ターミナルが完成するまで使う。
佐賀市交通局は、空港とJR佐賀駅を結ぶリムジンバスの運行を始めた。49人乗りで、車体下部にスーツケースなどを積めるトランクを備える。行き先を示す電光掲示板や車内アナウンスは、中国語など4カ国語で対応。今後は佐賀大の中国人留学生が添乗員として同乗予定という。
JR佐賀駅も構内に、中国語の案内表示を追加した。佐賀ワシントンホテルプラザ(佐賀市)はフロントスタッフに佐賀大の中国人留学生を採用し、中国の銀聯(ぎんれん)カードにも対応する。
県観光連盟は、中国語の会話をまとめた「指さし会話シート」2千部を準備。買い物の支払いや食事、宿泊など場面ごとに対応でき、県内の商業・宿泊施設や店舗などに順次配布する。県バス・タクシー協会も同様のシートを加盟会社に配った。県観光連盟は「上海便就航を突破口に佐賀の知名度が上がり、一人でも多くの観光客に県内を宿泊、周遊してほしい」と期待する。
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