2012年3月18日日曜日

■地球滅亡への備えに1千万円――そろえるべき防災用品とは?


地球滅亡への備えに1千万円――そろえるべき防災用品とは?
http://www.cnn.co.jp/fringe/30005916.html
2012.03.14 Wed posted at: 14:19 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 地球滅亡の日に備えた防災用品の準備は安上がりというわけにはいかない。食料および武器などの装備や核シェルター、大地震や小惑星の衝突を想定した防災用品、それに壊滅状態から社会を再生させるための物資も要る。

実際に、こうした事態に備えて多額を注ぎ込む人たちは存在する。2012年地球滅亡説に関する著書があるベルギーのパトリック・ジェリルさんもその1人。古代文明マヤの長期暦が終わるとされる今年12月21日に太陽フレアや火山噴火、地震、核のメルトダウンといった天変地異が起きると信じ、これまでに13万ドル(約1080万円)以上を生き延びるための対策に費やしてきた。

その時が来たら放射性物質が届かない遠く離れた南米の小さな避難壕に逃れ、約1年間生き延びて、ほかの生存者とともに社会を再生する計画だ。

これまでに蓄えた防災グッズは武器弾薬、浄水剤、防水マッチ、星座観測のための製図台、水運搬用のコンドームなど100品目近くに上る。問題は、世界が壊滅状態に陥る中でどうやってベルギーから南米へ行くかだ。現在考えているのは「沈まないヨット」で海を渡る方法だが、これは10万ドル以上もするため、買えるかどうかは分からない。

一方、インターネットで「サバイバル2012」というウェブサイトを運営しているオーストラリアのロバート・バスト氏(46)は、自身と妻と3人の子供の生き残りをかけて35万ドル(約2900万円)あまりを費やしてきた。

「私が生きているうちに壊滅的な出来事が起きる可能性は極めて高い。太陽の活動による送電網の破壊、インフルエンザの大流行、小惑星の衝突、磁極の移動などがあり得る」とバスト氏は言う。
対策として食料と水に5000ドル、調理設備、発電機、バッテリー、浄水器、太陽光発電機などの装備に1万1000ドルを費やしたほか、33万ドルをかけて自宅から車で1時間あまりの高地に土地を買って家を建て、避難壕も作った。移動の手段としてトヨタのピックアップトラックも1万ドルで手に入れた。

米国のフィル・バーンズ氏(38)は、経済の崩壊による世界的な飢餓といった事態も想定して、1800キロあまりの小麦や穀類約5000ドル分を蓄える。アイダホ州の山間部にある避難地に逃れるために多目的車とトレーラーを用意し、4歳の末っ子も含めて8人の子どもたちに銃の使い方も教えている。

ただしバーンズ氏は、こうした準備はライフスタイルの一部であって、誰もがすべきこととは思わないとも言う。これから準備を始めたいという人には、収入の最大20%を食料やシェルターなどの備え、あるいは非常事態のための訓練などに充てることをアドバイスしてくれた。



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