韓国で校内暴力や自殺が深刻な社会問題に
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323893104578359102930772878.html?mod=japan_newsreel
2013年 3月 14日 10:37 JST
By JAEYEON WOO
ソウル市警は校内暴力に関するビデオをユーチューブに投稿した
北朝鮮がこのところ執拗に韓国たたきを行っているが、韓国は国内で別のしつこいいじめ問題に直面している。それは校内暴力と自殺である。
韓国南部の慶山市で11日、13歳の少年が自宅のアパートから飛び降りて自殺した。その1週間前の新学期開始日には釜山市で12歳の少女が、「学校でまた仲間外れにされるのが怖い」という遺書を残して飛び降り自殺した。
少年も手書きの遺書で、学校で友人にいじめられていたことを告白した。遺書は、「これまでどうやっていじめられてきたかを話したい」との言葉で始まり、5人の生徒の名を挙げて2011年からずっといじめられてきたことを明らかにした。そして、「監視カメラのない教室やトイレが死角になっており、ほとんどの学校ではそこで暴力が振るわれている」と述べ、政府の対策が不十分であると暗に批判した。
政府は昨年初め、校内暴力を減らすため、ホットラインの設置のほか、暴力を振るわれたり、見かけたりした場合の対処方法を助言したウェブサイトの開設など、さまざまな措置を講じた。また、校内に監視カメラを設置することも決め、現在では10万校超に導入されている。しかし、その多くは解像度が低く、加害者を特定するのが難しいのが実情だ。少年は遺書の中で、「学校は解像度の高いカメラを導入する予算がないと説明しているが、それは単なる言い訳だと思う」と書いている。
国家統計局によれば、2011年の10代の死亡原因で最も多かったのは自殺で、校内暴力と家庭問題の2つがその主要な理由だった。校内暴力は1日当たり219件報告されているという。
朴槿恵大統領は就任前に、校内暴力をセクハラ、家庭内暴力、安全でない食品の製造・販売とともに、社会の「4大悪」の一つとして取り上げた。12日には、こうした社会悪の根絶が「国民の幸福にとって最も基本的なことである」と強調した。
一方、ソウル市警は6日、インターネット動画サイトのユーチューブに、いじめが深刻な問題であることを訴えるための動画を投稿した。これには13日午後現在で2万7000件弱の閲覧があり、大きな関心を集めている。動画では、実話に基づいてエレベータの中で床に座って泣いている、いじめを受けた少年の姿が写されている。
0 件のコメント:
コメントを投稿