顧客の預金でリゾート建設、貯蓄銀の乱脈経営
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/07/2012050700553.html
2012/05/07 08:50
経営破綻状態にあると判断された貯蓄銀行4行が営業停止処分を受けた問題で、未来貯蓄銀行のキム・チャンギョン会長(56)が第三者を介し、同行から約1500億ウォン(約106億円)の不正融資を受け、忠清南道に27ホールのゴルフ場を併設した温泉リゾートを建設し、他人名義を借りる形で保有していた事実が判明した。同リゾートの評価額は約2000億ウォン(約141億円)に達する。
キム会長は今月3日、京畿道華城市宮坪港から中国に密航を図ろうとして、海洋警察に緊急逮捕された。捜査当局は横領と密航未遂の疑いで、7日にもキム会長の逮捕状を請求する。
金融当局の関係者は、キム会長について「他人名義でリゾートを建設し、自身が大株主として出資する貯蓄銀行から不正融資を受けた。キム会長が中国への密航を企てたのは、他人名義でのゴルフ場所有が発覚し、処罰を受けることを恐れたためではないか」と指摘した。キム会長は密航に先立ち、未来貯蓄銀行がウリ銀行に開設した短期金融市場預金勘定(MMDA)から運転資金203億ウォン(約14億3000万円)を引き出し、そのうち128億ウォン(約9億円)を着服した。
また、ソロモン貯蓄銀行の大株主、林錫(イム・ソク)会長は今年3月、系列のソロモン・キャピタルを破産させ、会社清算により破産配当金として、30億ウォン(約2億1000万円)を受け取った。
ハンジュ貯蓄銀行の複数の大株主も数百億ウォン(数十億円)の不正融資を行い、100億ウォン(約7億円)を超える裏金をつくっていたことが分かり、検察が捜査を進めている。
金融委員会は同日、ソロモン、未来、韓国、ハンジュを破綻金融機関に指定し、6カ月の営業停止処分を下した。4行の預金顧客のうち、預金者保護の対象とならない5000万ウォン以上の預金者は8101人、保護上限を超える預金の総額は121億ウォン(約8億5000万円)。また、劣後債への投資者は7200人、金額にして2246億ウォン(約159億円)となっている。
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