2011年10月31日月曜日

■ハウステンボス“超速”黒字化のワケ


ハウステンボス“超速”黒字化のワケ
澤田秀雄(ハウステンボス社長、エイチ・アイ・エス会長)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111031-00000001-voice-bus_all
Voice 10月31日(月)12時41分配信

 1992(平成4)年の開業以来、18年連続赤字だった長崎のテーマパーク「ハウステンボス」が、社長交代からわずか1年で黒字化した。新社長は日本最大の旅行会社エイチ・アイ・エスの創業者で現会長の澤田秀雄氏だ。

 だれもがさじを投げるほどの難題だったが、打診からわずか半年後の社長就任時には“勝ち”を確信していたという。その確信の理由とは何か。ハウステンボスで何をどのように変えたのか。澤田流の“スピード”のコツは何か。現地に澤田社長を訪ね、縦横に語ってもらった。


◇社長就任前に問題の4割を解決


 - 開業以来一度も黒字を出したことがなかったハウステンボスの経営を昨年2010(平成 22)年4月に引き継がれ、わずか1年で黒字化に成功されました。社長就任直後から一気呵成(いっきかせい)に改革を進められたのですか。

 具体的な経費削減策の指示やイベントの立案は就任後ですが、実はその前からけっこう手は打っていましたよ。


 -就任前から手を打たれていたと。

 はい、事前にちゃんと数字は全部見せてもらっています。そんな、やみくもに経営に乗り出すなんていうのは危険ですから(笑)。数字を見て、どこに問題があるのか、改良すべき点はどこか、アタリをつけて、実際に事前に現場にも来てチェックしました。

 そして、外部との交渉も事前にしました。一番大きいのは莫大な借金をどうするかですね。私は金融機関と交渉して、約 60億円あった債務の8割を放棄してもらうことができました。残りの債務は出資金を使って、就任までのあいだに借金をゼロにしてしまいました。借金がゼロなら、少なくとも黒字を出していれば倒産はしませんからね。それに、無借金経営というのはエイチ・アイ・エス・グループの方針でもありますから。

 そのほか、佐世保市から固定資産税納付額に相当する再生支援交付金を10年間にわたっていただくことも事前に決めました。九州経済界からも、資金面だけでなくさまざまな協力をしていただける体制をつくりました。


 -社長就任の話はいつごろから?

 2009(平成21)年の10月くらいからありましたが、最初は断りました。九州経済界が引き受けるかどうか議論されていましたから、それならそのほうがいいと思って。私も旅行業をやっていますから、側面からの支援はもちろんお約束しましたが、経営自体ほお断りしたのです。でも11月未に九州経済界が経営を引き受けないと決まって、それなら、ということで、最終的には昨年の2月中旬にお引き受けすることを決めたわけです。


 -では、就任まで1カ月半のあいだにいろいろな交渉をされたのですね。

 経営引き受けの交渉と同時併行ですね。でも最初は本当にやめようと思いましたよ。だって、「マーケットが小さい」「遠い」「古い」と、むずかしい条件が三拍子揃っていましたから。

 よくディズニーリゾートさんと比べられますが、あちらと比べると商圏は20分の1です。1回はお客さんを呼ぶことができでも、リピーターにしていくのはむずかしい。

 それから遠い。ディズニーさんは東京駅から15分か20分で行けます。かたやこちらは長崎空港から1時間、福岡からなら1時間半もかかります。

 おまけに古い。開園から10年近くたって、これから修理案件がたくさん出てくるけれど、お金はない。

 悪い条件ばかりでしたけど、いろいろな方と交渉する中で、なんとかやれそうだということが見えてきたので、お引き受けすることにしたのです。そうして4月に入るまでに、先ほどお話ししたような手を打って、後顧に憂いがなく前だけ向けるようにできましたから、スタートするときには勝てると思ってスタートしました。だから勝てるんです(笑)。始まる前に4割くらいは問題を解決してしまったといえるでしょうね。やっぱり事前の段取りは大切です。そうすれば、あとは一気呵成に進められますから。


◇売上2割増、経費2割減

 ― 社長就任後、短期間で黒字化に成功された最大の要因はどこにあると、澤田社長ご自身はお考えでしょうか。

 最大の要因は、みんなで努力したことだと思いますね。売上を2割増やし、経費を2割削減するという目標への努力に尽きます。

 ただこれは、正確に売上2割増、経費2割減である必要はなく、トータルで4割分の利益が増えればいいと考えています。つまり、売上が4割増だったら、当然仕事が4割分、増えているわけですから、その分経費も増えます。そこを抑えて経費をトントンにできれば利益は4割分、増えることになります。2割・2割というのは、あくまで分かりやすい表現にしたまでです。トータルで4割良化すれば、たいていどんな企業でも黒字になりますよ。国だって同じでしょう。


 ― 具体的にはどのような取り組みをされたのでしょうか。

 経費の削減では、まず1つめは「フリーゾーン」をつくりました。実はハウステンボスというのは、東京ディズニーランドの25倍以上の面積があるのです。広いということは経賢がかかるということです。

 そこで、お金のかかる面積を小さくしようという発想をして、3分の1をフリーゾーン、つまりタダのエリアにしたのです。タダなら、極端にいえば店があろうがなかろうが、にぎわっていようがいまいが、お客様のご不満は生じません。そうやってフリーゾーン部分の人件費や光熱費をある程度下げて、その分を有料ゾーンに振り向けました。つまり、「薄く広く」だったのを「濃く狭く」にして効率を上げたのです。これによって当初経費は大きく下がり、さらに有料ゾーンに“にぎわい感”が出て一石二鳥の効果がありました。

 もちろん、永遠にフリーゾーンにしておくと決めているわけではないですよ。とにかく当初の経費を下げなければ、ということから考えた作戦です。今やフリーゾーンもにぎわってきていますから、今後作戦を変える可能性はあります。

 2つめは、仕入れの見直しです。ハウステンボスは花の美しさが売りなのですが、その花も仕入れを全部見直しました。これによって花の仕入れ値が1億円ほど下がったのです。その他、すべての点で経費の見直しを細かく行いました。

 3つめには、スタッフに「1.2倍、速く動く」ことを求めました。これまで1時間かかっていた仕事は、45分とか50分でやる。1時間で10枚の書類を処理していたなら、12枚処理できるように努力する。場内や事務所内を移動するスピードを2割上げる。私自身、模範で電動自転車で移動しています。場内は広いですからね、これまではどこかに集まるにしても、時間がかかっていたんです。自転車を使えば5分で移動できますから。まあ、すべての仕事、行動で1.2倍速くというのは無理でしょうけれど、スタッフにはとにかく時間のムダをなくしてスピード感をつけよう、と話しました。

 こういう細かい効率化、合理化の積み重ねです。



■【米国ブログ】フグを食べる日本人「危険を承知で食べる理由」


【米国ブログ】フグを食べる日本人「危険を承知で食べる理由」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1028&f=national_1028_058.shtml
 2011/10/28(金) 10:03
  
  米国のブログ「philfriedmanoutdoors.typepad」では、魚好きの米国人男性がフグを食べる日本人について語っている。

  筆者は、フグの毒は青酸カリの千倍といわれているが、日本人はなぜそんな危険を冒してまでフグを食べるのだろうと疑問を呈している。

  フグの刺身を「てっさ」と呼ぶが、フグを鉄砲にたとえ、フグには猛毒があり、当たると死ぬことからこのような呼称がついたと記している。また、フグの薄造りは菊の花のように装飾的に皿に盛りつけられて見た目に美しいが、菊は葬儀に使われる花だというから皮肉な話だと指摘している。

  実は筆者もフグが大好きで、死を覚悟して食べているという日本人の気持ちが少し分かると語っている。それには2つの理由があり、フグは本当においしいことと、ふぐ調理師資格を持つ職人が料理されたものだけが正規に売られているので危険が少ないことを挙げている。

  ふぐ調理師とはフグの持つ毒を含む部分と食用部分を分離する作業を行う。食用のふぐは20種類以上あり、多くがとても類似しているため、フグ中毒が起こることがあるが、毎年日本で起こるほとんどのフグ中毒は、無免許の人がふぐを調理した場合が多いという。

  フグは日本中に分布しているため、筆者は兵庫県淡路島で釣ったことがあるが、免許なしで食べることにためらいを感じ、仕方なく海に放したと当時を振り返っている。

  ふぐ刺しは米国でも免許を持つ調理師が料理したものを食べられるという。筆者は、小さな皿で25ドル程度からオーダーできるので、勇気のある人はぜひ食べてみてほしいと締めくくっている。(



■中国人観光客を取り込め:国慶節における日本での消費動向


中国人観光客を取り込め:国慶節における日本での消費動向
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1031&f=column_1031_005.shtml
2011/10/31(月) 09:18
  
  10月1日は中国にとって「国慶節(建国記念日)」にあたり、国慶節をはさんで7日前後の大型連休となります。中国国内の交通機関は移動する人びとでごった返し、中国国内の観光地も観光客で賑わいます。

  新華社通信によれば、今年の国慶節だけで3億もの中国人が国内旅行に出かけたとの試算があり、当該期間だけでの観光収入は1450億元(約1兆7320億円 31日レートに基づく)に達したそうです。

  一方、国慶節の連休中に海外旅行に出かける中国人も多く、220万人が海外に出国、その消費は21億ドル(1596億円)に達し、1人当たりの消費は950ドルと試算されています。今回の国慶節では、モルディブやプーケット、バリ、香港、韓国などの人気が高かったようです。

  国慶節期間中は日本の観光業・小売業にとっても稼ぎ時にあたるため、震災の影響からの一刻も早い脱却が望まれますが、訪日外国人向けにフリーペーパー「ジャパンショッピングガイド(日本購物指南)」を発行するJTBの白戸宏明氏によれば、国慶節期間中に銀座でリサーチを行ったところ、中国人観光客が数多く見受けられたと語っています。

  白戸氏はリサーチの結果として、震災前と同様に中国人観光客のショッピング対象としてカメラや時計が人気だったこと、内陸部からの観光客が増えてきていること、1人あたりのショッピング予算が低下していないことを挙げ、「感覚としてはすでに震災の影響を感じられないほどに盛況だった」と語り、2012年の春節(旧正月)ころには例年並みにまで回復するのではないかとの見解を示しています。

  中国国内での次の大型連休は春節となります。日本を訪れる中国人観光客は国慶節と同等以上になることが期待されますが、12年の春節は1月23日と例年よりも早い時期にあたるため、取り込みに向けた対策も早めに開始すべきでしょう。



■1月から6月の旅行動向調査、国内需要は回復傾向-訪日は厳しい状況続く


1月から6月の旅行動向調査、国内需要は回復傾向-訪日は厳しい状況続く
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=50897
2011年10月26日(水)

 観光庁は2011年1月から6月までの旅行・観光消費動向調査と宿泊旅行統計調査の結果を発表した。それによると、国内旅行需要は総じて回復傾向にあり、国内旅行者の延べ人数は6月時点で前年を上回った。一方、観光目的の宿泊施設の需要回復はやや遅れており、外国人旅行者の需要については依然として厳しい状況が続いているという。

 旅行・観光消費動向調査によると、国内宿泊観光旅行の延べ旅行者数は、3月は前年比21.6%減、4月は22.2%減と落ち込んだが、5月は2.6%増、6月は13.1%増と2ケタ台まで回復。国内日帰り観光旅行の述べ旅行者数も、3月は19.1%減、4月は5.6%減、5月は4.6%減となったが、6月は12.1%増と回復に転じた。

 消費額で見ると、国内宿泊観光旅行では3月が26.0%減、4月が25.7%減と2ケタ減となったが、5月は0.7%増に回復、6月は4%減と減少した。国内日帰り観光旅行では、3月の震災直後は31.6%減と落ち込んだが、4月は8.2%増、5月は1.4%増と増加し、6月は31.9%増と2ケタ台の増加となった。

 一方、宿泊旅行統計調査によると、従業者数10人以上の施設での延べ宿泊者数は、3月は27.52%減と落ち込みを見せたが、4月は20.06%減、5月は11.39%減と徐々に回復し、6月は5.64%減まで戻った。このうち外国人述べ宿泊数を見ると、3月は52.62%減と半減し、4月は82.59%減まで落ち込んだが、5月は65.71%減、6月は46.97%減となった。減少幅は徐々に縮小してきているが、前年の水準には至っていない状況だ。

 観光目的の宿泊者が50%以上の施設と50%未満の施設を比較すると、50%以上の観光目的の宿泊者が多い施設は50%未満の施設よりも前年比の減少率が大きかった。たとえば、6月で比較すると50%以上の施設は10.8%減だったが、50%未満の施設は3.6%減となった。

 また、4月から6月の同一施設での1人あたりの平均宿泊数は1.35泊で、1人当たりの平均宿泊数は、1位が福島県の2.28泊、2位が岩手県の2.94泊、3位が宮城県の1.67泊となり、震災による被災3県が上位3位を占めた。一方、外国人1人あたりの平均宿泊数は1.62泊となり、1位は京都府の2.16泊、2位は埼玉県の2.08泊、3位が東京都の2.02泊となった。


■北京、文化創造産業が盛んに


北京、文化創造産業が盛んに 
http://www.asahi.com/business/news/xinhuajapan/AUT201110310047.html
2011年10月31日15時31分 【新華08網北京10月29日】

 統計によると、年初以来で北京市の文化創造産業は活気に満ちあふれ、雇用創出に大いに寄与した。1月~8月全市の一定規模以上の文化創造産業企業の売上高は前年同期比17.2%増の4506億4000万元、雇用者数は同7.2%増の86万7000人。

 北京市統計局の蘇輝局長によると、11年1月~8月、北京市文化創造産業の9分野は好況を呈した。内訳で芸術品取引売上高は前年同期比58.6%増の301億5000万元、ソフトウエア・ネットワーク、観光・レジャー・エンターテインメント、設計サービスなども大きく伸びた。文化創造産業の利益・課税伸び率は収入伸び率を大幅に上回り、総利益は前年同期比28.9%増の275億5000万元、税額は18.8%増。

 一定規模以上の企業のなかで1~8月売上高が1億元を超えたのは667社、売上高総額は前年同期比24.6%増の3382億5000万元、一定規模以上企業の75.5%を占め、圧倒的優勢を獲得した上、大きな潜在力がある。

 北京市政府の関係者によると、文化創造産業の発展法則と特徴に関する研究を続け、プロジェクトによるけん引戦略を実施し、ハイレベルプロジェクトを推進し、人材養成に力を入れ、文化創造産業の健全で速い発展を促進する方針だ。



■震災後3分の1に減 県内の外国人宿泊客数


震災後3分の1に減 県内の外国人宿泊客数
http://www.oita-press.co.jp/print.php?
[2011年10月26日 09時38分] 大分のニュース

 観光などで県内の旅館・ホテルに滞在した外国人の宿泊客数が東日本大震災を境に激減し、7月末時点で昨年より約8万5千人減っていることが県の観光統計調査で分かった。地震や原発事故を懸念した外国人観光客が日本への渡航を避け、県観光にも影を落とした格好。特に3~7月の5カ月間は約4万9千人と、昨年同期(約14万6千人)の3分の1に落ち込んだ。

3~7月、前年比で

 同調査は県が従業員10人以上の167施設を対象に毎月実施。昨年1年間に県内では約36万5千人の外国人が宿泊したが、今年は既に結果がまとまった7月末時点で約12万6千人にとどまっている。

 月別の宿泊客数を見ると、1、2月は昨年を上回っていたが、3月11日の大震災直後から宿泊予約のキャンセルが続出。最も少なかった4月は約3千人で、昨年(約3万4千人)の1割にも満たなかった。

 中でも、県内の外国人宿泊客の8割超を占めていた韓国人の低迷が際立つ。震災の影響に加え、歴史的な円高・ウォン安もあり、7月末時点の宿泊客数は約10万人で昨年同時期と比べて41%も減少。3~7月は約3万2千人と伸び悩んだ。

「地道に情報発信」

 韓国、中国、台湾を中心に年間約20万人を超える宿泊客を受け入れてきた別府市。中国からの大型クルーズ船寄港(8月)など明るいニュースはあったものの、このまま韓国人旅行客の低迷が長引けば、別府観光に与える影響は大きい。

 市旅館ホテル組合連合会の堀精治事務局長は「主力の韓国人観光客がまだ戻ってこない」とした上で、「年末以降、いかに個人、家族連れのゴルフ客らを呼び込めるか。それには、今来ているお客さんを心からもてなし、別府の良さを“口コミ”で広めてもらうことが大事」と力を込める。
 県は大震災以降、インターネット上で強い影響力を持つ海外の有名ブロガーを招いたり、中国の動画投稿サイトに県内の温泉をPRする動画をアップしたりと、あの手この手で県観光の安全性をPR。県観光・地域振興局は「地道に情報発信を重ね、日本に対するマイナスイメージを払拭(ふっしょく)したい」としている。



■世界で活躍する韓国人が増加「K-DNAが輝く」…韓国統計庁


世界で活躍する韓国人が増加「K-DNAが輝く」…韓国統計庁
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1031&f=national_1031_063.shtml
2011/10/31(月) 10:07
   
  韓国の統計庁は30日、「2011 K-DNA Power」という報告書を発表した。グローバル時代に世界各地で活躍している韓国人が増加しているとし、「グローバル時代に韓国人の遺伝子K-DNAが輝いている」と評価した。

  韓国メディアによると、報告書では国際機構で働く人材、外国人観光客・文化コンテンツの輸出、ボランティア活動への参加率、特許の申請数などにおける増加傾向を統計的に分析した。

  具体的には、「国連本部のパン・ギムン事務総長を始め、国際機構で働く韓国人が継続的に増加して398人に」「韓国を訪れる外国人観光客も増え続け、今年は「1000万人突破」の可能性もある」「特許申請件数は世界9番目で100万件を突破、それにかかった期間は世界でもっとも短い62年で、最近10年間で70万件を突破」「K-POP、ドラマ、映画、ゲームコンテンツ産業は多様化し、アジア諸国を超えて北米やヨーロッパにまで輸出」――などと分析した。

  統計庁はこれらのデータから「過去には誠実が韓国人の最大の武器だったが、今は外国語能力・インターネットを通じて高まったグローバルマイントが海外企業から脚光を浴びる最大の理由」と指摘した。

  韓国メディアは「K-POPを超えて、K-DNAの時代に」「統計庁、グローバル韓国人の優秀な遺伝因子を統計で証明」「K-POPを超えてK-DNAの時代に」などと題して、統計庁による報告書の内容を伝えている。



2011年10月28日金曜日

■【仏国ブログ】ミシュランの3つ星、日本がフランスを上回る評価


【仏国ブログ】ミシュランの3つ星、日本がフランスを上回る評価
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1026&f=national_1026_086.shtml
2011/10/26(水) 11:19 サーチナ
  
 各国の飲食店や宿泊施設の評価をつけるミシュランガイド。評価付けの内容には賛否両論があるものの、同ガイドで最高評価である星3つが与えられたレストランは、味やサービス、雰囲気など総合的な信頼が寄せられる。

 10月28日に発売予定の2012年ミシュランガイド日本版では、最高評価が付けられた飲食店の数が、フランス版を上回っていることが、フランスで話題になっており、フランスのサイト「Citizen Kane」もこのニュースを伝えている。

 京都、大阪、神戸はすでに国際的にも美食の街としての認識が高まっているが、2012年度版のミシュランでは奈良の飲食店も挙げられており、美食が特定の都市に限らず、さらなる広がりを見せていると示している。東京は日本国内で最も多く、フランスの首都パリでは最高評価を与えられた店10軒に対し、東京は14軒と、美食の国として名高いフランスの首都をも抜いていると述べている。

 また、日本版では、掲載されているレストランの約半数に最高評価が与えられていると語る。多くは日本料理だが、中にはフランス料理や各国料理とのフュージョン料理のレストランなども挙がっており、日本の食文化の高さがうかがえると記している。

 記事では、日本の料理は味付けされたごはんと生魚の組み合わせであるすしに代表されるように、シンプルさが素晴らしいと好印象をつづっている。過去のミシュランガイドの評価では、このシンプルさが正当に評価されない時期もあったが、現在では評価が高まっており、ミシュランという国際的に認識されているガイドブックの評価とともに、国際的にもますます日本の美食が評価されていくだろうと述べている。




■【仏国ブログ】フランス人男性が、日本の少女漫画を読む理由
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1028&f=national_1028_036.shtml
2011/10/28(金) 09:19 サーチナ

 フランスでは、アニメ版がフランスでも放映されている日本の少年漫画の人気が高いが、少女漫画も根強い人気がある。漫画やアニメに関するフランスのサイト「Le Chapelier Fou」では、少女漫画の男性読者についてつづっている。

 まず、日本では、少女漫画の読者層は圧倒的に女性が多く、男性の読者はごく少数に限られていると紹介。ただし、「オトメン(乙男)」という造語もあると述べている。外見などは男性だが、少女漫画や裁縫、甘いお菓子など、一般的に女性が好むものを趣味とする男性を指し、菅野文氏の漫画作品の題名から一般化された単語だと説明している。

 筆者は、オトメンという言葉は、少女漫画を読む男性をひとくくりに「女性趣味を持つ男性」と印象付ける可能性もあり、一種の性差別を増長させる危険があると考えており、あまりよい印象を抱いていない。

 しかし、筆者は少女漫画が少女趣味と考えられ、男性に避けられている状況は日本だけの傾向と考えておらず、フランスやフランス語圏のベルギーやカナダでも、「少女」に意味される、女児向けの製品や書籍などを男性が手にすることはほとんどないと指摘している。

 日本の少女漫画が、フランスで男性にも比較的受け入れられており、読者もいる理由は、少女漫画のカテゴリー名を、日本語のまま「Shojo(しょうじょ)」にしているためではないか、との見方を示している。フランスでは「少女」の意味を知っている人は少なく、このため男性が無意識に避けてしまうことを防いでいるのではないかとつづっている。

 筆者は、少女漫画の中には優れた作品も多く、「少女」と分類されるだけで男性が読まないのは残念なことだと考えており、フランスで「Shojo」という名のジャンルが確立されていることに、好感を抱いている。少女漫画は、少年漫画の人気に押されがちではあるものの、フランスで評価されている様子がうかがえる。



■【米国ブログ】日本の言葉『ツンデレ』、「米国にないうまい表現」


【米国ブログ】日本の言葉『ツンデレ』、「米国にないうまい表現」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1026&f=national_1026_089.shtml
2011/10/26(水) 11:26 サーチナ

 日本文化に詳しい米国のブログ「behind-the.nihonreview」では、米国人男性が日本のおたく用語として「ツンデレ」という表現について考察している。

 日本に滞在した経験のある筆者は、訪日する度におたく文化がさらに発展していることに気付くという。おたくの聖地と呼ばれる秋葉原への観光客も増大しているように思えると印象を記している。

 おたく文化は独自の進化を遂げ、さまざまな流行を生んでいるとし、おたく用語として発生した「ツンデレ」という言葉に触れている。筆者は、日本に滞在する外国人から「ツンデレ」という言葉の意味をよく尋ねられるという。「ツンデレ」は、キャラクターを表す言葉で、好意を持った相手にツンツンと敵対したり、デレデレと好意的になったりすることを指すが定義は多様で確定していない。

 そして「ツンデレ」は女子に対するおたくの願望だが、一般的にも通用する概念だと述べている。小学校時代を思い出すと、好きな異性がいると、友人たちにからかわれたりする。からかわれることを避けるために、その異性に好意があることを隠し、激しく否定するといった経験が誰にでもあるのではないかと一般論について語っている。

 筆者は、こうした振る舞いはどの国でも起こる現象であり、「ツンデレ」の意味を理解するのは容易だとし、ただ通常ある年齢まで達すると、子供時代のような表現はしなくなると指摘。

 また、おたく用語としてほかに、「ヤンデレ」という言葉があり、精神的に病んでいる状態で愛情表現することをいうと紹介。しかし、病むという表現は日本文化に深く根ざしているので、米国人には理解し難いようだ。

 筆者は、米国には「ツンデレ」という言葉がないので、その現象を話すときに不便だと述べ、「ツンデレ」が万国共通の言葉になることを望んでいるとつづっている。



■【米国ブログ】日本の鉄板焼き「米国とメニューが違うので要注意」


【米国ブログ】日本の鉄板焼き「米国とメニューが違うので要注意」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1027&f=national_1027_058.shtml
2011/10/27(木) 10:03 サーチナ
  
 米国では、人気の日本食として「鉄板焼」を挙げる米国人も多いようだ。米国のブログ「samuraitours」では、日米の鉄板焼の違いについてつづっている。

 今や米国ですしを知らない人はいないくらい、日本食の知名度は高い。しかし、すしが紹介されるずっと前から日本食として人気があったのが「鉄板焼」だと紹介。鉄板焼は米国人に好まれ成功したが、伝統的な日本料理ではなかったため、ブームとは呼ばれなかったと述べている。

 米国の鉄板焼は日本でも同じだと思っていた筆者は、訪日して、メニューの内容が全く異なることに驚いたという。米国の鉄板焼きレストランでは、牛肉やチキン、シーフードやフライドライスが主なメニューなのと比較して、日本ではお好み焼きや焼きそばが主なメニューだと記している。

 筆者は米国ではあまり紹介されていない焼きそばについて、キャベツやタマネギ、薄くスライスされた豚肉に麺を入れて焼いたもので、豚肉の代わりにイカやホタテ貝などシーフードを加えることもあると説明している。

 お好み焼きについては、最近は日本旅行で食べたことがある人が増えたものの、米国での知名度はまだ低いようだ。筆者は、日本を旅行する人は知っていると思うが、東京、大阪、広島と地域によってお好み焼きのスタイルが異なると述べ、基本材料として小麦粉と卵、キャベツを使う点では類似しているが、材料や焼き方に差があると解説している。

 東京スタイルとして、もんじゃ焼きを紹介している。お好み焼きより小麦粉を溶かす水の量が多く、鉄板にコテで押さえつけながら食べるのが特徴。東京月島はもんじゃ焼きの町として有名なので、訪ねてみることを勧めている。

 大阪スタイルはパンケーキと同じように作られ、お好み焼き専門店では、店員が客の目の前でお好み焼きを焼いてくれることもあると記している。大阪が発祥とされるお好み焼きは日本中で人気があると好評ぶりを伝えている。

 さらに、広島スタイルは材料を全部混ぜ合わせるのではなく、水で溶いた小麦粉を薄くクレープ状に伸ばして焼き、具を重ねていく焼き方だと語り、それぞれ異なったおいしさだと印象をつづっている。

 最後に筆者は、日本と米国では鉄板焼は異なるので、注意した方が良いだろうとアドバイスしている。



■【台湾ブログ】女子大生が指摘! 日本と台湾の違いは42箇所


【台湾ブログ】女子大生が指摘! 日本と台湾の違いは42箇所
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0929&f=national_0929_262.shtml
2011/09/29(木) 23:52 サーチナ
 
 台湾の女子大生・薄荷薫(ハンドルネーム)さんが、「違う!」と感じた台湾と日本の習慣や状況についてブログに掲載。合計42の項目を挙げた。以下その内容と説明。


1:湿気はなく乾燥/日本はいつだって乾燥している。化粧が乗らず、どんなに水を飲んでも足りない
2:みんなで一緒にお風呂/この文化は全く理解できない。どうして人と一緒に入る必要があるの?
3:レストランでは冷たい水が出る/レストランでお水を頼むと氷入り。冬でもそう。寒くないの?

4:歩くのが一番/日本人はスピーディーにとにかくよく歩く。私は速く歩ける方だが、負けてしまう

5:家は遠くにある/寮から駅まで徒歩10分、バイト先までは40分位かかる……遠い

6:寮母は男性/おじさんだったのでビックリ! でも優しい方で、お餅をおごってくれた

7:トイレットペーパーはそのまま流せる/台湾と違うが日本の方がいい。トイレが臭くならない

8:冬は暖房オンリー/ホテルに泊まったが暖房のみ。オンとオフのスイッチしかなく、暑くて大変

9:食堂は素晴らしい/一食116円で毎回メニューが変わる。時々はステーキも出て、本当に素敵!

10:サラダはキャベツばかり/とにかくキャベツが多い

11:ご飯はぜいたく/うどんやそばの方が安い。スーパーのご飯は100グラム170円で高かった

12:ドラッグストアの商品価格はバラバラ/面倒でも多少見て回ってから買うべし

13:携帯は必需品/日本人はいつでも携帯をいじったり遊んだり……写真撮影も携帯で

14:カタカナが多い/レストランに行くと結構見る!

15:名前の発音はいろいろ/読み方を間違えると、外国人だとすぐばれる

16:やわらかくて小さな声/時々お客様の声が聞こえない。チェックインを手伝う必要があるのに

17:水は買うもの/水道の蛇口から飲めるが、日本人はミネラルウォーターを買って飲む方が多い

18:食事のスピードが速い/ご飯はゆっくり食べるべきだと思うが、日本人のスピードは速すぎる

19:物を買うともれなく手提げ袋がつく/日本はエコ国家なはずだが、買い物する時は別らしい

20:音姫/トイレで用をたす時音が出るのは当たり前だが、毎回機械音で隠すなんて笑える

21:パーマが美しい/日本女性は髪の毛を上手にきれいにスタイリングできる。拍手したいくらい!

22:ファストフードの親切なサービス/ごみ箱近くにスタッフが立っている店があり、優しさを感じる
23:傘を持参/天気予報を信じる傾向にある。朝どんなに晴れていても、雨予報なら傘を持参する

24:女性の平均身長が高くはない/電車に乗ると気づく

25:トイレのドアの隙間が大きい/中が見えそうなほど。音は気にするが見られるのは気にしないの?
26:テレビは吹き替え/日本人は西洋人好きだが、どうして映画や海外ドラマは吹き替え版が多いのか?

27:食事中に音を立てる/これは私にとって技術的に難しいこと

28:進んでいる自動販売機/種類が多くなんでも売っている!

29:自転車が多い/歩くとじゃまになることがある

30:食事は乾杯から/飲み会に行くと、先に乾杯しないと食事が始まらない。空腹時のビールはつらい

31:きちんと挨拶する/とても素晴らしい習慣だ

32:なんでもポイント制/いつでもキャンペーンがあり、ポイントカードも当たり前。結構実用的だ

33:渋谷109ギャル/私はあまり好きではない。きれい好きな日本人が、どうしてこうなったのか?
34:早い閉店時間/長く日本にいても慣れることはない。夜になると遊ぶ場所がなくて困る!

35:優雅な食事/お茶碗のご飯が残っている時でさえ、とても優雅に食べることができる

36:ヒールの高さ/女性たちはハイヒールを履いていて、すごいと思う

37:どこでも音楽鑑賞/電車に乗っていても歩く時も、音楽を聴く人が多い。さびしさを紛らわすため?
38:新聞紙を折り畳んで読む/隣に座ってる人のじゃまにならないよう、小さく折るので素晴らしい

39:宝塚とジャニーズ/誰もが知っているスター。男が女っぽく、女が男を演じたり…ちょっと不思議

40:水餃子はまずい/高くてまずい。でも焼き餃子はおいしい

41:ブランド好き/日本でブランド品は安いのか? 誰もが必ず持っていて大好きらしい

42:お笑いが大人気/日本独特の文化。お笑い番組は多く面白くない内容もあり、時々見る気が失せる


以上、台湾人の目線で42の項目を挙げた薄荷薫さん。読んでいると感覚の違いがわかるような気がする。



■【台湾ブログ】化粧はマナー、とにかくおしゃれな日本人女性


【台湾ブログ】化粧はマナー、とにかくおしゃれな日本人女性
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1027&f=national_1027_168.shtml
2011/10/27(木) 14:49 サーチナ
  
 「日本に行き銀座を歩いていると、女性たちはみんな雑誌から出て来たモデルのように美しい」と感じるという、台湾人男性の大呆(ハンドルネーム)さん。「日本人はとにかく外見を重視する」という思いをブログにつづった。

 大呆さんは「日本人女性は年齢に関係なく美を意識し、細かいところにまで気を遣っている。それは大変うらやましいことで、どう維持しているか気になる」と述べ、「日本人にとっておしゃれは一種の礼儀。日常生活で化粧をせずに髪もボサボサ、という日本女性はあまり見かけない」と思っているという。統計データを用い、「日本の化粧品市場の成長は留まらない。年間売り上げは1.5兆円を超え、アメリカに次いで世界2位。日本女性の99%は化粧品を使い、OLが2~3種類の化粧品を持ち歩くことは当たり前。主婦でも化粧をし、日本人女性の1日は化粧をすることから始まる」と例も挙げている。

 また過去に見たテレビ番組で「日本の主婦は“朝起きて、顔になにかをぬらないと違和感がある”と答え、男性サラリーマンは“朝妻の化粧が間に合わなくて、いつも僕が代わりにゴミを出している”と答えていた」と報告した大呆さんは、「日本人女性の化粧テクニックは本当にすごいと思う。有名女優の松嶋菜々子は、日本女性らしい優しさと優雅さを持っていたので、彼女のメイク法を過去に真似ていた女性が多かったと聞いた」とつづった。

 続けて化粧の歴史についても触れ、「100年前の日本は、女性の化粧について厳しい決まりがあったらしい。貴族の家では女性は40歳になると歯を黒くぬったり、眉毛を剃って女性であることを隠さなければいけなかったという。明治政府がその決まりを撤廃し、戦後豊かになると欧米の化粧品が流行。1970年代は濃い化粧が流行り、80年代は山口百恵のようなナチュラルメイクが主流に。今では日本のいたる所にドラッグストアがあり、女子高生から老人ホームのおばあさんたちまで、薄化粧をしている」と述べた大呆さん。

 「そして最近の日本は、男性までもが化粧を始めた!」と驚く大呆さんは、早速チェックし「デパートには男性専用の化粧コーナーができ、化粧水からファンデーション、眉ペンシル、マスカラなどまで販売されていた」と報告。「300人の独身男性のアンケート結果を見たが、78%の男性は外見が大切と答え、化粧品を使う理由について“他人の目が気になるから”と答えていた」と伝えた。「日本の美容業界では“化粧は理想の自分に近づけるためにする”と言われているらしい。日本人は年齢に関係なく、美を追求している国民だ」とブログを締めくくっており、その美意識は台湾人から見ると日本人の象徴のように映っていることがわかる。



■【中国ブログ】“反日”の中国人「日本人とユダヤ人は驚くほど似ている」

【中国ブログ】“反日”の中国人「日本人とユダヤ人は驚くほど似ている」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1027&f=national_1027_337.shtml
2011/10/27(木) 23:03 サーチナ
  
 中国人ブロガー「Lr8471」さんは、「日本人とユダヤ人は驚くほど似ている」というタイトルでブログを掲載している。ブロガーはいわゆる“反日家”のようで「日本=悪」と盲信している面はあるが、ユダヤ人と日本人を類比して捉えている点は興味深い。

 ブロガーは「日本人に対しては本能的に反感を覚える。彼らの生まれながらのずる賢さや了見の狭さが原因だ。隣国にいると、いつも恐怖を感じる」と言い、「日本人について考えると、本能的にユダヤ人を連想する。彼らはその歴史や性格、境遇までもが、非常によく似ている」と主張した。

 ブロガーは日本とイスラエルの地理条件に着目し、「日本人もユダヤ人も過酷な土地に住んでいる。日本は島国の細長いS字型の不安定な土地に1億人以上が住んでいて、地震や火山、津波が絶えない。だからああいう険悪な国民性を生んだのだろう。ユダヤ人も狭い土地に住んでいて、周囲をアラブ人に囲まれ緊張している」と分析。

 その上で、ブロガーは「一見、日本人もユダヤ人も不利な条件の土地に住んでいるようだが、むしろ、だからこそ日本人は古来より大陸に安住の土地も求めてやまなかったのだ。そして邪悪な日本人は戦争を起こした。ユダヤ人も同じである。人口や資源などの面で劣っていても、アラブ人とは決して友好関係を築こうとは思っていないのだ」と結んだ。



■【中国ブログ】礼儀正しく調和のある国、日本で体験したサービス


【中国ブログ】礼儀正しく調和のある国、日本で体験したサービス
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1026&f=national_1026_150.shtml
2011/10/26(水) 13:59
  
 日本へ旅行に行ったことのある中国人ブロガー「奇聞天下」さんは、レストランで女性店長がひざまずいて注文を聞く姿を初めて見た時のことを自らのブログに綴っている。

 筆者は、女性店長がひざまずいて注文を聞く姿を見て、「緊張して自分は起立しなければならない」と感じたという。その理由は、「店長が自分より年上だった」ためと語るが、中国では見られない「ひざまづいての接客」に大いに驚いたようだ。

 筆者は、妻とともに日本の上品で優雅なお店で食事をした時も、店員がひざまずいて丁寧に接客してくれたことを紹介した。時にはお酒を飲んで話に集中するあまり、そばにひざまずいている店員に気付かなかったことさえあったそうだ。

 「これは中国人にとってとても気になる習慣」と筆者は述べる。中国では「男子はめったなことではひざまずいてはいけない」ということわざがあるように、「先生や両親に敬意を払ってひざまずくことがあっても、できるだけそうした行為は避けるべき」という教えがあるためだ。

 「もちろん美しい女性に急いで愛を告白する時にはひざまずく男性がいるかもしれない。しかしこれもサービス業でひざまずくこととはまったく別」と筆者は述べる。中国でも客室乗務員や高級料理店、ナイトクラブなどで時折ひざまずいて接客する人を見ることもあるそうだが、「われわれ一般人は一体どこでそんなサービスを見ることがあるだろう」と指摘した。

 しかし筆者は「細かく言うならば、日本の店員が接客時に行なう姿勢もひざまずいているわけではない」と述べる。なぜなら「両手足を地面に着けて拝んでいるわけではない」からだ。「中国ではたとえ両膝を地につけてすねの上に座っているとしても、それはひざまずいていることにはならない。厳密に言うと、この姿勢は座っていることになる」そうだ。

 筆者が訪れたことのある国の中で、「日本はもっとも礼儀正しく、そして調和のある国」だそうだ。「日本国内でも礼儀に関する習慣に多少の違いは見られるが、共通しているのは日本の礼儀は体を使ったボディー・ランゲージによるもの」と述べて、日本の礼儀作法を称賛した。



2011年10月26日水曜日

■大阪 『堺筋街角コンサート(船場博覧会2011)』


大阪 『堺筋街角コンサート(船場博覧会2011)』

かつての大阪のメインストリートである堺筋・船場界隈には、大阪の歴史と文化を感じさせる街並みが今も健在です。
キタやミナミでは味わうことの出来ない、新旧大阪が見事に調和して新たな魅力を創造している堺筋・船場界隈で、素敵な音楽をご堪能ください。


開催日時・場所・演奏者

  *11月22日(火)
   16:00~16:30/長堀橋 アークホテル大阪(イーゼル芸術工房)
   18:00~18:30/高麗橋 北浜プラザ(城間フミ&尾崎達哉)
   18:10~18:40/長堀橋 富士火災海上本社(イーゼル芸術工房)
   19:30~20:00/今橋 五感・北浜本館(城間フミ&尾崎達哉)

  *11月23日(水祝日)
   12:15~16:00/高麗橋 浪花教会(相愛大学、スーシーフォー)
   13:45~14:15/平野町 辰野ひらのまちギャラリー(城間フミ&尾崎達哉)
   15:00~15:30/高麗橋 北浜プラザ(城間フミ&尾崎達哉)

  *11月25日(金)
   18:45~20:00/北浜 大阪証券取引所ビル(木谷悦子、イーゼル芸術工房)

※入場料:無料

※詳細は下記のHPよりご確認ください。
  また、堺筋街角コンサート(定例)開催や、まち歩き&グルメの企画等も合わせてご確認ください。

※お問合せ先:堺筋アメニティ・ソサエティ事務局
   Eメールアドレス sakaisuji.as@mopera.net
   http://sakaisuji.osakazine.net/

※この事業は戎橋筋商店街振興組合が主催です。今年度の「大阪へ行こう!
大阪で遊ぼう!アイデアプラン」認定事業であり、大阪市・大阪商工会議所・大阪観光コンベンション協会による「大阪集客プラン支援事業実行委員会」が支援しています。

情報提供:(財)大阪観光コンベンション協会メールマガジン


■紅組にも白組にもオファーできぬ“黒組”歌手多く関係者困る


紅組にも白組にもオファーできぬ“黒組”歌手多く関係者困る
http://www.news-postseven.com/archives/20111019_65615.html
2011.10.19 16:00 ※週刊ポスト2011年10月28日号
1年の掉尾を飾る“国民的番組”、NHKの紅白歌合戦が風前の灯火だ。毎年、11月下旬までに出場者を発表してきたが、人選作業が遅々として進まず、「発表は12月にズレこむ可能性が高い」(NHK関係者)という。

理由は、10月1日の暴力団排除条例の完全施行と、本誌スクープ「丸の内署芸能特捜班」の存在だ。9月中旬、警視庁の暴力団対策を担う組織犯罪対策3課の課長らが、NHKをはじめテレビ各局に直接足を運び、暴力団排除への協力要請をしたのは既報の通りである。暴力団との繋がりを疑われる芸能人はテレビ画面から消える運命にあるが、紅白歌合戦がこの影響をもろに受けたのだ。


前出のNHK関係者が明かす。

「出演者と暴力団の関係について、“知らなかった”では済まされない。NHKでは独自に歌手やグループの“身体検査”を進めている。番組制作局から報道局に“危ない歌手を洗ってくれ”という要請がいき、それを受けて社会部記者が情報を集める。情報は警視庁、大阪府警といった担当の部署ごとにまとめられて社会部長に報告、最後はNHK会長直轄の『総合リスク管理室』がチェックをするという流れだ。

ただし、調べれば調べるだけ芸能界と暴力団の交際情報が出てくる。紅組にも白組にもオファーできない“黒組”の歌手が想像以上に多くて頭を抱えている」



■"海の秘境 山の秘境"で連携を にし阿波、四万十・足摺観光圏で座談会


■"海の秘境 山の秘境"で連携を にし阿波、四万十・足摺観光圏で座談会(1)
http://www.travelnews.co.jp/closeup/discussion/1110261124.html
2011/10/26(水) 11:56

徳島県のにし阿波観光圏と高知県の四万十・足摺観光圏の宿泊重点地区の大歩危・祖谷いってみる会(植田佳宏会長=ホテル祖谷温泉)とあしずり温泉協議会(田村卓実会長=足摺国際ホテル)が連携した取り組みを始めている。2つの組織の会員を中心に徳島・高知両県、三好市、土佐清水市の代表メンバーにお集まりいただき、2つの観光圏が連携して何をしようとしているのか、話を聞いた。

交流座談会出席者

【にし阿波観光圏】植田佳宏(大歩危・祖谷いってみる会会長・ホテル祖谷温泉社長)、大平克之(同副会長、大歩危峡まんなか社長)、谷口栄治(同会事務局長、ホテルかずら橋専務)、丸岡進(にし阿波観光圏事務局、徳島県西部総合県民局企画振興部課長 にぎわい交流・観光担当)、桧尾良和(三好市観光課課長)

【四万十・足摺(幡多地域)観光圏】田村卓実(あしずり温泉協議会会長、足摺国際ホテル社長)、武政憲次(土佐清水市旅館組合組合長、ホテル足摺園社長)、山本常好(土佐清水市観光協会会長、足摺パシフィックホテル花椿専務)、田中正(高知県観光コンベンション協会誘致・受入推進部長)、岡崎宏久(高知県観光振興部観光政策課チーフ)、酒井紳三(土佐清水市観光課課長)

【アドバイザー】清水一郎(国土交通省四国運輸局企画観光部部長)、谷本輝重(同観光地域振興課課長)、溝渕祥明(四国ツーリズム創造機構事業推進副本部長)、榎本通也(四国旅客鉄道営業部担当部長)


【オブザーバー】吉岡勝利(大歩危・祖谷いってみる会会員、ホテル秘境の湯支配人)、森岡昭治(同、ホテルサンリバー大歩危事務長)、城野義明(三好市観光課課長補佐)、大境克典(同主任)、林秀樹(あしずり温泉協議会副会長、みさきホテル社長)、福島美佐子(同会員、足摺サニーサイドホテル女将)、小松高志(土佐清水市観光課課長補佐)、山下育(同観光係長)、横山音英(土佐清水市観光協会専務理事)、浜口弘樹(同企画担当)、實島和正(あしずり応援団団長、足摺パシフィックホテル花椿)、山本竜彦(同副団長、足摺国際ホテル)
=以上、敬称略、順不同


「四国全体を売る」 真逆の魅力をコラボ

―なぜ観光圏の連携を考えられたのでしょうか。

植田 私どもの大歩危・祖谷いってみる会は昨年、10周年を迎えましたが、10年前と比べると観光業界は激変し、その中でいろんな施策を講じなくてはならなくなってきました。そういった時期に行政から観光圏の話があり、我々もお手伝いするということでスタートし、今年で4年目を迎えたわけです。
しかしこの4年間、様々なことに取り組んできたものの、旅行会社から商品化するにはエリアがコンパクト過ぎるといった話もあり、エリアとしての限界を感じる場面が出てきました。
そこで、にし阿波エリアだけではなく四国全体を売るという切り口で考えてみたとき、立地的に最も組みやすかったのが足摺でした。

―この話をどのように受け止められましたか。

田村 実は観光圏として認定される前に植田さんから「海と山の秘境」で売っていってはどうかという話はいただいていましたが、両地域が観光圏に認定されたことで、連携話は加速度的に早まったと思っています。
今年1月に交流の第一歩として大歩危・祖谷を伺い、我々の景観とは真逆で驚きました。山が覆いかぶさる景観の大歩危・祖谷と、展望台から270度の水平線が見える我々の景観との違いは大きく、料理の食材も含めて2つのエリアを比べあう形でPRができればと思います。

―大歩危・祖谷いってみる会はこの10年、どのような活動をしてこられましたか。

大平 1998年に明石海峡大橋、99年にしまなみ海道が開通し、四国への入り込み客数は大幅に増えました。ところが2000年3月に徳島自動車道が開通し四国4県を結ぶXハイウエーが全通すると我々の地域は裏街道になり、観光客が来なくなるという危機感を持ちました。その危機感から大歩危・祖谷の旅館5軒が集まり、できたのが大歩危・祖谷いってみる会です。

とはいっても「売り物」はありません。5旅館が共通して持っているものは何だと考えたとき、「温泉」ということになったものの、徳島県には温泉がないというのが当時の一般常識でした。

大歩危・祖谷温泉郷として売っていこうと決めて、パンフレットをつくりセールスに回りましたが、反応はまったくありませんでした。。ただ、ある大阪のバス会社が高速バスを走らせるので、一緒に何かキャンペーンをしないかという話をいただき、これが温泉郷の売り出しのきっかけとなり、JTBとANAがコラボした旅行商品造成に広がりました。

03年には国土交通省と吉本興業が手を組み「温泉観光グランプリ」を募集することになり、それに手を上げたら全国105カ所の中からグランプリを受賞し、西日本で大歩危・祖谷温泉郷は認識していただけるようになりました。
地元とのつながりも重視し、冬まつりや地元にお金が落ちる地域通貨をつくったりしたほか、地域の人と一緒に健康ウォークやJR「大歩危駅」への植樹・清掃、そして次世代の若手の育成を行っています。

―あしずり温泉郷として、この10年を振り返っていかがですか。

武政 足摺は団体主導型で瀬戸大橋、明石海峡大橋、しまなみ海道ができるたびにお客様は増え、93年には100万人が来られました。

現在、足摺には30軒の宿泊施設があり、その中で温泉を利用しているのは10軒です。この10軒が中心になって観光客誘致に取り組んでいます。温泉は89年に掘削し、5年後の94年にあしずり温泉組合ができ、今年4月に一般社団法人あしずり温泉協議会として、新しいスタートを切りました。我々も若手育成としてあしずり応援団を組織しています。

団体型できた足摺ですが最近個人客が増え、個人客を視野に入れた取り組みの必要性を話し合っているときに、今回の連携の話をいただいた次第です。
(トラベルニュースat 11年9月25日号四国特集)




■"海の秘境 山の秘境"で連携を にし阿波、四万十・足摺観光圏で座談会(2)
http://www.travelnews.co.jp/closeup/discussion/1110261125.html
2011/10/26(水) 11:56

―次に、これからの10年について、どのような取り組みをされていかれるのでしょうか。

食や文化、体験で"対決型"の見せ場を提案

谷口 10年前、大歩危・祖谷いってみる会ができて、地域の旅館が仲良くして知恵を出し合うと、様々な場面でニュースとして取り上げてもらえることを知りました。また行政との連携で、活動に幅ができました。我々の会ができるまで、大歩危・祖谷というエリアは、大歩危峡やかずら橋に観光に来た人が泊まるところでした。温泉郷として認識いただくことで目的地となり、「お美姫鍋」といった地元の食を開発したり、インターネットで共通のプランを出したりできるようになり、あらためて"連携"の重要性を実感しています。
その意味で足摺やオール四国との連携は非常に大事で、連携を強化する体制づくりが必要だと思います。
山本 個人型に移行しようといっても地域全体で取り組まないと実現は無理でしょう。そういう転換期に観光圏の認定を受け、この事業にうまく乗ることで個人客対応のできる温泉地への移行を図りたいと思っています。
個人客対応となると「人に優しい観光地」というイメージも必要なので、足摺展望台をバリアフリー化する計画も進めています。インバウンドについても行政とともに腰をすえて取り組んでいますが、ジョン万次郎出生の地でもあるわけですから、ジョン万次郎をうまく活用して欧米からの誘客を狙いたいですね。

―2つの観光圏の現状を聞かれて溝渕さんは、どのようにお感じになりましたか。

溝渕 先般、香港で大歩危・祖谷と四万十・足摺を「海の秘境 山の秘境」としてPRしてきましたが、非常に好評でした。インバウンドや個人客を誘致するにはお題目が必要で「海の秘境 山の秘境」というキャッチコピーは、新しい切り口でいいと思っています。

―両観光圏とも民間と行政の連携がうまくいっている好例だと思いますが、行政サイドのご意見は。

桧尾 大歩危・祖谷地域は元々、通過型の観光地として栄えてきました。行政側としては、それも観光だと思っていましたが、ここ数年は地域に滞在してもらい、その地の歴史や文化、生活する人の生き方を知っていただくことが観光だと捉えています。

妖怪屋敷や襖からくりといった取り組みも、そういった観点から始めたものです。大歩危・祖谷はこういった素材が数多く残っているので、前面に出していきたいと思っています。
酒井 土佐清水市の観光はジョン万次郎を観光資源とする誘客促進、広域観光の推進、やさしい観光地づくりの促進などを進め、本市の基幹産業として位置づけてはいますが、個人客の動きを見ると新たな観光地づくりを行う転換期にきています。

丸岡 2月から観光地域づくりプラットホームを推進する一般社団法人を立ち上げ、着地型旅行商品の造成と販売促進に取り組んでいます。先日も首都圏の旅行会社へ来年のNHK大河ドラマ「平清盛」、落合集落、妖怪屋敷をからめた着地型ツアー商品をPRしてきました。
岡崎 圏域内の2泊3日以上の周遊ルートを構築するため、体験プログラムの開発や人材育成事業を行っています。観光圏としての入り込み客目標は達成していますが、宿泊客数では伸び悩んでいます。

田中 台湾の航空会社が今年の11月に高知、岡山のプログラムチャーターという形で6便運航します。先日も台湾の旅行会社14社に足摺へモニターツアーでお越しいただきましたが高い評価を得ました。一部の旅行会社からは高知、岡山の4泊5日のツアーで、2泊四国周遊型の商品を造ってもいいとの声もいただいています。

日本における旅行商品の滞在型を進める中で、体験型の着地型プログラムは重要で、すでににし阿波観光圏ではそういう商品も造っておられるので、四万十・足摺観光圏でも同様のプログラムを造って対比、対決型の見せ方をすれば面白いのではないでしょうか。
谷本 観光圏で宿泊重点地域にあたる大歩危・祖谷いってみる会とあしずり温泉協議会の連携はいいことですね。すでに話が出ているように「海の秘境 山の秘境」というキャッチコピーもできているようですし、それぞれ開発した商品の情報を共有化して、旅行雑誌などにアプローチをかけてはどうでしょうか。

―この2つの観光圏を結ぶJRさんのご意見は。

榎本 今後必要なのは、地域の顔が見える情報発信で、今回テーマとなっている「秘境」も食や地域ガイド、ボランティアの人たちの顔を出しながらストーリーをつないでいくことが大事でしょう。観光は自然や景色と重ねてしまいがちですが、両地域が支持されるのはシニア層で、その人たちに何回も来てもらうには人と文化の魅力を発信すべきです。

―本日の話し合いの中で「海の秘境 山の秘境」として両地域が連携していくことは共通認識になったと思います。これから誘客活動や共同宣伝など一緒になって進めていけることは多々あることでしょう。そこで、最後のまとめとして両地域が連携を進めるための協議会の設立を提案して、今日の座談会を閉めたいと思います。
(トラベルニュースat 11年9月25日号四国特集)




■"海の秘境 山の秘境"で連携を にし阿波、四万十・足摺観光圏で座談会(3)
http://www.travelnews.co.jp/closeup/discussion/1110261126.html

大歩危・祖谷いってみる会(植田佳宏会長)と、あしずり温泉協議会(田村卓実会長)の代表メンバーが出席して行った座談会終了後、オブザーバーも加わり意見交換会を開いた。


意見交換会で協議会設立を承認 人材育成など連携強化

田村会長からは座談会の席上、コーディネーターから提案のあった協議会設立についての確認が行われ、満場一致で承認された。協議会は植田会長と田村会長がそれぞれの地域の代表としての任につき、新たに会長をつくらないことを決めた。

具体的な取り組みについては、若手人材グループの育成としてオフ期に双方の若手グループがそれぞれの地域を訪れ、地域の清掃などを行うほか、インターネットで両地域のアピールも図っていく。
また、定期的に情報交換会も行い、「海の秘境 山の秘境」として特性を知り合うことでメディアへの働きかけも考えていく方針だ。

インバウンドや個人型旅行に関しても双方が協力して学びあっていくとした。観光圏内の宿泊重点地域として、できることから取り組んでいくことも確認した。

座談会の前にあいさつした国土交通省四国運輸局企画観光部の清水一郎部長は「3月11日の東日本大震災以降、観光を取り巻く環境は厳しいが、西日本から元気を発信したい。そういった中での観光圏同士の連携は大事だ」と、両観光圏の連携にエールを送った。

大歩危・祖谷いってみる会と徳島県、三好市の一行は翌日、足摺岬灯台や足摺七不思議などを見学したあと、ジョン万次郎記念館を視察し、カツオのたたき体験を行った。

(トラベルニュースat 11年9月25日号四国特集)



■外国人宿泊者、中・韓・台で半数占める…10年

外国人宿泊者、中・韓・台で半数占める…10年
http://news.infoseek.co.jp/article/20111025_yol_oyt1t01010/
[ 2011年10月25日20時14分 ] (読売新聞)

 観光庁が25日発表した2010年の宿泊旅行の調査によると、国内の延べ宿泊者数は前年比15・8%増の3億4882万人となった。

 このうち外国人の延べ宿泊者数は42・2%増の2602万人で、ともに07年の調査開始以来、最高となった。

 外国人の国・地域別では、1位が中国、2位韓国、3位台湾で、上位3か国・地域で全体の半数近くを占めた。観光庁は「個人向け観光ビザの発給要件緩和で、中国人観光客が大幅に増加した」と分析する。調査は、従業員10人以上の宿泊施設約1万2000か所を対象に実施した。



■2010年国内宿泊客は延べ3億5千万人

2010年国内宿泊客は延べ3億5千万人
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/10/25/kiji/K20111025001892320.html
[ 2011年10月25日 19:58 ]

 観光庁は25日、2010年の宿泊旅行統計を発表した。従業員10人以上の国内の宿泊施設に宿泊した客数は延べ3億4882万人で、うち外国人客は延べ2602万人。

 総宿泊客数を都道府県別にみると、東京、北海道、大阪、千葉、静岡が上位だった。また外国人客数は東京、大阪、千葉、北海道、京都の順で、この5都道府県で全国の7割近くを占めた。国籍別では中国、韓国、台湾、米国などが上位。

 調査対象の宿泊施設を前年の約1万カ所から約2千カ所増やした影響で、宿泊客数は前年比で約16%増(外国人客数は約42%増)だった。



■【仏国ブログ】中国語が分からない外国人向けの中国旅行テクニック

【仏国ブログ】中国語が分からない外国人向けの中国旅行テクニック
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1025&f=national_1025_080.shtml
2011/10/25(火) 11:38

  漢方薬や中国の食文化を中心に、中国についての情報を扱うフランスのサイト「Tuena et Dietetique Chinoise」では、中国語がまったく分からないフランス人が中国を旅する際のコツについてつづっている。

  フランス人にとっては、漢字はフランス語やアルファベットと異なるため、推測ができず、中国語の発音もフランス語の発音にはないものもあり、これも容易ではない。

  そこで、筆者がまず勧めているのが、漢字と中国語の発音表記であるピンイン(拼音)があわせて記載された旅行ガイドだ。ピンインとは、中国語の音節を音素文字に分けて、アルファベットの組み合わせで表せるようにした発音表記。

  漢字だけの場合、フランス人旅行者が旅行ガイドそのものを理解できず、またピンインは年配の中国人には理解されないこともある。そこで、、併記されたタイプのガイドならば、地名や会話の部分などを必要に応じて指をさせば、コミュニケーションできると述べている。

  次に、メモ帳と鉛筆、消しゴムを挙げている。目的地までどう行けばよいかといった場合には、道を記してもらえる。そして、中国でもアラビア数字が使用されているので、買い物時などに金額を確認する場合にも有効と伝えている。また、特に若年層の中国人は英語を学んでおり、最低限のコミュニケーションが取れることがある。しかし、中国人もフランス人である旅行者にとっても英語を母語としていないため、それぞれの持つアクセントなどが円滑なコミュニケーションの妨げとなることもある。このような時、メモ帳と筆記用具があれば英文で筆談が可能になるので有用だと記している。

  最後に、旅行出発前の短期間で中国語の発音だけでも学ぼうとしないほうがよいとつづっている。付け焼刃の発音の場合、中国人には理解されないか、またはまったく違う意味としてとらえられる恐れもあると説明。

  フランス人にとっては中国語は大変難しいため、旅行者はさまざまな工夫をして中国旅行を楽しんでいる様子がうかがえる。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



■【中国BBS】日本人の寿命が長いのは食べ物のおかげ?

【中国BBS】日本人の寿命が長いのは食べ物のおかげ?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1024&f=national_1024_145.shtml
2011/10/24(月) 13:09
  
  中国大手検索サイト百度の掲示板に「日本人の寿命が長いのは食べ物のおかげ?」というスレッドが立てられた。以下に中国語のBBSを日本語に翻訳して紹介する。( )内は編集部による素朴な感想。

----------------------
● スレ主:歪鋭3Q
  環境が良いから?睡眠時間が短いのに長生きできるってあり得ないよね。
----------------------

● 631161821
  環境が良いんだよ。脂っこいものをあまり食べないからね。
  (最近は脂っこいものもずいぶん多くなりましたが)
● 旋風__火
  ただ衛生的な物を食べているというだけのことだ。
  (重要なことですよね)
● Vo19oV
  環境が良い。空気と水がきれい。毎日大都市で暮らして排気ガスや工場汚染にまみれていたら、病気にならない方がおかしい。
● 死神の紅執事
  環境がきれいで自然食品が多い。魚や納豆、梅干しを食べる。塩分と油は控えめ。医療も発達している。高齢者向けの社会保障制度が整っている。これが、オレが思いつく日本人長寿の秘訣…。
● 命石の門的選択
  睡眠が短ければ短いほど長寿…スレ主は誰の影響を受けたんだ?
● limit_ivy
  日本人の普段の食習慣、栄養バランスと比べると中国は遅れている。でもアメリカ・ヨーロッパよりは絶対に良いはず。日本人が長寿なのは環境保護と精神状態が良いからかな。
● 愛情的瘋子
  環境が良い。食品の質が良い。中国のように子どものころから毒入りのものを食べていない。生の魚を食べるので栄養価が高い。
  (中国人は子供のころから毒入りの物を食しているんですか)
● v旋律V心碎
  環境よくて食べ物が良い。それと日本と韓国はお肌のお手入れがよくできている…。あとは日本の温泉!
● s9821
  飲食のシステムが良くて、医療が発達している。それに規則正しい生活をしているからだ。
(編集担当:畠山栄)

■【仏国ブログ】日本の小学校の運動会「フランスにない楽しい催し」

【仏国ブログ】日本の小学校の運動会「フランスにない楽しい催し」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1024&f=national_1024_109.shtml
2011/10/24(月) 11:53
  
  フランス人のブログ「2Years in Tokyo」では、以前ホームステイしていた日本人家庭に招かれて、小学校の運動会を見学した様子を紹介している。

  フランスでは、両親とも働いていることが多く、また週末は家族とともに過ごすという意識が高いためか、学校行事は比較的少なく、家族ぐるみで参加するタイプの運動会を企画している小学校も少ない。そのため、筆者にとって日本の運動会はフランスと違う文化を感じる機会だったようだ。

  まず、運動会は特定の小学校での行事ではなく、日本の公立小学校のほとんどが催しているものと紹介。そして内容も、陸上競技の種目を競う部分と、芸術的な部分の両方をあわせ持っていると述べている。

  走る種目以外では、フランスではほとんど知られていない騎馬戦をはじめ、見学に来ている家族や児童の兄弟などが飛び入り参加する種目があり、家族ぐるみで楽しめる楽しい内容だったと伝えている。

  筆者にとって一番興味深かったのは、応援合戦だったという。フランスで、応援というと米国のチアリーダーや、これと似た形式の応援が一般的と考えられているため、女子とほぼ同数の男子児童が参加する応援は、チアリーダーの応援とはまったく異なっており新鮮な印象を受けている。

  運動会がこんなに楽しいものだと、筆者は思っていなかったと語る。また見学できる日を心待ちにしているとつづり、日本の運動会はフランスとは異なる文化を体験できる機会だけでなく、外国人にとっても楽しめる雰囲気を持っていると好印象を持った様子がうかがえる。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



■【米国BBS】日本が好きになる理由は?「他国にない魅力がある」

【米国BBS】日本が好きになる理由は?「他国にない魅力がある」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1024&f=national_1024_102.shtml
 2011/10/24(月) 11:27
  
  米国のQ&Aサイト「howdopeople」では、なぜ米国に日本の熱狂的なファンがいるのだろう?と質問を投げかけている。以下、英語による書き込みを日本語訳した。(  )内は編集部の素朴な感想。
―――――――――――――――――――――――
●スレ主:
  なぜ米国に日本の熱狂的なファンがいるのでしょうか?日本好きな人たちはどうしてそこまで強い情熱や愛情を感じるのだと思いますか?
―――――――――――――――――――――――
●leonard h 
  2年間日本に滞在したことがあるけど、日本人はとても強い精神力を持ち、ユーモアがある。また仕事に誇りを持っているのも印象的。日本人が寛大で親しみやすいのは日本文化の影響だと思う。伝統を重んじる一方で革新的で、洗練された美的センスを持つ独特の文化が、米国人にとって魅力なんだ。
●Samurai Japan
  米国人は、自国以外の世界に目を向けなければならない時期なのだと思うよ。
(確かに米国内では経済問題もあり、以前に比べて他国に目が向いているのかもしれません)

●Nyah Kon 
  大部分の人々は、日本のメディアの影響で日本文化に強い興味を持つようになった。アニメや漫画、ゲームなどから日本語や歴史に興味を持ち始め、だんだんはまっていくんだ。
(子供時代にアニメで育った米国の若者が、その後日本に興味を持つケースが多いようですね)

●perfectlybaked 
  それらの人を親日家というが、たぶんそういった人が増えたきっかけは、日本が輝いているからだと思う。私は米国にはないコンパクトに作られた最新機器に特に引かれる。

●Rabbityama 
  日本には他国にない魅力があると思う。もし日本語クラスを受けてみたら、日本が好きな人たちの気持ちが理解できると思うよ。

●kyodai kame 
  大部分の日本好きな人は、アニメや漫画の国として好きなのだと思う。でも、実は19世紀のヨーロッパ人も日本に心酔し、「ジャポニズム」と呼ばれる日本趣味が流行した。



■タイ湾、28日から大潮に 首都、洪水被害深刻化も

タイ湾、28日から大潮に 首都、洪水被害深刻化も
http://www.usfl.com/Daily/News/11/10/1024_021.asp?id=91616
2011年10月24日 16:59米国東部時間  World News

 被害が深刻化するタイの洪水で、政府と首都バンコク当局は25日までに、タイ湾が28日から大潮となるのに伴い水を海に流すのが困難になり、被害が深刻化する恐れがあるとして厳重な警戒を呼び掛けた。

 首都を流れるチャオプラヤ川は、28日から数日間、満潮時に水位が最大約70センチ上昇。首都中心部の一部地域では、既に満潮時に川の水が漏れだしており、危険が高まるのは必至だ。

 中部アユタヤ県や首都北隣のパトゥムタニ県に深刻な被害をもたらした洪水は、首都北部に達しており、中心部でも冠水の恐れは高い。(共同)




■バンコク浸水、捨て身の防衛作戦
Flooding the Suburbs to Save Bangkok
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/10/post-2307.php
2011年10月21日(金)14時51分
パトリック・ウィン

首都中心部を死守するために政府が下した決断は、住宅や商店が密集する東部に水を誘導することだ

 死者300人以上を出し、首都バンコクにまで迫ったタイの大洪水。都心部への流入だけは回避したい政府は、バンコク市内東部7地区へ水を迂回させる作戦に着手した。首都のすべての水門を開放し、水を東部の3つの水路に流し込んで、最終的に海に放出する計画だ。

 とはいえ、都心部の死守には大きな代償を払わねばならないだろう。犠牲にされる東部地区も首都であることに変わりはなく、住宅地や商店が密集している。首都圏の人口はおよそ1000万人だ。
 水の流入が見込まれる地域では、軍や一般市民ら大勢の人々が、全長約7キロに渡って土嚢の壁を積み上げている。避難準備の勧告も東部7地区を含む都内9地区に出された。

 バンコク上空は暗い雲に覆われ、今後さらなる降雨が予報されている。自然の脅威は「ほほ笑みの国」を見逃してはくれないようだ。
(GlobalPost.com特約)



■ドンムアン空港、洪水により日本時間午後7時から一時的に業務停止

ドンムアン空港、洪水により日本時間午後7時から一時的に業務停止
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2011/10/58942.php
2011年10月25日(火)18時23分

 [バンコク 25日 ロイター] タイの首都バンコクのドンムアン空港は、洪水の影響で現地時間25日午後5時(日本時間同日午後7時)から一時的に業務を停止する。空港責任者が明らかにした。 
 滑走路はまだ冠水していないが、洪水のため多くの従業員や航空機利用者が空港に来ることができないためという。 

 ドンムアン空港は国内線や格安航空の拠点となっている。国際線を扱うスワンナプーム空港はいまのところ通常通り業務を行っている。



■米国のギャング急増 140万人、FBIが警鐘

米国のギャング急増 140万人、FBIが警鐘
http://www.usfl.com/Daily/News/11/10/1021_029.asp?id=91575
2011年10月21日 17:52米国東部時間  News from America

 米連邦捜査局(FBI)は21日、米社会で暗躍するギャングがことし4月時点で推定140万人に上り、2年前と比べ40万人増えたと発表した。犯罪手口もより巧妙になっているとして、ギャング稼業は「繁盛の一途だ」と警鐘を鳴らした。

 FBIによると、米国には約3万3000のギャング団があるとみられる。インターネットの交流サイト「フェイスブック」や動画投稿サイト「ユーチューブ」などを駆使してメンバーを勧誘したり、国際組織と連携しながら活動範囲を拡大したりしている。

 麻薬密売や恐喝など伝統的な犯罪を続ける一方で、住宅ローン詐欺や個人情報窃盗、偽造品販売など摘発リスクが少なく実入りが大きい知能犯罪に手を染めるケースが目立っているという。(共同)



■9月の外食売上高は0.8%減 台風の影響で客数落ち込む

9月の外食売上高は0.8%減 台風の影響で客数落ち込む
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00000570-san-bus_all
産経新聞 10月25日(火)16時2分配信

 日本フードサービス協会が25日、発表した9月の外食産業売上高は、前年同月比0.8%減と2カ月連続の前年割れとなった。大型台風が各地に被害をもたらし売上高が落ちたため。客単価は同1.4%増だったが、客数が2.2%減と落ち込んだ。

 ただ売上高の減少幅は8月の3.3%減より縮小し、回復傾向も見られる。特にファストフードは堅調で、売上高が前年同月比1.9%増と、3月の東日本大震災後、初めてプラスに転じた。客単価の安いハンバーガーやフライドチキン、ラーメンが好調だったという。

 ファミリーレストランの売上高は前年同月比4.6%減。うち焼き肉は、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通していた影響が続いており、同12.0%減だった。



■大橋巨泉さん、高知県の観光特使に 早くもアイデア披露

大橋巨泉さん、高知県の観光特使に 早くもアイデア披露
http://www.asahi.com/showbiz/news_entertainment/OSK201110250129.html
朝日新聞Web

 タレントの大橋巨泉さん(77)が25日、高知県の観光特使に就任し、県庁で尾崎正直知事から委嘱状を受け取った。大橋さんは「まだ東京で知られていない、うまい食べ物や観光地を僕が売ります」と意気込んだ。

 大橋さんは4月に「47都道府県で唯一来たことがなかった」という高知を訪れた。県出身のプロ野球解説者で友人の江本孟紀さん(64)の案内で、カツオのタタキなどを食べ、「僕が今まで食べていた魚は何だったんだろう」と感動し、雑誌で絶賛。特使を引き受けた。

 大橋さんは「もっと全国に名前を売らないと。キャッチフレーズは『昔はローマの休日、今やリョーマの休日』でいこう」と、早速アイデアを披露していた。(伊藤雅哉)


チアラ
巨泉さん 葉っぱ踏み踏み リョウマの休日  《字余り》



■<ゆるキャラまつり>経済効果、4億3000万円--彦根・滋賀

<ゆるキャラまつり>経済効果、4億3000万円--彦根・滋賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00000021-maiall-soci
毎日新聞 10月25日(火)17時8分配信

 滋賀県彦根市で22、23の両日行われた「ゆるキャラまつりin彦根~キグるミさみっと2011」の実行委は24日、同まつりの経済波及効果が約4億3000万円に上ったと発表した。09年の4億5000万円は下回ったが、昨年とほぼ同額だった。


ゆるキャラまつり2011 過去最高の人出

 集計によると、2日間に彦根を訪れた観光客は前回を3000人上回り、これまでの4回で最高の約7万8000人だった。宿泊客は2000人(前泊を含む)、日帰りは7万6000人。経済波及効果は過去4年の調査を基に、宿泊客と日帰り客が使う平均金額から算出した。

 実行委は「観光客数は予想を8000人上回ったが、不況の影響で宿泊客、日帰り客とも消費単価を抑えたようだ。一過性ではなく、継続して認知度を上げることが今後の課題」と分析している。【松井圀夫】

■最新鋭787、世界初の営業運航 全日空チャーター成田出発

最新鋭787、世界初の営業運航 全日空チャーター成田出発
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011102601000485.html
2011/10/26 13:14   共同通信

 全日空が世界に先駆けて導入した最新鋭旅客機ボーイング787が26日午後0時45分ごろ、成田発香港行きのチャーター便として初めての営業運航に飛び立った。

 連絡バスのゲートでは鏡開きなどの式典が開かれ、乗客らに升酒が振る舞われた。バスで搭乗口に向かった乗客は、機体の前で記念撮影し笑顔でタラップを上った。先だって記者会見した丸井祐一機長(54)は「とても光栄。快適なフライトになるよう努力します」と話した。

 787は、エンジン2基を搭載した定員260人前後の中型機。全長56・7メートル、幅60・1メートル、高さ16・9メートルと、従来機と比べて両翼が長い。



■サイパン観光人気で路線相次ぐ

サイパン観光人気で路線相次ぐ
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111026/mcb1110260501002-n1.htm
サンケイBIZ

 米国・北マリアナ諸島のサイパンへの観光が中国国民の間で人気となっている。中国の航空会社も明るい見通しをもっており、相次いでサイパン路線を開設している。

 四川航空は今年4月、上海-サイパンの直行路線を開設。5月には成都-広州-サイパン路線を開通させた。座席利用率は常に9割に達している。

 中国国際航空によれば、同航空は12月から北京-サイパンの直行路線を再開する。この路線は毎週2回。旅客332人を乗せられるボーイング777を使用する。片道わずか5時間半。2010年には約4万5000人の中国観光客が北マリアナ諸島を訪れている。(中国新聞社)



■宇宙港完成で宇宙の旅が目前に

宇宙港完成で宇宙の旅が目前に
Virgin Galactic Unveils "Spaceport"
2011年10月19日(水)16時12分

来年には20万ドルで宇宙旅行が実現? ヴァージングループの宇宙港完成にブランソン会長も大はしゃぎ
http://www.youtube.com/watch?v=R4fjPLDDCL4&feature=player_embedded#t=0s

 世界初の宇宙船空港「スペースポート・アメリカ」が米ニューメキシコ州に完成した。建造したのは、英ヴァージングループの宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック。17日に行われた落成式には、グループのリチャード・ブランソン会長も出席し、宇宙船のデモ飛行も披露された。

 AP通信は式典の模様を次のように伝えている。

 商業宇宙旅行のための世界初の宇宙港が披露されるなか、イギリスの大富豪リチャード・ブランソンはいつものように派手なパフォーマンスで登場。宇宙港の屋根から命綱でぶら下がりながら現れ、シャンパンボトルを振ってがぶ飲みしていた。

 滑走路だけでなくターミナルや格納施設も完備したスペースポート・アメリカには、「スペースシップ2」や「ホワイトナイト2」といったヴァージンの宇宙船が保管される。さらに宇宙管制塔や宇宙旅行者のための「準備施設」も備えている。

 AP通信によれば、ホワイトナイト2での2時間半の準軌道飛行(地上から宇宙に到達して戻ってくる飛行で、地球周回はしない)の費用は20万ドル。「5分間の無重力状態と、これまで宇宙飛行士しか見られなかった地球の姿を眺める」ことができる。既に約455人がチケットを購入しており、彼らの一部も式典に参加してホワイトナイト2の遊覧飛行を見物した。

 式典にはニューメキシコ州知事スザンナ・マルティネスも出席した。スペースポート・アメリカの建設費用2億900万ドルは同州の税金でまかなわれている。
 
 ヴァージン・ギャラクティックは先週、新型民間宇宙船スペースシップ2を研究用としてNASA(米航空宇宙局)に貸し出すことで合意した。NASAの技術者や科学者らは、450万ドルの賃料を払って最大3回の飛行をする予定だ。スペースシップ2は8人乗りで、母機と共に発射し、上空で分離する空中発射型の宇宙船だ。

 ギャラクティックによれば、実際の試験飛行は来年に入って開始される予定。乗客を乗せての運航開始は連邦航空局(FAA)の認可を受けてからになる。
(GlobalPost.com特約)



■出入境とホテルがネック:観光客の満足度低下、理工大調査[観光]

出入境とホテルがネック:観光客の満足度低下、理工大調査[観光]
http://news.nna.jp/free/news/20111025hkd002A.html
香港  2011年10月25日(火曜日)

香港を訪れる旅行客が増える一方で、その満足度はむしろ下がっていることが、香港理工大学酒店及旅遊業管理学院の調査で分かった。項目別の満足度では「小売店」と「飲食店」が上向く一方で、「出入境管理」と「ホテル」は低下。出入境審査場での長い行列や、観光シーズンでのホテルの値上げが嫌気されているようだ。

調査は毎年実施しているもので、7つの評価項目について、100点を満点に出している。調査対象は日本をはじめ7カ国・地域から訪れた旅行客で、今年は2.352人に対し実施した。

全体の評価は前年比1.33ポイント減の72.61点にダウン。項目別では「交通」の満足度が77.81点となり、昨年に引き続き一番高い評価を得た。これに「観光地」が77.81点で続いた。

項目別で昨年最も評価が低かった「飲食店」は67.39点で再び最低となったものの、改善がみられた。また飲食店同様、昨年の調査では70点を下回った「小売店」も上向いた。

一方で「出入境管理」と「ホテル」への評価はいずれも昨年より落ち、70ポイントを下回った。

香港旅行業議会(TIC)の胡兆英(マイケル・ウー)会長は「出入境管理」について「空港や税関などで長い行列ができてしまっており、一部の旅行客が不満を覚えている」と指摘。「ホテル」については「繁忙期には需給バランスの問題から宿泊料が一気に50%近く値上がりすることもある。一部の客は高過ぎるとみているのだろう」と述べた。

国・地域別の評価では米州が最も満足度が高く78.04点。
これに◆オーストラリア・ニュージーランド・太平洋諸国(77.93点)◆欧州・アフリカ・中東(74.12点)◆中国本土(73.65店)◆南アジア(71.09点)◆台湾・マカオ(68.25点)◆日本・韓国(64.43点)――という順番で続いた。

マカオ、深センについても同様の調査が行われている。結果はマカオが3.6ポイント減の68.5点、深センが1.6ポイント減の65.1点だった。

香港の観光人気は中国本土からの観光客の増加などもあって年々高まっている。香港観光発展局(HKTB)によると、8月の来港旅客数は前年同月比17.7%増の406万5,761人で、統計史上初めて400万人の大台を突破した。

また世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「全世界人気の観光都市トップ25」では、全体で10位、アジアで1位に選ばれている。今後も観光客は増えるとみられるだけに、手頃なホテルを増やしたり、入国審査の処理能力を高めることが香港の課題となりそうだ。<香港>



■山形の外国人観光客、震災後は8割減 今年上期

山形の外国人観光客、震災後は8割減 今年上期
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201110170577.html

 山形県は17日、2011年上期(1~6月)に県内を訪れた外国人観光客数を発表した。東日本大震災が発生した3月以降に限ると、前年比80%減の2754人。上期全体では同34%減の3万4955人だった。

 外国人客が見込まれる98の宿泊施設と11の立ち寄り箇所にアンケートした。

 地域別では、最も多い台湾が同47%減の2万794人。1~2月も旧正月の休暇期間が短かったことや航空運賃の値上がりなどで減少した。2番目の韓国は1~2月に仙台空港の定期便を利用したスキー客などが増えたことから、同38%増の6254人。香港は同33%減の3568人だった。いずれの地域も3~6月は7~9割減だった。

 下期の見通しについて、観光交流課は「一部の宿泊施設でツアーの問い合わせや予約が少しずつ入っており、冬場に向けて回復の兆しが見えている」という。



■観光地の宿泊、昨年より6割減 廃業15カ所 茨城

観光地の宿泊、昨年より6割減 廃業15カ所 茨城
http://www.asahi.com/travel/aviation/TKY201108250531.html?ref=reca

 茨城県観光物産課は25日、東日本大震災から5カ月を経ても、県内の観光産業では風評被害などにより宿泊客の激減など深刻な影響が続いていることを県議会環境商工委員会で報告した。窮状を打開しようと県は秋の宿泊キャンペーンなどの観光振興計画を発表した。

 県のまとめでは、今夏の県内海水浴客は昨年比で約16%。震災後から7月末までの観光地の主なホテルと旅館の宿泊実績の平均は、同約40%だった。主な観光施設の7月の団体客は同26~36%。ホテルや旅館は25カ所が休業、16カ所が廃業したという。

 原子力損害賠償紛争審査会が7千人を対象に行った旅行意識調査では「旅行先として避けたい地域」として57%が茨城県を挙げ、福島県に次いで全国2番目となったことも報告された。

 委員からは「茨城は安全、安心だという大量の情報を全国に発信する必要がある」(石塚仁太郎氏)など、PRを求める意見が相次いだ。県側は、観光ホームページなどで風評被害を払拭(ふっしょく)するための情報提供を強め、首都圏や北海道からの団体客誘致策を検討すると答えた。

 第1弾として9月1日から2カ月、「秋の宿泊キャンペーン」を実施する。県ホテル旅館生活衛生同業組合が県と初めて全県的に行う企画で、73の宿泊施設で料金割引プランなどを設定する。ただし、この企画の対象は県民限定で、「県民が県民を救う運動に盛り上げたい」という。



■震災で激減、外国人観光客呼び戻せ 京都、官民取り組み

震災で激減、外国人観光客呼び戻せ 京都、官民取り組み
http://www.asahi.com/travel/aviation/OSK201109140138.html?ref=reca
2011年9月15日0時35分

 東日本大震災後に激減した外国人観光客が、世界的な観光地・京都になかなか戻らない。円高の影響も懸念される中で、官民があの手この手の呼び戻し策に乗り出している。

 「京都市内に宿泊する中国人観光客は、ここ10年で4倍に増えた。ぜひ京都に来てほしい」。京都市の白須正・産業観光局長は14日、市役所で中国・山東省の旅行会社の社長らでつくる「山東省旅行社協会」の一行に強くアピールした。

 山東省と友好協定を結ぶ山口県との交流のため訪日し、視察で京都に立ち寄った。協会の陳秉忠(チェン・ビンチョン)副会長は「中国の観光客に、京都はあまり知られていない。いろいろなコースを作って宣伝したい」と話した。

 府や府観光連盟などでつくる外国人団体観光客誘客促進協議会は今月、外国人の団体旅行を実施した旅行会社に対する助成制度を始めた。対象は、外国人10人以上で府内に1泊以上し、2カ所以上の観光地を訪れた団体旅行。人数が10~19人なら10万円、20~29人なら15万円、30人以上なら20万円を助成する。

 8日までに中国、韓国、ブラジル、タイなどからの旅行約180件について、計約2500万円の申請があった。予算額の上限に達し、14日に受け付けを終了した。府観光課の担当者は「想定を上回るスピード。ひとつの安心材料になった」と話す。

 京都市は外国人宿泊客の不安を解消しようと、1日から市内のホテルや旅館約600軒を対象に、電話通訳の実証実験を始めた。外国人宿泊客からの相談を受けたフロントの職員が専用窓口に電話すると、日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で、24時間態勢で対応する。

 14日までの利用は4件で、「中国人の宿泊客がどこに行きたいと言っているのか分からない」などの相談があったという。

 民間の動きもある。京阪バス(南区)は10月1日から、定期観光バスで外国語案内を始める。対象は、金閣寺、銀閣寺、清水寺を回る「京の半日コース」と、金閣寺、清水寺を回る「京の早まわりコース」の2コース。イヤホン式の受信機から、英語、中国語、韓国語の3カ国語の音声ガイドが流れる。全地球測位システム(GPS)でバスの位置を把握し、案内地点を通過すると車内モニターに映像が流れる。

 JR京都駅(下京区)内に府と京都市が共同で設置する京都総合観光案内所(京なび)を利用する外国人の数は、大震災直後の4月、前年同月比24%の約6千人にまで落ち込んだ。8月も同47%(速報値)と苦戦が続く。京都市観光協会の担当者は「今後は震災に加えて、円高の影響も出てくるだろう」と懸念する。

 京都市の担当者は「根本的な原因は放射能への不安。原発事故が収束しない限り劇的な回復は難しい。できることから始め、なんとか持ち直せれば」と話す。(竹山栄太郎、堀田浩一)



■外国人1万人日本無料招待に外国人の反応は? そのほとんどが「行きたい!」

外国人1万人日本無料招待に外国人の反応は? そのほとんどが「行きたい!」
http://news.infoseek.co.jp/article/rocketnews_20111024144528
2011年10月24日17時00分 ロケットニュース24

東日本大震災の影響により、日本への外国人観光客が減少しています。これは経済的に見ると大きな痛手であり、観光庁は対策として、外国人1万人を無料招待する方針を先日明らかにしました。これは、2012年度実施を目標にしており、既に観光庁は、12年度予算の概算要求に11億8000万円を盛り込んでいます。

観光庁の狙いとしては、訪日した外国人にソーシャルメディア(facebookやTwitter)を使ってもらい、日本の良さや安全性をクチコミでアピールしてもらいたい、という意図があります。もちろん、強制的にポジティブなクチコミを書かせることはしないでしょう。見たままや感じたことをリアルに投稿してもらい、まずは日本を知る機会を広げたいのだと思います。

そういう意味では、この約12億円というお金がどれほどの効果を生むのかとても楽しみです。

さて、この1万人無料招待というニュースは、日本以上に海外で話題になっていることをご存じでしょうか。イギリスの新聞「The Guardian」(ガーディアン)では、『あなたは、フリーチケットを貰って日本に行きたい?』という記事で読者に問いかけており、多くのコメントが投稿されています。それでは海外の方のコメントを一部紹介しましょう。


「生きたコジラに会える唯一のチャンスになるだろう。」
「もちろん行きたいです。」
「日本は訪れるべき素晴らしい場所なのでそのプランに魅了されています。」
「京都に行ってみたいです。でも私は、ゲーム「Total war」のファンなのですが。」
「ラグビーのシーズンに行ってみたい。」
「どこで申込みができるのですか?」
「行きたい。なぜなら、前の私の妻が以前「京都のお寺に行こう」と約束してくれたから。」
「場合によるかな。」
「日本に戻りたいな。日本は素晴らしい場所だし、みんな良い人だから。」
「どんな人が採用されるんだろう。」
「交通事故を恐れて家を出ないより、災害を恐れて日本に行かない方がはるかにバカだ。日本は世界でももっとも楽しい場所の一つだ。日本人は今まで以上に観光客を必要としているのだ。日本に行こうよ。」
「無料の航空券がもらえるということだけど、他にもお金かかるんでしょ。」
「シミだらけで、汚いホテルに私は泊まらなければならなくなるだろう。」
「グランカナリアに1994年に行った以来、休みを取ってないなー。でも私は日本のすべてが好きです。」
「もちろん行きたいです。25年以上も日本に行ってないな。」
「ほとんど旅行には今まで行ったことないけど、一度だけ数年前、日本に行ったことがあります。日本は本当に大好き。彼らはとても礼儀正しいし、チップもないしね。本当に進んだ国ですよ。」
「例え、フリーチケットをもらっても行きたくないな。」
「アイルランド国籍の格安航空会社「アイアンエアー」で行けるのかな。」
「富士山でスキーはできなけど、長野や北海道ではワールドクラスのスキーが楽しめるよ。」
「日本政府は素晴らしいアイデアを考えたものですね。」

そのほとんどがポジティブなコメントばかりで、「原発事故を理由に行きたくない」といったネガティブなコメントは皆無でした。なかには、「日本は今、災害で今まで以上に苦しんでいる。だからこそ観光客を今必要としているんだ。日本へ行こうよ。」と日本人の私にとっても心に響くコメントも残されていました。

また、「どこで申込みができるの?」「申込みの基準とかあるの?」「いつから申込みがスタートするの?」といったチケットを心待ちにするコメントも続々と投稿されており、情報が正確に伝わっていないという現実もわかりました。私たちが思っている以上に海外の人は日本を応援してくれているのですね。

果たして、どのような形で、募集者を募り、この計画を実施するのか今のところ不明ですが、またアナウンスがあれば、ロケットニュース24の英語版でも紹介していきたいと思います。世界中の多くの人に知ってもらうために。

参照:guardian.co.uk(英文)



■タイ大洪水、バンコクツアー中止の動き拡大


タイ大洪水、バンコクツアー中止の動き拡大
http://news.infoseek.co.jp/article/20111024_yol_oyt1t01074/
2011年10月24日20時22分 読売新聞

 タイの大洪水の被害が首都バンコクにも拡大したことを受け、国内の大手旅行会社では、バンコク方面へのツアーも当面中止にする動きが広がっている。

 最大手のJTBは24日、洪水被害が大きいアユタヤ方面に加え、バンコクへのツアーも、「観光客の安全面に不安がある」として、11月15日出発分まで中止することを決めた。

 日本旅行とANAセールスは24日、アユタヤとバンコク方面のツアーを31日出発分まですべて中止することを決めた。近畿日本ツーリストも31日出発分までを取りやめた。

 エイチ・アイ・エスはアユタヤへのツアーは31日出発分まで中止した。バンコクへのツアーは現時点で中止はしていないが、31日出発分まではキャンセルの申し出があれば、全額払い戻しに応じている。



■タイ・バンコク 日本人観光客が激減


タイ・バンコク 日本人観光客が激減
http://news24.jp/nnn/news89023853.html
[ 10/24 19:15 NEWS24]

  洪水被害が拡大しているタイ・バンコクでは、日本人観光客が激減している。 バンコクの中心を流れるチャオプラヤ川では、例年のこの時期に比べ、水位は1メートル以上高い状態が続き、水上バスなどの桟橋は水の下に沈んでしまっている。また、水位が上がったせいで、橋の下がくぐれない船もあり、水上バスの大手企業が24日から運航を取りやめた。

 「新東洋旅行社」・渡辺俊男さんによると、日本からの旅行社は、全体の7~8割がキャンセルになっているということで、有名な寺院・ワットプラケオ周辺では、日本人の姿はほとんど見られない。渡辺さんは「3月に起きた(東日本大震災による)津波の影響で、水を怖がる傾向が日本人に強いのではないか」と話している。



■韓国観光公社、中国内陸部3都市に支社設置へ


韓国観光公社、中国内陸部3都市に支社設置へ
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/24/2011102400371.html
朝鮮日報

 韓国観光公社が中国人観光客の誘致を目指し、中国内陸部の三つの大都市に支社を置く計画を進めている。

 同公社の関係者が23日に発表したところによると、中国内陸部の中部地方にある西安、成都、武漢に、来年上半期までに支社を設置する予定だという。現在、同公社の中国支社は北京、上海、広州、瀋陽の4カ所だけだ。

 文化体育観光部(省に相当)の関係者は「西安、成都、武漢の3都市からは年間3万人以上の観光客が韓国を訪れているが、今後は年間10万人ずつ誘致する計画」と語った。韓国政府が中国内陸部の観光客に注目する理由は、韓国を訪れる中国人の消費額がこのところ飛躍的に伸びているためだ。韓国観光公社とBCカードは、今年1年間に韓国を訪れる中国人観光客の消費額を2兆7000億ウォン(約1800億円)と推定している。

 これらの3都市の人口はいずれも1000万人以上で、1人当たり国内総生産(GDP)は昨年基準で6000‐9000ドル(約46万‐69万円)に達する。北京(1万5577ドル=約119万円)や上海(1万6804ドル=128万円)には及ばないが、GDPが毎年10‐15%の伸びを示すなど、潜在力が大きいとの分析だ。仁川空港と各都市を結ぶ直行便がある点でも共通している。

李信栄(イ・シンヨン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



■JNTOバンコク事務所がフォトコンテスト-落ち込んだ訪日観光の復興目指す

JNTOバンコク事務所がフォトコンテスト-落ち込んだ訪日観光の復興目指す
http://bangkok.keizai.biz/headline/765/
(2011年10月21日) バンコク新聞

 日本政府観光局(JNTO)バンコク事務所(10th Fl. Serm-Mit Tower,159 Sukhumvit 21 Road)は現在、東日本大震災で落ち込んだ訪日観光の復興を目指し、「ビジットジャパン・フォトコンテスト~笑顔の日本に行ってきました~」を開催している。後援は在タイ日本国大使館。

 選考対象は、東日本大震災以降に日本を訪れたタイ人による日本で撮影した写真。特設サイト上で投稿写真を公開することで、震災後の日本の回復をアピールし、訪日旅行の促進につなげたい考え。口コミ効果による風評被害の払拭(ふっしょく)も狙う。

 コンテスト作品の審査は、ユーザー投票によるポイントも考慮しながら、同事務所、在タイ日本国大使館、旅行誌「Nature Explorer」編集長で著名な写真家ドゥアンダーオさんらで構成する選考委員が最終決定。受賞者らには「東京フリーパッケージツアー」をはじめ協賛企業各社から賞品を贈る。

 2010年の訪日タイ人数は21万4,900人を記録し初めて20万人を突破。2007年から続く訪日ブームにより急増しており、ブーム以前の2006年と比べると70%増となっていた。震災後に大きく落ち込んだタイの訪日市場も、8月の統計では前年度比87.2%まで回復。主要15市場の中でも著しい回復ぶりを見せているが、同コンテストの開催によりさらに弾みをつけたい考えだ。

 投稿受け付けは12月20日まで。



■9月の訪日外国人は前年同月比25%減、原発問題に円高加わり7ヶ月連続で減少


9月の訪日外国人は前年同月比25%減、原発問題に円高加わり7ヶ月連続で減少
http://www.zaikei.co.jp/article/20111024/84410.html
2011-10-24 10:56

 日本政府観光局(JNTO)が21日に発表した、訪日外国人旅行者数と出国日本人数に関する統計報道発表資料(推計値)によると、9月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比24.9%減の53万9,000人で、出国日本人数は同6.7%増の164万5,000人だった。

 訪日外国人旅行者数の前年同月比減少は、3月の東日本大震災発生以降7ヶ月連続となる。原発の放射能問題が落ち着き、下げ幅は縮小傾向にあるものの、最近の異常な円高も影響し、減少が続いている。燃油サーチャージが段階的に引き上げられてきたことも、特に欧米など、遠距離市場に対する阻害要因になっている。

 しかし、「報道は限定的になっており、一部の市場では、被災地から離れた北海道、関西、九州、沖縄への訪日旅行需要が回復傾向にある」とJNTOは報告している。震災発生以後、寄港が全て中止されたクルーズ旅行も、8月から再開されているという。

 一方、出国日本人数は、7月から3ヶ月連続で前年同月比増となった。円高が海外旅行需要にプラスに作用した。円はドル、ユーロだけでなく、香港ドル、台湾ドル、韓国ウォン、タイバーツなどアジアの主要通貨に対しても上昇し、海外旅行する上で有利な状況となっている。

 また、企業の節電対策として、休日の分散や変更、延長を実施した企業も多く、海外旅行増に寄与したと考えられる。



■9月の出国者数、3ヶ月連続増-訪日は24.9%減、減少幅縮小

9月の出国者数、3ヶ月連続増-訪日は24.9%減、減少幅縮小
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=50836
2011年10月23日(日)

 日本政府観光局(JNTO)によると、2011年9月の日本人出国者数の推計値は、前年比6.7%増の164万5000人となり、3ヶ月連続で前年を上回った。また、1月から9月の累計は0.3%増の1253万1000人となり、震災後初めての前年超えとなった。円高が進行し、米ドルをはじめ香港ドル、台湾ドル、韓国ウォン、タイバーツなどに対して円が最高値または近い水準を保っていることが、海外旅行需要を後押ししたとの考えだ。

 一方、9月の訪日外客数は、推計値で24.9%減の53万9000人となった。震災発生後徐々に減少幅は縮小傾向になり、9月は減少幅が2割台まで回復。ただし、JNTOでは、原発事故による放射能汚染に対する懸念が依然として強く、子供連れの家族旅行や富裕層の回復に影響していると分析、また、続く円高や燃油サーチャージの上昇も阻害要因となったという。一方、観光客に比べビジネス客が先行して回復しているとも指摘。被災地から離れた北海道や関西、九州、沖縄への訪日旅行需要も一部市場では回復傾向にあるとした。

 国、地域別でみると、タイが7.2%増と震災後初めて前年を上回り、9月中旬に震災後初めて実施したチャーター便による訪日ツアーもあり、9月単月で過去最高を記録。インドも9.4%増と前年を上回った。一方、最も減少幅が大きかったのはオーストラリアの43.8%減で、次いで韓国の36.9%減、カナダの36.0%減となった。また、9月から個人観光ビザの要件が緩和された中国は18.0%減、台湾は17.5%減、香港は15.6%減と減少幅が縮小した。

▽溝畑長官、訪日需要回復を評価-第3次補正や12年度予算で取り組み継続

 観光庁長官の溝畑宏氏は21日の定例会見で、「主要アジア4ヶ国のうち、韓国を除く3ヶ国でマイナス10%台まで戻ってきている。今後回復していくうえで明るいニュース」と喜びを示し、「予想よりも早いスピードで回復している」とコメント。今後は「震災から1年という限られたタームで、どれだけ効果的な改革ができるかが大きい」との考えで、第3次補正予算でも今後の訪日需要回復に向けた取り組みを進めていく方針だ。他省庁とも連携し、ビザの緩和や新千歳空港、茨城空港の規制緩和、CIQの改善など協力して取り組んでいくという。

 また、溝畑氏は、2012年度予算要求に盛り込んだ、外国人1万人に無料航空券を贈呈する「Fly to Japan!事業」についても「国内的な(旅行の)呼び水にしたい。また、海外に対しても訪日の関心を高めてもらえれば」と意欲を示した。同事業は外国人を実際に招待することで、SNSや口コミを通じて訪日旅行の安心・安全を発信するとともに、応募者への訪日イメージ調査を実施するもの。同氏によると、10月中旬にシンガポールで開催されたITBアジアの記者会見でも多くの海外メディアから質問があり「今まで関心もなかった人たちから関心を持ってもらっている。訪日に向けての関心を喚起しているのでは」と成果を述べた。



■観光庁、第3次補正予算26.4億円-需要喚起、震災復興支援も


観光庁、第3次補正予算26.4億円-需要喚起、震災復興支援も
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=50837
2011年10月23日(日)

 政府は10月21日、第3次補正予算案を閣議決定した。観光関係は26億4500万円となり、このうち国内観光活性化緊急対策事業に6億5000万円、外客誘致緊急対策事業に13億8900万円、広域連携観光復興対策事業(東北観光博)に5億5000万円、地域再生のための観光業支援事業に5700万円を振り分けた。

 観光庁長官の溝畑宏氏は同日開催された定例会見で「ゴールデンウィークや夏は思っている以上に回復したが、現状としてはまだまだ厳しい状況」との見方を示し、第3次補正予算で「国内観光の復旧、いち早いインバウンドの回復、特に東北の復興をより強力にすすめていく」考えを示した。

 国内観光活性化緊急対策事業では、国内観光需要の確実な回復をはかり、国内旅行促進のための環境整備に1億5000万円、機運醸成のため全国規模で実施する、官民合同の国内旅行振興キャンペーンに2億円、新たな国内旅行需要創出のためのモニターツアー事業に3億円をあてる。環境整備では、企業に対し休暇取得と旅行促進を働きかける「ポジティブ・オフ」運動を推進。国民的な運動として拡大をはかる考えで、来年度予算の要求にも組み込み、継続して取り組んでいく。

 外客誘致緊急対策事業では、プロモーションと旅行会社・メディア招へい事業に5億6100万円をあて、訪日外客回復のため、韓国、中国、台湾、アメリカ、香港の5大市場に対し積極的にプロモーションを展開するほか、国際会議などのキャンセル防止事業に2800万円、受入環境整備事業に8億円を振り分ける。受入環境整備事業では、地方自治体をはじめ要望が高かった公共交通機関の利用増進のため言語バリアフリー事業を実施。外客受入戦略拠点・地方拠点計26拠点での取り組みも継続する。

 広域連携観光復興対策事業では、観光による被災地復興をはかり、広域エリアでの新たな観光地作りのモデル構築のために、東北地方全体を博覧会場に見立てた「東北観光博」を実施。来年度予算要求にも組み込んでおり、2012年1月から1年間継続して取り組む計画で、まずは冬の閑散期の需要喚起をねらい、2011年に日本スキー発祥100周年を迎えたスキーや冬の祭をアピールしたい考え。ポータルサイトで統一した情報発信をおこない、効果的な集客をはかる。

 地域再生のための観光業支援事業では、岩手、宮城、福島の被災3県と風評被害が認められる群馬、栃木、茨城の北関東3県で、観光業が中心となっている地域の再生をめざし、事業再生や観光地域づくりの専門家チームを派遣。現地相談会などを開催し、実践的なアドバイスをするなどバックアップをしていく。



■日本版LCCの可能性と課題、「空飛ぶ電車」の実現へ

日本版LCCの可能性と課題、「空飛ぶ電車」の実現へ
http://www.travelvision.jp/event/detail.php?id=50855
2011年10月24日(月)トラベルビジョン

ピーチやジェットスター(JQ)の代表者らが登壇し、日本でのLCCのあり方などについて議論した運輸政策研究機構国際問題研究所主催のセミナーとパネルディスカッション。前回は、当日の様子からそもそもLCCとは何か、それによってどのような効果が見込めるのかといった点について紹介した(リンク)。特に効果については、運賃の値下がりとそれによる市場の拡大が期待できるという。今回は、「日本版LCC」が実際にこの効果を実現するために何をしようとしているのか、必要なのはどのようなものかについて伝える。


▽LCCの課題は「差別化」

ジョージ・メイソン大学公共政策学科教授のケネス・バトン氏 世界の潮流から取り残されたようにLCC不在の状態が続いた日本市場。しかし、今年に入って全日空(NH)系のピーチ・アビエーションとエアアジア・ジャパン、日本航空(JQ)系のジェットスター・ジャパンが設立を発表。スカイマーク(BC)も、成田就航にあたり「これまでも我々はかなり努力して安い運賃を提供してきた」が「根本的な事業スタイルは大手と何ら変わっていなかった」とし、「成田では本格的なLCCのスタイルを採用する」(すべてBC代表取締役社長の西久保愼一氏)と表明。片道980円のバーゲン運賃を設定するなど、潮目が変わりはじめている。

 「LCC文化」のない日本市場で、いかに事業を成功させるか。ジョージ・メイソン大学公共政策学科教授のケネス・バトン氏は、諸外国の先例を挙げ、「多くのLCCが抱えている問題は、(ある市場で)成功すると他のLCCが次々に参入してきて市場が溢れてしまうこと」であると指摘。LCCと一口で言っても多くの会社が参入と事業停止を繰り返しているといい、例えば欧州だけでも2003年から2005年までの間に50社以上のLCCが姿を消したという。

 こうした環境下で生き残るためには、他社との差別化が重要になる。バトン氏は、例えばサウスウェスト航空(WN)はLCCでありながらフルサービスキャリア(FSC)と同様のサービスを提供しているといい、「従来型の航空会社とほとんど変わらない」と指摘。その上で、「LCC自体も進化する。日本やアジア市場について考えれば、LCCがどこまでこういった進化の中に踏み込んでいけるか」が課題であると強調した。


▽事業モデルの明確化がカギ-LCCは「空飛ぶ電車」?

ピーチ代表取締役CEOの井上慎一氏 日本市場での差別化について、ピーチ代表取締役CEOの井上慎一氏は、例えば同じくNH系であるエアアジア・ジャパンが成田を中心とするのに対して、ピーチは「関西拠点のアジアのリージョナルエア」であることがカギとの考えを示す。関西を選んだ理由は「東京よりもアジアに1時間近い」ためで、「我々はアジアにフォーカスする」と強調。また、「日本人の強みを活かすこと」も事業の根幹に据えているといい、「ホスピタリティ」「カワイイ、カッコイイ」といった日本らしさを活用していく方針を示している。

 事業のイメージとしても「既存の航空会社の延長線上ではなく、航空を利用した新しい交通モード」をめざしているといい、「簡単にいうと、“空飛ぶ電車”」であると説明。

 例えば「電車を乗る時に、コールセンターに電話してチケットは買わず、無人の券売機でA地点からB地点までのチケットを買う」、あるいは「自分が希望した席に座りたければ、別料金を払って指定券を買う。車内でお弁当を食べたい、お茶を飲みたい方は自分で買ってくるか、あるいは車内のワゴンで買う」といった点がめざす姿を表していると指摘した。

 このほか、差別化以外の課題としてJQグループCEOのブルース・ブキャナン氏は規制緩和やコスト削減を挙げる。規制緩和については、例えば国外の免許を持つパイロットによる運航を認めることや、海外の機材メンテナンス会社に日本企業との競合を認めることを例示。また、「日本でのグランドハンドリング費用はオーストラリアの6倍、シンガポールの8倍」とし、空港関連コストの引き下げにも言及した。


▽訪日市場拡大にはパートナーシップ構築を

JQグループCEOのブルース・ブキャナン氏 もう一つ、パネリストが市場開発の課題として口を揃えたのは関係企業とのパートナーシップの確立。ブキャナン氏はパートナーとして空港会社や観光業者、規制当局、航空機メーカーを例示。井上氏も、「インバウンドのお客様を考えた時、安い運賃を提供してアジアから日本にお連れしても、その後は関与できない」とし、「航空事業、観光事業のバリューチェーン全体の中で議論をするようなムーブメントを巻き起こしていければと考えている」と語る。

 また、セントラルフロリダ大学ホスピタリティ経営学部副学部長の原忠之氏も、居住地を出発して飛行機に乗り、日本の空港でのCIQを経てホテルまでの交通機関で移動するといった一連の行為が、「観光客から見れば繋がっているが、サービス供給者の側からすると、私は空港だけ、私は飛行機だけと、どうしても統一された見解ができない」と指摘。オーランドなどの例を挙げつつ、「観光客から見れば、一連の流れの中でのプレーヤーに過ぎない」ことを認識して協力することが重要とした。

セントラルフロリダ大学ホスピタリティ経営学部副学部長の原忠之氏 なお、旅行会社との関係について井上氏は、「空飛ぶ電車」(リンク)をめざしていくと、「旅行会社や関係するベンダーなどとの関係も変わってくる」と言及。井上氏はかつて本誌らの取材に対して、「(流通の)コストが増えるとビジネスモデルが死んでしまう」ことから、販売は主に自社ウェブサイト経由とする予定を示しており、低運賃を実現できる関係が成り立てば柔軟に対応するとしているものの、積極的な様子は伺えない。

 これに対して、ジェットスター・ジャパンは国内線の販売も旅行会社に期待する方針をいち早く打ち出しており(リンク)、この差異も一つの差別化と捉えられるだろう。



■被災地の観光復興を支援 官民で協議会設け新商品開発、情報発信

被災地の観光復興を支援 官民で協議会設け新商品開発、情報発信
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111024/dst11102417460016-n1.htm
2011.10.24 17:46

 観光庁は24日までに、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の観光復興に向け、地域の特色を生かした商品の企画や販売などを一括して担う拠点づくりを支援する方針を決めた。

 平成23年度から始まった「観光地域づくりプラットホーム支援事業」を活用。景勝地や史跡を中心とした観光圏域ごとに、自治体や旅館、農協など幅広い関係団体が加わった協議会を立ち上げ、新商品の開発や情報発信に統一的に取り組む。

 観光庁は全国45地域での実施を決めていたが、被災3県の団体に限り新規申請を受け付ける。24年度予算の概算要求に5400万円を計上。協議会の設立準備に最大500万円を支出し、事業費の4割まで補助する。

 協議会が旅行会社や観光客との相談窓口になり、経済効果の大きい滞在型観光の拡大を目指す。



■観光業支援へ盛岡信金奮闘 同業顧客1万人誘致

観光業支援へ盛岡信金奮闘 同業顧客1万人誘致
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111024t35008.htm
2011年10月24日月曜日

 東日本大震災で落ち込んだ岩手県内の観光業を支援しようと、盛岡信用金庫が観光客誘致に奮闘している。「年金友の会」といった各信金が持つ顧客サークルに着目し、佐藤利久理事長自ら県外にトップセールス。反応は上々で、来年以降の予定も含めると1万人以上の誘客が見込まれるという。信金ネットワークを生かした支援が広がっている。

 セールス活動は、盛岡信金が毎年全国の信金に配る観光ガイド冊子に、岩手への旅行を呼び掛ける復興支援メッセージを添え、7月に配布したのがきっかけ。信金の持つ顧客サークルは年金のほか、富裕層や主婦層、営業店ごとのグループなど幅広い。年に一度、旅行会を実施するなど大口の観光需要が期待できる。

 最初に応えたのは埼玉県川口市の青木信金で7月、「2013年に顧客千人規模で訪れる」との意向を示してきた。これを受け、佐藤理事長が同月、青木信金を含む埼玉県内4信金を訪問した。

 このうち川口信金(川口市)は今月10、11の両日、約380人の団体で岩手を訪れ、雫石町の鶯宿温泉に宿泊。埼玉県信金(熊谷市)、飯能信金(飯能市)も来年、それぞれ3000~4000人規模で訪れる予定だ。

 9月には東京都内の5信金にセールス活動。取り組みを知った全国の信金からも申し出があり、数はさらに増えそうだ。

 支援の動きが広がっていることについて、盛岡信金の浅沼晃営業推進部長は「義援金を送るだけではなく、自らが動く形での支援を考えている信金が多かった」と話す。「平泉の文化遺産」(平泉町)が震災後、世界遺産に登録されたことも追い風となった。

 今月18日に平泉経由で鶯宿温泉に約100人が泊まった山形信金は、今回急きょ年金友の会を結成した。青山幸治常務は「旅行で訪れ楽しむことが復興支援につながると呼び掛け、多くの人が参加してくれた」と話す。

 支援に応えようと盛岡信金は9月、職員有志約30人でさんさ踊りの同好会を結成し、温泉宿で披露。各信金の団体客を楽しませている。

 11月にも都内で訪問を呼び掛ける佐藤理事長は「信金業界のネットワークの強さ、絆を感じる。今こそ、地域のお役に立ちたい」と意気込む。



■リニア中央新幹線 総事業費8兆円以上で問題山積み


リニア中央新幹線 総事業費8兆円以上で問題山積み
http://news.infoseek.co.jp/article/spa_20111024_00078058
[ 2011年10月24日10時06分 ] (日刊SPA!)

時速500km、東京~大阪間を1時間で結ぶというリニア新幹線。計画実現のための負担はとてつもなく大きい

◆8割以上が地下トンネル!莫大な建設費の新路線

JR東海が開発を進める、リニア中央新幹線。超伝導による磁力浮上という最新技術、8.44兆円(東京~大坂間の総額)にも及ぶ巨額の事業費など、国家プロジェクトさながらだ。山梨県にある実験線での走行試験を先月末に終え、いよいよ開発は本格化するが、一方で様々な問題を抱えている。

「莫大な事業費をJR東海は支えきれるのか。国鉄がJRとして民営化された時の様に、JR東海が破綻して、国民がそのツケを払うことになりかねません」

そう警鐘を鳴らすのは、「リニア・市民ネット」の懸樋哲夫氏。

「JR東海の財務体質は脆弱です。同社が抱える長期債務残高は、現在約3兆2000億円。リニア開発の莫大な事業費、年間4000億円という工事中の金利は、全てJR東海が負担できるかは疑問です。事業計画の見通しも甘い。東京付近はすべて大深度地下となり、さらに南アルプスを貫くルートを選択した場合は、全線のうち80~85%は地下トンネル。これまでの公共事業の事例で考えれば、実際のコストは倍以上になるかもしれません。また、JR東海は、東京~大阪開通後、リニア新幹線の利用者を『年1.05億人』と設定していますが、これは現在の新幹線利用者の1.5倍の人がJR東海を利用するという前提。しかし、少子化で人口が減る中、それだけの需要を見込めるのでしょうか。現在の新幹線ですら、年々利用者が少しずつ減少しているのですから」

大きな負担を抱えるのはJR東海だけではない。「飯田・リニアを考える会」の宮崎太郎氏は「計画されるリニア中央新幹線の駅のうち、JR東海が費用を負担するのは、東京、名古屋、大阪の3駅だけ。相模原や飯田などの他の都市での駅は、地元自治体の負担となります」と指摘する。

「リニア新幹線の駅建設費用は、地上で360億円、地下で2200億円と莫大です。特に飯田市は周辺を合わせても人口17万人程度ですから、とても単独では無理で長野県にも費用を出してもらわなくてはいけませんが、長野や松本といった中心都市から遠い飯田市のために県がどこまでお金を出してくれるかは定かではありません」

南アルプスを貫く工事に批判的な声もある。リニア用トンネル工事のためのボーリング調査が行われている、長野県大鹿村の住民・山根沙姫さんは「水源である山を掘って水質などに影響が出ないのか。建設の際、大量に発生する残土がどこに行くのか。国のやることには逆らわない方がいいという保守的な土地柄、表立って批判する人は多くはありませんが、美しい自然だけが私達の財産であるだけに、村の人々は内心、心配しています」。

膨大な電力消費も問題だ。前出の懸樋氏が解説する。

「JR東海は充分なデータ公開をしていませんが、ドイツのリニアモーターカー『トランスラピッド』のデータを元にすると、1日あたり最大で544万キロワット、つまり原発5基分の電力が必要という計算になります」。課題を残したままのリニア新幹線開発は「見切り発車」なのかもしれない。



■和歌山県の主要国道が復旧 激減した観光客誘致にあの手この手


和歌山県の主要国道が復旧 激減した観光客誘致にあの手この手
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111021/waf11102120180020-n1.htm
2011.10.21 20:13

 台風12号による紀伊半島豪雨で通行止めになった和歌山県高野町と田辺市龍神村を結ぶ高野龍神スカイライン(国道371号)が21日、仮復旧し、寸断されていた県内の主要な国道がすべて通行可能となった。世界遺産・熊野古道周辺は被災後、観光客が例年の1割程度に激減しており、県も復旧を機に観光誘致に弾みをつけたい考えだ。

 県によると、那智勝浦町や田辺市の温泉地の宿泊客数は、今も例年の1~2割。田辺市中辺路(なかへち)町の道の駅「熊野古道中辺路」支配人の森昌子さん(47)は「被害は全国的に報道されたけど復旧は伝わらない。自分たちでは情報発信も限界がある」と嘆く。

 観光振興に力を入れる県は、観光収入が年間約2200億円に上り、県内総生産額の3%を占める。ただ、今年は東日本大震災も重なり、「かなり厳しい数字になるだろう」(県の担当者)と危機感を募らせる。

 観光客の激減は、観光地を結ぶ国道が寸断されたことが大きな要因。紅葉シーズンは熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社の熊野三山と高野山を中心に周遊する観光客が多く、主要国道の復旧でルートが確保されたことを受け、県は観光PRを本格化させる。

 27日には、観光担当の職員らが県外各地の旅行会社などを回る「観光PRキャラバン」を開始。ラジオ番組などにも出演して復旧状況を伝えるほか、外国語版の観光ホームページを設けて海外にもPRしている。

 県観光振興課は「観光が主力の被災地が多く、足を運んでもらうことが何よりの復興につながる。あらゆる手段で『和歌山は元気です』と訴えていきたい」としている。



■九州観光、外国人足踏み 震災後復調も円高で一転


九州観光、外国人足踏み 震災後復調も円高で一転
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/269787
2011年10月23日 10:04 福岡

 歴史的な円高が九州観光に影を落としている。東日本大震災や福島第1原発事故直後に韓国人客が激減した福岡-韓国・釜山の高速船や航空会社は夏場以降は持ち直し、中国人などを乗せたクルーズ船の寄港も平常に戻った。ただ、超円高が客足の回復にブレーキをかけ、訪れた観光客の財布のひもも固くしている。

 21日午前、福岡市の博多港国際ターミナルは、にぎやかなハングルが飛び交っていた。「九州は福島から離れているから放射能は心配していないが、今は物価が高すぎる」。これから同市・天神へ買い物に繰り出すという韓国人の女性(26)は苦笑した。

 欧米経済の減速懸念などを背景に、7月中旬以降は円が1ドル=70円台後半で推移。10月21日までに3回にわたって戦後最高値を更新した。

 博多-釜山で高速船「ビートル」を運航するJR九州高速船(福岡市)によると、韓国人客は4月に前年同月の3割以下に激減したが、8月は7割強まで改善。ところが、9月は約6割と再び下落幅が広がった。担当者は「今は原発事故より円高の影響が大きい」と分析する。

 福岡-釜山を1日1往復する航空会社エアプサン(釜山)は6割以上を占めた韓国人客の割合が、震災で一時2割まで落ちたが、9月には5割程度まで戻った。

 買い物目当ての中国人が乗客の大半を占める外国クルーズ船は震災直後はキャンセルが相次いだが、8月後半にはほぼ正常化。福岡市の百貨店・岩田屋では9月、外国人の買い物件数が前年並みに回復。ブランド品などの高級品が人気で、購入額は前年の1・7倍に上った。「放射能を心配してか、首都圏を避けて福岡に買い物に来る外国人が増えている」と同店。

 ただ、各地の観光施設は震災や原発事故の影響がなお尾を引き、円高がさらに重くのしかかる。
 韓国人ゴルフ客を誘致しているグリーンランドリゾート(熊本県荒尾市)は10月に入っても韓国人客が前年の1割以下。別府温泉(大分県別府市)の杉乃井ホテルも「東日本への旅行を避ける傾向で国内客は増えたが、外国人は前年の3割程度」という。

 大型リゾート施設・ハウステンボス(長崎県佐世保市)は9月になっても外国人客が前年の4割程度と低迷したまま。特に韓国人が戻っておらず、担当者は「円高で旅費が減り、福岡の外に足を延ばさなくなっているようだ」とこぼす。

 九州観光の安全性や魅力の情報発信に力を入れる九州観光推進機構(福岡市)は「メディア招待ツアーなどPR事業の効果もあって状況は好転している」と強調。外国人観光客数を本年度中に前年度並みに回復させる目標を掲げるが、円高が収まらない限り本格回復は見通せそうにない。



■訪日外国人観光客の減少傾向緩む


訪日外国人観光客の減少傾向緩む
http://response.jp/article/2011/10/23/164232.html
2011年10月23日(日) 08時00分

訪日外国人旅行者数の減少傾向が緩んだ。日本を訪れた外国人は今年1月から9月までの累計で394万1000人。9月の訪日数は対前年度同月比でマイナス24.9%だった。

個別に見ると、東アジアではタイは対前年比でプラス。中国、台湾、香港に回復基調が見え、8月と比較するとマイナス10%台まで回復したが、韓国は同マイナス36.9%で遅れている。

「震災直後のマイナス73%、4月のマイナス62.5%だった。以前として減少傾向が見られるが、たいへん厳しい状況の中でも予想以上に回復基調が見える。早期のインバウンド回復を図っていきたい。6か月でマイナス20%台に持ってくることができたのは、ニューヨークテロの時より回復が早い」(溝畑宏観光庁長官)

この流れにはずみをつけるために、観光庁は海外15市場で訪日プロモーションを再開する。これまでも海外のマスコミ約800社1000人を日本に招待し、「ネガティブなイメージの払拭」に努めてきたが、さらにその対象を海外の旅行者に広げる。観光庁では1万人の外国人を招待する予算要求をしている。

訪日の重点市場とする韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポールなどのアジア圏に米国、カナダ、欧州、ロシア、オーストラリアの15か国から、一般のモニターツアーを公募。旅行計画を提出してもらい、より効果的なPRが期待できる旅行者を選んで日本に招待。旅行中にインターネットを利用した情報発信で「ポジティブな日本の魅力」を発信してもらう。

「来日する動機は、国際機関から発表と口コミがによる情報がいちばん大きい。1万人公募しても、選考から漏れた人もフォローしていく。詳しい仕組みは予算要求の中で説明していく。生産誘発効果は30億円ほどある」

観光庁は将来的な目標として3000万人の外国人旅行者を受け入れる目標を持っている。



■訪日外国人、9月は24.9%減 7カ月連続、円高も影響


訪日外国人、9月は24.9%減 7カ月連続、円高も影響
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E0E3E2E1968DE0E3E3E2E0E2E3E39797E3E2E2E2;av=ALL
2011/10/21 18:32  日経Web

 独立行政法人・日本政府観光局は21日、9月の訪日外国人数は前年同月比24.9%減の53万9千人だったと発表した。減少は東日本大震災の発生した3月以降、7カ月連続。減少率は小さくなっているが、原子力発電所事故による放射能汚染への懸念が根強いのに加え、急激な円高で外国人観光客の戻りが遅れている。

 国・地域別では韓国からの訪日者数が36.9%減と引き続き大きく落ち込んだのに対し、中国と台湾は10%台の減少率にとどまった。9月1日から中国人向け個人観光ビザの発給要件を緩和したことも回復につながった。米国は17.1%減。ビジネス客が戻りつつある半面、1ドル=77円前後の円高が重荷となり、観光客は回復が鈍い。

 一方で、円高は日本人の海外旅行の増加には寄与した。9月に出国した日本人数は164万5千人で、6.7%増加した。米ドルのほか、香港ドル、韓国ウォン、タイバーツなどに対しても、円は高値圏で推移しており、海外旅行には有利な状況が続いている。



■羽田国際化1年 「24時間」看板倒れ 成田と一体運用 ハブ化に課題


 羽田国際化1年 「24時間」看板倒れ 成田と一体運用 ハブ化に課題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000012-fsi-bus_all
10月21日(金)8時15分配信フジサンケイ ビジネスアイ

 羽田空港が本格的な国際空港に生まれ変わって21日で丸1年を迎える。旅客の利用は好調で拡張整備も進められているが、アジアの拠点(ハブ)空港として機能している韓国やシンガポールなどの国際空港との差は縮まっていない。未明から早朝にかけて利用できる公共交通機関がなく、「24時間運用」が看板倒れの状況にあるなど、目標とするハブ化への道のりは遠い。

 ◆成長の原動力期待

 「週末になると韓国に向かう観光客でいっぱいになる」。大手旅行会社の社員は、新国際線ターミナルビルのフロアにあふれた旅行客を見るたびに、羽田が「日本の空の玄関口」の一つになったと実感するという。

 昨年10月21日に4本目の滑走路とターミナルの供用が始まった後、国際線の利用客は順調に推移している。都心とのアクセスがよく、国内線との乗り継ぎもしやすいことから、法務省東京入国管理局によると、10月に約27万4000人だった羽田の出入国者数は11月に約55万9000人に倍増。東日本大震災で一時的に落ち込んだものの、その後も月50万人前後をキープしている。

 政府は昨年6月の新成長戦略で、羽田と成田空港を国際ハブ空港として一体的に運用する方針を打ち出した。羽田はビジネス需要を狙う一方、成田は格安航空会社(LCC)の受け入れなどで観光需要を掘り起こし、海外から「ヒト・モノ・カネ」を呼び込む戦略だ。羽田に対し前田武志国土交通相は「成長戦略の原動力としての役割を果たしてほしい」と期待を寄せる。

 羽田の国際化後、国内大手航空各社は新たな営業戦略を打ち出した。全日本空輸は、世界で初就航する最新鋭旅客機「B787」の運航を11月から羽田-広島線などで始め、来年1月には羽田-独フランクフルト線に投入する。羽田と地方空港を結ぶ国内線のネットワークを生かし、国内外のビジネス客だけでなく地方から海外旅行に向かう乗り継ぎ需要の喚起を目指す。

 日本航空も羽田発着の国際線で「8、9月は利用率が9割を超える路線が多かった」(大西賢社長)といい、近距離のアジア便や深夜・早朝の中長距離のビジネス便の強化を進める。

 ◆早朝アクセス不便

 もっとも、羽田はハブ空港としての魅力は乏しい。シンガポールのチャンギ国際空港は100以上の免税店や飲食店、映画館のほか、終日稼働の郵便局も完備。乗り継ぎ客は無料で市内観光にも参加できる「アミューズメント施設」だ。また、仁川空港(韓国)は日本の地方空港との間を結ぶ直行便も多く、仁川経由で海外を旅行する日本人は年間80万人近くにのぼる。

 24時間利用できる羽田は深夜・早朝帯にも国際便が飛ぶものの、利便性はよくない。早朝に羽田を出発して米デトロイトに向かう米デルタ航空の路線は、公共交通機関が動いていないため空港の近隣で前泊が必要になる不便さもあり、9月から運休。米アメリカン航空も羽田-米ニューヨーク線の運航を見合わせた。高すぎる着陸料や通関手続きの煩雑さも障壁だ。

 国交省は今後、羽田と成田を一体化した首都圏空港として能力の増強を図る。13年度に国際線発着枠が現在の年6万回から9万回に増える羽田では、国際線ターミナルの新棟を建設。成田では14年夏をめどにLCC専用ターミナルを設け、ビジネス機の受け入れを拡大する。

 早稲田大学の戸崎肇教授は、成田と羽田を結ぶ交通手段の利便性向上も課題に挙げ、「両空港が一体運用されれば仁川やチャンギと肩を並べられる」と指摘している。



2011年10月21日金曜日

■【中国ブログ】“西のアキバ”の中国人観光客「中国製ばっかり」でテンション下がる


【中国ブログ】“西のアキバ”の中国人観光客「中国製ばっかり」でテンション下がる
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1020&f=national_1020_110.shtml
2011/10/20(木) 12:43

 “西のアキバ“と呼ばれる大阪の電気街「日本橋(にっぽんばし)」を観光した中国人ブロガー「東芝ct維修」さんが、感想を書いている。

 数日間の旅行のうち、ブロガーが一番足しげく通ったのが日本橋。「秋葉原には及ばないものの、家電、パソコン、プラモ、工具、パソコン基盤等、店の種類は豊富。アイフォンの付属品など、小さくて良くできたものが多い」とショッピングを楽しんだ。

 だが、「ほとんどメイド・イン・チャイナと分かったときは、何とも言えない気分になった」と言い、テンションが下がった様子。「そういえば、中国にも多少品質の落ちた似たようなものがもっと安い値段で売ってた。日本と同じ値段で売るんだったら、中国だって同じ品質のものが作れる」と言い、にわかに日本製品への対抗意識がわいてしまったようだ。

 価格については必ずしも安いと感じなかったようで、「カメラのレンズは中国より高い。ニコンの50ミリレンズは、免税でも1万4000元(約18万2000円)ぐらいだった。中国の故郷では11000元(約14万3000円)ぐらいなのに」と残念そう。店内にいた中国人店員をつかまえて理由を問いただすと、「当店のレンズは日本製。中国で売られているのは台湾製か東南アジア製」と説明された。

 中国国内の値段と照らし合わせながら、ブロガーが購入したのは、HPの複合機プリンタ。「中国では安くても699元(約9100円)だが、日本橋では400元(約5200円)もしなかった」と喜んだ。ただ、「生産地はよく分からんが、たぶん日本製ではないのだろう。ああ悲劇なり!」と無念そう。

 一方、「基盤や電子部品などを買ってパソコンを手作りできるのは、「非常に便利。北京でこんな細かいものを買うのは嫌がられる」と好評価。結局ブロガーは2日間みっちり日本橋を歩き回った。厳しい値段チェックで賢い買い物をしたようだが、金属加工などを行う工具に思わずひかれ、「理性を失い大量購入してしまった」という。なんだかんだ言いながら、“西のアキバ”を満喫したようだ。(編集担当:西谷格)



■【仏国ブログ】カナダの日本風居酒屋「安くて美味、地元で話題に」


【仏国ブログ】カナダの日本風居酒屋「安くて美味、地元で話題に」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1021&f=national_1021_049.shtml
2011/10/21(金) 10:17 サーチナ
  
 現在、欧米では日本風の居酒屋が人気となっている。欧米の料理や食事を紹介するフランス人向けサイト「La Pantry」では、日本の居酒屋とカナダの日本風居酒屋につづっている。

 筆者は、日本を訪問した時に居酒屋に出会ったという。宿泊先のホテルの隣という立地条件のよさから利用したところ、低価格で食事ができる上、カクテルから日本酒、筆者のお気に入りの銘柄のビールまで、酒類も豊富な品揃えだったと説明。また料理はシンプルなものが多く、ボリュームがあり、焼き鳥、香りの高いぎょうざ、ラーメンはつゆを残りの一滴まで味わったと伝えている。

 現在カナダに在住する筆者は、居酒屋は酒が飲め、簡単な食事ができるという点で、カナダのパブと似ていると述べている。そして、カナダのモントリオール市街で、日本風の居酒屋「イマダケ・居酒屋(Imadake Izakaya)」があることを知った。

 モントリオールには、日本風の居酒屋が2011年に数軒オープンしたという。「イマダケ・居酒屋」もその一軒で、友人とのパーティーができる広い店内で、1人でも利用できる気軽さがあり、既に地元では話題になっていると紹介している。

 筆者は、友人の女性とともに同居酒屋を利用し、食べた食品を写真を掲載。中身はとろっとしているが、衣はかりかりに揚がっていたコロッケや、レモンが添えられていたからあげ、香ばしく揚がっていた野菜の天ぷら、またぎょうざは日本で食べたものとほとんど同じ味でおいしかったと伝えている。

 カナダでは比較的知名度の低いお好み焼は、クレープとオムレツの中間のような存在と表現し、好きな具を選べる自由度の高さ、またかつおぶし、ソースとマヨネーズをかけると絶妙な味わいであり、食べたことのない人は一度ぜひ試してみるべきと絶賛している。

 これらの料理やデザートに加え、大ジョッキのビールが一人当たり30カナダドル(約2300円)だったと記している。

 日本の居酒屋のメニュー、雰囲気、価格すべてを再現したような飲食店は、おいしい料理を気軽に味わえるため、カナダでも人気が高まっている様子がうかがえる。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



■【米国ブログ】アジアのポップスが欧米で台頭「文化的な帝国主義」


【米国ブログ】アジアのポップスが欧米で台頭「文化的な帝国主義」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1020&f=national_1020_052.shtml
2011/10/20(木) 10:15 サーチナ

 欧米では最近、日本のポップス(J-POP)や韓国のポップス(K-POP)などアジアのポピュラー音楽の人気が高まっている。米国のブログ「elxsolidaria」では、アジアのポップスについて記している。

 米国の音楽市場は、これまで欧米の音楽で支配されていたが、最近では日本のロックバンドやK-POPが人気を集めているという。K-POPのワンダーガールズが歌う「Nobody」は国際的にヒットし、ネット上の動画共有サービスYouTube(ユーチューブ)で百万件視聴されるなど、音楽オンラインチャートで1位を獲得したと紹介。

 一方、ビジュアル系バンドの草分けとなった日本のロックグループ、X JAPAN(エックスジャパン)も米国の数々の都市でコンサートを開催しており、アジア音楽は世界的なスケールで成長していることは疑う余地もない、と筆者は語る。

 また、J-POPやK-POPのファンは日本や韓国以外の国の多くのファンから支持されているのも事実だという。しかしこれらは、ラップやヒップホップ、R&Bといった西洋の音楽に根ざしており、歌詞が自国の言語で歌われていることが多いため、外国人に歌のメッセージが理解されないと指摘している。

 それにも関わらず、彼らのコンサートを聞くために多くの人々が訪れ、また正規料金を払って彼らの曲をダウンロードし、最近ではアイドルたちと同様の服装を着る人たちもいる、と筆者は衝撃を受けた様子を伝えている。

 筆者は、日本のサブカルチャーとして発信されたコスプレは、今や世界的な現象となりつつあるが、J-POPやK-POPの流行は、世界共通語としての普遍的な音楽といえるだろうかと指摘し、アジアポップスの米国での人気ぶりに疑問を抱いているようだ。

 筆者はこの現象について、経済的に優位な国が後退している国の文化に影響を及ぼし支配する「文化的な帝国主義」の例だと指摘している。米国は経済の低迷で国力が弱っているため、勢いのあるアジア音楽に注目が集まっているとの見方を示した。

 筆者は最後に、音楽と文化は異なる背景を持つ人々が混ざり合い、互いに相互に関係し、絶えず進化しているので、曲のメッセージ性は大切だと締めくくっている。(編集担当:田島波留・山口幸治)



■【米国ブログ】ファストファッションで日本のギャル文化が低迷?


【米国ブログ】ファストファッションで日本のギャル文化が低迷?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1019&f=national_1019_060.shtml
2011/10/19(水) 10:23  サーチナ
  
 日本のファッションに関する米国のブログ「streetstylefashionblog」では、日本のギャル文化について記している。

 日本のファッション業界に関連する人たちの間で、しばしばギャル文化がどうなったかが話題になっているという。ギャルファッションの中心地、東京渋谷では、H&Mやフォーエバー21、ザラなど国際的なファストファッション店が続々とオープンしている。筆者は、これらの世界的に流通している安いファッションに、日本独自のギャル文化がむしばまれているのではないかと指摘している。

 その理由の1つに、ギャルに人気の渋谷109とフォーエバー21はわずか5分の距離にあり、109に入っている日本製ブランドとファストファッションの商品の価格差があまりないと記している。

 ギャル文化のファッションは日本独自のスタイルだが、最近ギャルファッションに変化が起こっており、以前はパンク風だったルックスが確実にかわいい雰囲気に変わってきていると筆者は見ている。
 ギャルファッションは、製品を売る上で販促を促すキーワードとしても使われている。東京のストリートファッションに注目しているファッション業界の人たちは、渋谷や原宿のファッションが流行し成長することを知っている。かわいくてコンサバティブなギャルファッションが、次のトレンドだと見ている人もいるという。

 筆者は、いずれにせよ、日本の流行は展開が早いので長続きしないだろうとの見方を示している。一方で、東京でのギャルファッションの変化とは関係なく、世界中の多くの国々で日本のギャルファッションは開花しているとつづっている。(編集担当:田島波留・山口幸治)



■【中国ブログ】韓国サムスンと中国レノボ、アップルに続くのは誰か


【中国ブログ】韓国サムスンと中国レノボ、アップルに続くのは誰か
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1019&f=national_1019_051.shtml
2011/10/19(水) 09:14  サーチナ

 iphoneでスマートフォン市場を席巻し、ipodやiMacなどで世界中の消費者から支持を得ていた米アップル社だが、創業者のスティーブ・ジョブズ氏が死去したことで、その先行きに暗雲が立ち込めている。中国人ブロガーの「第一領導力中心官博」さんは、全世界の電化製品に「3国時代」が到来していると述べ、レノボとサムスンがアジアを代表する時がまもなく来ようとしていると綴っている。

 まず筆者はレノボのマーケティング戦略について、「勢力範囲を拡大する方法は正攻法、エンドユーザーに狙いを定めて活路を見出し、今後のカギとなるのは経験を積むこと」と指摘した。

 レノボはIBMのPC部門を買収して業績を目覚しく拡大させたが、そのIBMより引き継いだ「Thinkpad」がビジネス分野をカバーし、「Thinkpad」から派生させた「ideapad」が娯楽分野をカバーしている。筆者は「今後のカギは『インタラクティブマーケティング』、つまり顧客との情報を交換できるマーケティングやサービス分野での経験」と述べた。レノボがNECと日本で合弁会社を設立したのも上記の分野で「消費者に近づくためのノウハウを得るため」と指摘した。

 次にサムスンであるが、筆者はそのマーケティング戦略を「既存のものを覆す創造性、標準を創り出し、応用の最適化を図ること」と述べた。

 創業時代のサムスンはソニーを追い越すことが目標であり、ソニーの「vaio」よりも1ミリでも薄いノートPCを、「トリニトロン」を超える液晶パネルを創り出すことを追い求めていたと指摘。

 携帯の分野ではソニーエリクソン、モトローラーを追い越すことを目標にし、スマートフォンの分野では「iphone」を目標にすることで、サムスンはその「創造性」を養ってきたと分析した。一方、筆者は今後の課題として、「常に追いかける側であったサムスンが今後リードする側になった時に、引き続きその創造性を発揮できるか」と疑問を呈し、新たな「標準」を創り出し、「最適な応用」を生み出すため、うわべだけではない大きな壁を実質的に乗り越えることが必要となってくると主張した。
(編集担当:畠山栄)



■日本の鉄道は『駅弁』も優れている。中国の駅弁があまりにもヒドい


日本の鉄道は『駅弁』も優れている。中国の駅弁があまりにもヒドい
http://news.infoseek.co.jp/article/sunday_3983115
2011年10月20日12時40分 (秒刊SUNDAY)

中国の高速列車の大惨事は列車事故の恐ろしさと、中国国内での列車の運営方法に疑問を呈す形となった。ところが、問題はそれだけではないようだ。列車内での楽しみの一つ『駅弁』ですが中国はその駅弁からもう少しお勉強していただく必要があることがあるのではないかと話題になっております。
こちらお馴染み日本の幕の内弁当だ。これだけではなく各駅20種類ぐらいの弁当の中から一つ食べたいものをチョイスし、各駅違った風味を味わう事が出来ると言うシステムが一般的だ。

コンビニに比べ値段は決して安くは無いがその分素材や品質にこだわり、味わい豊かな駅弁を楽しみながら景色を眺めると言うスタンスはもはや日本では定番。駅弁なしにはいられないのだ。

ところがこれは日本独特の文化の様で、中国ではちょっと違った駅弁があるようだ。しかしそれはあまりにも残念で、決しておいしそうとはいえそうにもない散々たるものだ。

(中国の駅弁)
http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/f/f/fff70de7.jpg

こちらが中国の駅弁のようです。真空パックになったおかずと白いご飯を混ぜて食べるという、ある意味レトルト食品と変わり映えのない駅弁。ところがこの駅弁の凄さは色や形ではなく、その保存期間だ。なんと半年持つという。つまりこれは半年前の弁当なのかもしれないのだ。恐るべし中国。

なお、中国の方は日本の弁当を見て、色鮮やかで奇麗な箱に入っていて、かつ脂っこくなくておいしそうだと評価している。
中国は列車だけでなく弁当からも『やり直し』を強いられるのかもしれない。

【記事ソース】
http://tt.mop.com/read_10778555_1_0.html



■小布施町と独10市町村協定 パワーウオーク契機 長野


小布施町と独10市町村協定 パワーウオーク契機 長野
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111021/ngn11102102310000-n1.htm
2011.10.21 02:30

 ■健康、観光振興へ一歩

 自分の体力や体調に見合った負荷をかけて歩く健康法「パワーウオーキング」を縁に、小布施町は28日、ドイツ中部のチューリンゲン州にある約10の市町村と健康交流都市協定を結ぶ。観光地として人気が高い同町だが、協定を単なる友好交流にとどめることなく、住民の健康増進やまちづくり、新たな観光戦略の起爆剤とする展望を描いている。さらなる発展への期待を込めて市村良三町長ら10人が、26日から8日間の日程で同州を訪れて調印式に臨む。

 パワーウオーキングは、競歩の元五輪金メダリストでドイツ人のハートヴィッヒ・ガウダーさん(56)が引退後に心臓移植手術を受け、フルマラソンを走破するまでになった体験をもとに考案した。小布施町では、平成18年度からパワーウオーキングを健康施策の柱に据えて講習会を開催。ガウダーさんを招いたり、町内の病院と連携しながら普及を図っている。

 協定調印のきっかけは昨年、パワーウオーキングクラブ日本本部の古賀和仁理事長らとともに町の視察団が行ったチューリンゲン州への訪問。チューリンゲンの森を通る街道沿いの自治体で組織するプンパルツ協議会を視察し、地域発展の施策について意見交換した。その後、ガウダーさんを通じて協議会側から町との交流を深めたいとの打診があった。

 プンパルツ協議会は、同州出身の宗教改革者、マルチン・ルターにちなんでパワーウオーキングを用いたスポーツイベントを開催し、国内外から多くの人を呼び込む健康や観光事業を展開している。町では協定調印を機に、「身の丈にあった交流事業を着実に進めて、協議会側が持つまちづくりのノウハウを吸収したい」(竹内節夫・町健康福祉部門総括参事)と期待。共同で健康事業を行っている高山村をはじめ、周辺の市町村を巻き込んだ観光振興や健康施策につなげていく構想を抱く。



■観光マラソン「大阪ごちそうマラソン」、コースに堀江エリア加わる


観光マラソン「大阪ごちそうマラソン」、コースに堀江エリア加わる
http://namba.keizai.biz/headline/2025/
2011年10月20日 なんば経済新聞

 大阪市内の西部3区を巡る観光マラソン「第2回 大阪ごちそうマラソン」が10月23日、行われる。今回はコースを東に延伸し、広域なんば圏内の堀江エリアがコースに加わる。

 同マラソンは、「目に、おなかに、心にもごちそう」をテーマに、港区、此花区、西区の歩道を、交通法規を守りながら走る非計時マラソンとして昨年初めて行われたもの。商店街や地域の活性化を目的に、コースには商店街や歴史的な場所、観光名所、渡し船や川底トンネルなどの珍しいスポットを数多く取り入れている。

 今年のコースは、昨年より1キロ長い25キロ。港近隣センター(港区)をスタートし、港区の海遊館、此花区のユニバーサルスタジオジャパンなどの観光名所、商店街などを通り、九条方面から北堀江へと渡る。堀江エリアでは北堀江を東向きに走った後、四ツ橋筋を南下、南堀江のキャナルテラス堀江の北側や、南堀江公園の北側などを西向きに走る。

 コース内の各所では地元町会や商店街などが休憩スポットを提供。「ごちそう補給食」として、ランナーに対し、各エリアにちなんだ食べ物を用意。南堀江エリアでは、加賀藩蔵屋敷跡と紀州藩蔵屋敷跡があることから、南堀江公園で金沢のセンベイ「しば舟」と、和歌山の小梅を提供する。

 9月1日からエントリー受け付けを開始したが、2日で定員の600人を超えたため締め切った。当日のスタートは11時を予定。



■日本と東京、満足度トップ 英紙の観光地ランキング


日本と東京、満足度トップ 英紙の観光地ランキング
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011102001000611.html
2011/10/20 16:39   【共同通信】

 日本政府観光局は20日、英紙ガーディアンがまとめた満足度が高い今年の世界の観光地ランキングで、欧州を除く国別で日本が、都市別で東京がそれぞれ1位に選ばれたと発表した。両部門で同時にトップに立ったのは初めて。

 政府観光局は「伝統文化と先進的な面が混在する日本の魅力が評価されたのではないか」と指摘。「東日本大震災後も、日本の観光地に底堅い需要がある」として、アジアだけでなく欧州からの訪日客の呼び込みにも力を入れる考え。

 ランキングは実際に観光に訪れた同紙読者が2~4月に実施した投票で決め、日本の満足度は98・9%で初めて1位になった。



2011年10月20日木曜日

■秋祭りの餅まき異変 丹波でパンまき広がる


秋祭りの餅まき異変 丹波でパンまき広がる
http://eonet.jp/news/kansai/kobe/article.cgi?id=11876
神戸新聞社 , 10月19日 11:05

 秋祭りの行事として受け継がれる風習「餅まき」に異変が起こっている。丹波地域の一部で、餅に代わってまかれるのは大量のあんパンやジャムパンだ。もち米を育てたり、餅をついたりするのが手間、のどに詰まらせると危ない‐などパンに代わった理由はさまざまだが、地域行事の担い手の世代交代も背景にあるようだ。

 丹波市山南町谷川の熊野神社。秋祭りがあった今月7日、氏子たちが供え物にするパンを風呂敷に詰めて集まってきた。祭壇に集められたのは約1千個。粛々と進んだ神事は“パンまき”で一変し、約80人の老若男女が「こっちに投げて」と歓声を響かせた。

 この地区では神社の多くでパンがまかれる。食料品店を営む男性(53)によると15年ほど前からという。当初はあんパンが主流だったが、ジャムやクリーム、メロンパンまで加わった。

 周辺19神社で神事を執り行う田中史夫宮司(59)は「農家が減り、杵や臼が姿を消す中で、代わりに考え出されたのがパンだったのでは」と話す。

 同市春日町鹿場の大武神社では、餅もまくがパンの方が多い。地元の男性(72)は「農家以外の氏子がパンを持ち寄ったのが始まりだった」と振り返る。

 そのほか、「パンは餅より安くてかさが高く、供え物として豪華に見える」「固い餅が子どもに当たったり、お年寄りがのどに詰まらせたりすると危ない」などの声も聞かれる。

 一方で、“揺り戻し”現象も。同市春日町下三井庄の主婦(58)によると、同地区の一ノ宮神社もパンが多かったが最近、餅が増えたという。「今は餅を自宅でつかない人が増えたので、かえって喜ばれる」

 県内の伝統文化に詳しい民俗芸能学会評議員の久下隆史さん(62)=篠山市=は「神事や伝統に対する畏敬の念は変わらないが、戦後生まれの60代が祭りの中心になり、意識の変化が出てきているのかもしれない」と話している。



■京の飲食店から“生肉メニュー”姿消す 市の緊急調査で判明


京の飲食店から“生肉メニュー”姿消す 市の緊急調査で判明
http://eonet.jp/news/kansai/kyoto/article.cgi?id=11850
10月18日 23:00京都新聞社 ,

 生食用牛肉の加工調理に関する新基準の施行で、京都市内の飲食店からユッケなどの生肉メニューが姿を消していることが18日までに、市の緊急立ち入り調査で分かった。罰則を伴う基準を満たすにはコスト負担が大きく、提供したくてもできない事情があるとみられる。

 新基準は4月に起きた焼き肉チェーン店での集団食中毒事件を受け厚生労働省が策定し、10月から施行。生食用牛肉の取扱認定者講習の受講義務付けのほか、生食用専用の設備や器具の設置、肉の表面から深さ1センチ以上の部分について60度で2分以上の加熱などを求めている。

 これを受け市は認定者講習の修了者が所属している焼き肉店や精肉店、食肉卸業者を中心に緊急調査を実施。14日までに調査を終えた319店全てが生食用牛肉を提供・販売していなかった。今後提供したい意向の店も33店にとどまった。

 市内には、焼き肉店など生食用牛肉を取り扱っている可能性があるのは約900店ある。市は年末までに残る店舗への立ち入り調査を進めるが、「厳格な基準を満たす生肉が流通していないことに加え、コストに見合う引き合いがあるか様子見をしている店舗は多い」とみる。

 5月からユッケなど生肉の販売を中止している焼き肉店「きたやま南山」(左京区)は、今後も販売再開の予定はないという。楠本貞愛社長は「多額の費用と労力をかけて厳しい基準を満たし、生肉を提供しようという店はほとんどないのでは。肉の生食文化は過去のものになってしまう」と話す。



■韓国に押し寄せる中国人観光客東北アジアの観光大国の座競う日本に危険信号


韓国に押し寄せる中国人観光客東北アジアの観光大国の座競う日本に危険信号
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/26038
2011.10.19(水)玉置 直司

 日本の東日本大震災の「反射利益」を得ているのは、韓国の自動車や電子・電機メーカーばかりでない。韓国に中国などから大量の観光客が詰めかけ、期待以上の特需を得ている。東北アジアの観光大国の座を競う日韓両国だが、今年は、韓国への海外からの来訪者数が初めて1000万人を超える可能性も出てきた。

 両手にデパートの大きなショッピングバッグを5つも6つも持って談笑しながら歩く女性3人連れ。ソウルの中心部でこういう女性グループと言えば、数年前まで決まって日本人だった。だが、よく見ると「ユニクロ」のショッピングバッグも。すれ違いざまに聞こえてきたのは日本語ではなく、中国語だった。
満室だらけでホテルの予約が取れない!


 ソウルではいま、すさまじい勢いで中国人旅行者が増えている。

 「おかげさまで12月中旬まで100%満室です。キャンセル待ちもたくさんいただいており、申し訳ありませんが、これ以上の予約は受け付けておりません」
 2011年10月10日。日本から知人が韓国を訪問するというので、ソウルの江南地区にある比較的混雑していない中級ホテルを予約しようとしたが、ネット予約がうまくつながらない。面倒なので直接フロントに行ってみたら、丁寧ながら断固とした答えが返ってきた。
 このホテル、つい2年前までネット予約すれば1泊10万ウォン(1円=15ウォン)以下で宿泊できた。いまは「格安12万ウォン」となっているが、部屋そのものがまったくない。ここだけではない。いま、ソウルのあちこちのホテルでまったく予約ができない状態が起きている。
 ソウルでホテルに30年以上勤務する知人に聞いてみたら「私も、こんなことは初めて。昨年末くらいからおかしいと感じていたが、今年春以降、まったく異常な状態が続いている」と語る。


長年不動の1位だった日本人観光客、3年内に逆転は確実か

 「ホテル予約非常事態」の主役は、何と言っても中国人だ。韓国観光公社がまとめた1~8月の統計によると、中国人来訪者数は前年同期比14%増の144万人となった。ウォン安や韓流ブームなどの追い風もあって、日本人来訪者数も前年比3%増の199万7000人となったが、伸び率では中国人にまったくかなわない。
 韓国の観光業界関係者によると、「3年後には中国人の来訪者数がこれまで長年不動の1位だった日本人を抜く」と見る。一部には、「もっと早い時期に追い抜くだろう」との声も出てきた。
 2011年9月には、前年に日本への社員旅行を大量キャンセルしたことでも有名になった中国の健康食品関連会社が、1万人を超える社員を8チームに分けて済州島やソウルに送り込んできた。この他にも、「社員旅行」の団体が相次いで韓国を訪問している。


震災の影響で目的地を日本から韓国へ変更

 健康食品会社の場合は別だが、他の企業の場合「訪問先として日本を希望する社員が多かったが、震災の影響で韓国に変更した例が何件かあった」(大手ホテル幹部)という。

 一般の団体旅行者でも、日本を敬遠して韓国に目的地を変えた例が続出しているという。
 こうした震災の「反射利益効果」ははっきりしている。韓国への外国人来訪者数は、2011年3月から5月までそれぞれ前年同月比微増にとどまっていたが、6月以降、突然伸び率が2ケタ以上になった。
 8月には過去最高の98万人を記録した。10月には100万人を超える可能性が高いという。
 2011年1~8月に韓国を訪問した外国人数は前年同期比8%増の618万人に達した。日本政府観光局の暫定集計によると、日本を訪問した外国人数は同33%減の394万人で大差がついてしまった。
 2010年の外国人訪問者数は、日本と韓国がほぼ拮抗していた。韓国への来訪者数は879万人、日本への来訪者数は861万人(韓国観光公社、日本政府観光局の統計)でその差はわずか。両国とも「1000万人誘致」を激しく競っていた。


日本より早く1000万人誘致達成へ

 ところが、日本への来訪者数は大震災を機に急減してしまった。これとは逆に韓国への来訪者数は急増し、韓国観光公社は「このままのペースでいけば2011年の来訪者数は960万人」と予測している。
 観光業界では、10月と11月の航空券やホテルの予約状況を見ると「1000万人乗せも十分に可能」との声も出てきた。韓国の観光業界は「日本よりも早く1000万人来訪」を実現して、大々的にPRしたいという意向のようだが、これも可能性ががぜん高まってきたのだ。


銀聯カードの売上高が3倍以上に急増

 中国人の観光客の多くが保有する「銀聯カード」は韓国でも猛威を振るっている。中国の国慶節休暇だった10月1~7日に韓国を訪問した中国人は前年同期比18%増の5万3000人で、この期間にソウルの主要デパートの売上高は急増したという。銀聯カードでの高級ブランド品や衣料品の売り上げが急増したためだという。

 韓国メディアの報道によると、10月1~6日の全国のロッテ百貨店での銀聯カードの売上高は前年同期比3倍以上になったという。
 南大門市場にある土産物屋の店主は、「日本人は2万~3万円の現金を両替してあちこちで少しずつ買い物をする。買い物を楽しむといった感じだが、中国人は銀聯カードでどかんと買い物をする。1人当たりの売上高は断然中国人が多い」と語る。
 韓国の観光業界にとっては今も今後も日本人が重要な大口顧客であることには変わりがない。「日本人は比較的少人数で来訪し、韓国に詳しくて、多様な楽しみ方を知っている。中国人は韓国が初めてという場合が多く、大型バスで団体で移動する」――。韓国の大手ホテル幹部はこう話す。


 思わぬ特需に潤う韓国の観光業界だが、最大の悩みはホテル不足だ。

「早く!早く!」が国民性だけに猛烈なホテル建設ラッシュ
 ソウルには140の観光ホテルがあり、部屋数は2万4000室だが、昨年あたりからまったく足りない状態だ。最近は、ソウルからバスで1時間ほどかかる地方都市のホテルも中国人の団体で満室になっている。ソウルのあちこちにあるラブホテルとして利用されることが多かった「モーテル」にも日本人観光客が宿泊するようになってきた。
 ただ、「早く!早く!」が国民性でもある韓国で、こんな事態を放置しておくはずもない。ソウル市によると、現在市内では32もの観光ホテルが建設中だという。大型ホテルが多く、2013年ごろにはホテルの需給を一気に緩和させたいという。大震災の後遺症に悩む日本にとっては何ともため息の出る話だ。



■関空「格安の翼」 アジアへ攻勢 専用ターミナル起工式


関空「格安の翼」 アジアへ攻勢 専用ターミナル起工式http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_snk20111019118
2011年10月19日15時09分  (産経新聞)
 ◆着陸料無料…コスト増不安視も

 関西国際空港活性化の起爆剤として期待される国内初の格安航空(LCC)専用旅客ターミナルの起工式が19日、2期島で開かれた。東日本大震災の影響で外国人観光客らが減少する逆風下、アジア空港間の競争に勝ち残るのが狙いだが、LCC誘致は旅客数の拡大につながる一方、着陸料を実質無料化することによるコスト増といったマイナス面も伴う“もろ刃の剣”。大阪(伊丹)空港との経営統合まで9カ月と迫るなか、お膝元の自治体では「期待」と「不安」が交錯する。(宇野貴文、藤原由梨)

 ◆成功に自信

 「日本初のLCC専用ターミナル。関空会社の成長戦略として今後もLCCを強化し、これまでにない低運賃で新たな需要の創出を目指す」-。起工式に出席した関空会社の福島伸一社長は、LCCターミナルの成功に自信を示した。
 建物は平屋建て延べ3万平方メートルで来年度下期の完成を目指す。免税店や飲食店は設けるが、ボーディングブリッジ(搭乗橋)はなく、利用客は建物から徒歩でタラップに向かうなど簡素化を図り、建設費を約30億円に抑えた。
 関空会社の幹部は「日本の空の歴史を塗り替える、新しいビジネスモデルになる」と感慨深げだ。
 
 ◆2年後に400万人

 関空にとって長らく懸案事項であり、平成19年に滑走路と誘導路などの供用を開始した2期島。4千メートル滑走路は国内最長だが、国内線利用客の伸び悩みなどから全面竣工(しゅんこう)には至っていない。
 しかし、世界的なLCCの躍進を背景に、今年に入って全日空などが関空を拠点に日本初のLCC「ピーチ・アビエーション」を設立し、来年3~5月に福岡と新千歳、韓国・仁川に就航する。また関空では、すでに豪ジェットスター航空など5社のLCCが乗り入れており、国内最多となっている。
 こうした動きを受け、関空会社は今年5月、2期島起死回生の策としてLCCターミナル建設を表明。関係者は「大阪空港に利用客が流れている国内線の立て直しや、アジアからの旅行客増が見込める」と大きな期待を寄せる。
 1期島の年間ターミナル利用者が約1400万人(22年度)の中、ピーチが航空機10機態勢で就航する2年後は、2期島だけで約400万人が利用すると試算されている。

 ◆2期島推進を

 ただ、ターミナル建設で関空の未来が開けたと考えるのは早計だ。約1兆3千億円に上る有利子負債を抱える関空は、アジアの主要空港よりも着陸料が数倍高い状態で、立場は極めて不利。関空の旅客便に占めるLCCの割合は約8%にすぎず、旅客数全件の約2割がLCCのシンガポール・チャンギ空港との差は歴然だ。関空は国際線の新規就航で1年目の着陸料を実質無料とするサービスを開始。しかし、この誘致策は同時に関空の収益を圧迫するもので、成否が注目される。
 一方、施設の建設場所は大阪府田尻町域で、同町は固定資産税として24年度から約1億円、25年度からさらに約1億円の増収を見込む。町担当者は「町にとって大きなプラス」と歓迎するが、ビル完成後も2期島で供用される土地は約290ヘクタールと約5割にとどまっており、同府泉佐野市は「未整備の2期島の他の部分も、早く利用法を決めてほしい」としている。



■ドコモ スマホ向けアプリ「ご当地ガイド」 ~観光情報をもっとビジュアルに~  


ドコモ スマホ向けアプリ「ご当地ガイド」 ~観光情報をもっとビジュアルに~  
http://www.netventure-news.com/news_aeckyyA8D4.html?right
2011年10月20日 10:00 
 
スマートフォンの特性を活かし、より視覚的に情報提供

株式会社ゼンリンデータコムは10月18日、全国の観光スポットやグルメ情報などを紹介する観光案内アプリ「ドコモ地図ナビ<ご当地ガイド>」をNTTドコモと共同開発したことを発表した。

同アプリはドコモ スマートフォン、ドコモ タブレット向けのアプリで、日本全国のおすすめスポットの写真や情報・各地のグルメ情報などを紹介、街歩きをトータルにサポートするアプリで、スマートフォンの特性を活かし、観光情報をビジュアル中心に紹介する。
なお、同アプリの利用には、NTTドコモが提供する「ドコモ地図ナビ」サービスへの申込(315円/月)が必要となる。


簡単に旅のルートプランを作成し目的地まで快適にナビ

「ご当地ガイド」は、近くのおでかけから遠出の旅行まで、街歩きをトータルにサポートするアプリ。日本全国を259の観光エリアに分類し、各エリアのおすすめスポットや周辺のグルメ情報など、おでかけや旅行の際に知っておきたい情報が確認でき、ガイドブック代わりや読み物としても楽しむことができる。
東京ディズニーリゾートは、特別エリアとして、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの情報を提供。レストランやショップ情報、ドコモが提供しているエンターテイメント情報など、パークに遊びに行く前にも、パーク内でも一日を楽しく盛り上げる情報が満載という。

同アプリは、地図上のスポットから、行ってみたいスポットと移動手段を選ぶことで、旅のルートプランを簡単に作成することができ、目的地まで快適にナビゲーションすることも可能。「ご当地ガイド」の地図上に表示されるスポットには、「チェックイン」でき、コメントを残したり、メールやtwitter・mixi・facebookに、チェックインしたスポットの地図URLを共有することもできる。

「ご当地ガイド」は、11月中旬から発売されるNTTドコモ次世代通信LTEサービス「Xi」(クロッシィ)対応端末にダウンローダがプリインストールされる予定としている。



■外国人観光客例年の半分 「アジアNo.1」京都はどうなる


外国人観光客例年の半分 「アジアNo.1」京都はどうなる
http://www.j-cast.com/2011/10/19109839.html?p=2
2011/10/19 19:02

   米旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」は2011年10月11日、読者投票による地域別の観光地ランキングを発表し、アジアで、日本の「京都」が初の首位を獲得した。海外7か所に情報拠点を設けるなど、積極的な観光振興政策が実を結んだ。

   しかし現在、観光地・京都は大きな問題に直面している。3月の震災・原発事故による外国人観光客の減少だ。京都は「アジアNo.1」の座を守れるのか。


年間観光客、10年で1000万人増加

   京都市では2000年以来、「観光客5000万人構想」を掲げ、観光振興を最重要政策に位置付けてきた。民間企業、主要観光スポットである寺社との連携が功を奏し、長らく4000万人前後で停滞していた年間観光客数は、2008年に目標の「5000万人」を達成。2009年は世界同時不況や新型インフルエンザの流行で客足が落ちこんだが、2010年にも4957万人が訪れるなど、好調が続いていた。

   外国人観光客の誘致にも力を注ぎ、2007年からはロサンゼルス、シドニー、パリ、上海、韓国、ソウル、台北と7か所に拠点を設置。現地の旅行エージェント、マスコミへの情報提供とともに、地域ごとのニーズを知ろうとしてきた。2010年に京都に宿泊した外国人観光客は、過去最高の98万3854人。10年前のおよそ2.5倍だ。

  順調に推移してきた京都の観光事業に、3月の震災・原発事故は大きな打撃となった。京都市の観光20+ 件振興課によれば、震災直後の一時期は外国人観光20+ 件客が「ほぼゼロ」に陥り、現在でも例年の半分ほどに留まっているという。

   日本を訪れる外国人観光20+ 件客の7割はアジアからだが、京都では逆にアメリカ、ヨーロッパなど欧米からの訪問が7割を占める。特にヨーロッパには日本の放射能汚染への恐怖感を持つ国も少なくなく、依然向かい風が続いていると言える。

   京都市も、手をこまねいているわけではない。海外拠点を通じた積極的な情報発信に加え、「今の京都の状況を実際にその目で確認し、正確な情報を伝えてほしい」という狙いから、海外メディアなどの招致にも力を入れる方針だ。また外国人向けの24時間対応コールセンターを2011年9月から試験的に設置するなど、観光の「質」を高める方策にも力を入れることにしている。



■西日本の観光団体、外国人客呼び戻し懸命 JR3社で共同パス


西日本の観光団体、外国人客呼び戻し懸命 JR3社で共同パス
2011/10/20 0:48 日経Web

 西日本の観光団体などで組織する西日本広域観光緊急会議は外国人観光客を呼び込む共同キャンペーンを展開する。西日本のJR3社による共同パスの発行や西日本を巡るモデルルートなどを決めた。策定に携わった梅原利之・香川県観光協会会長は「日本の観光復活につなげたい」と意気込むが、東日本大震災後に落ち込んだ外国人観光客を呼び戻すのは容易ではない。
年内にも商品化

 同会議は、瀬戸内海を中心に九州や四国、関西を横断する「エメラルドルート」と呼ぶ観光プランを旅行会社や鉄道会社と年内にも商品化し、海外向けに販売する。

 西日本旅客鉄道(JR西日本)、九州旅客鉄道(JR九州)、四国旅客鉄道(JR四国)の3社が協力し、外国人旅行者限定の旅行パスを発行する。現在、3社で共通パスが利用可能なルートや価格設定などを調整中で、今年度中に始める。

 JRグループ各社が外国人向け共通パスを発行するのは初めてという。手ごろな価格で新幹線や在来線に自由に乗れるようにして、外国人が個人で旅行しやすくする。

 携帯電話を活用した「モバイルスタンプラリー」を実施する。JRグループや観光団体が協力し、外国観光客にJRの駅や観光施設などを周遊してもらう。関係団体と調整したうえで12月ごろから始める予定だ。

 四国では7月から中国の格安航空会社、春秋航空の高松―上海線が就航した。九州でも春秋航空が佐賀空港への就航を決めるなど、西日本への航空路が広がっている。

 日本の旅行会社だけでなく、春秋航空の親会社の春秋国際旅行社など海外の旅行会社にも積極的にエメラルドルートや共通パスをPRする。

 同会議は、東日本大震災に伴う外国人旅行者の減少に危機感を覚えた西日本の観光団体により5月に発足した。2011年4~6月の訪日外国人の旅行消費額は前年同期比46.9%減の1209億円にとどまった。


新しい魅力発信

 従来、外国人には、東京で買い物し、富士山や京阪神の観光地を巡る「ゴールデンルート」が人気だった。梅原会長は「瀬戸内海の自然やアートといった新しい魅力を発信し、新たな客層を開拓したい」と話す。
 ただ、観光ルートの中身となる観光地での受け入れ態勢の構築はこれからの課題だ。国内の歴史的・文化的な観光地の価値は予備知識がない外国人には理解できないことも多く、効果的な情報発信が必要となる。

 日本政府観光局によると、2010年の世界各国・地域の外国人訪問者数ランキングで日本は30位と、フランス、イタリアなどの欧州諸国だけでなく中国や韓国よりも下位だった。
 今年は大震災と福島第1原発事故への不安や円高など訪日へのハードルは昨年よりも高くなっている。



■外国人観光客が大幅減


外国人観光客が大幅減
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20111019-OYT8T01136.htm
2011年10月20日  読売新聞

 今年上半期3月以降は80%減

 今年1~6月に県内を訪れた外国人観光客は3万4955人で、昨年同期と比べて1万7910人も減少したことが、県観光交流課の調査で分かった。とりわけ、3月以降は昨年同期比80・4%減の2754人にとどまる大幅減。東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故の影響が色濃く反映された。
 調査は7~8月、外国人の訪問が見込まれる宿泊施設98か所と立ち寄り施設11か所を対象に、アンケート用紙を送付して実施した。

 それによると、1~2月は、台湾からの観光客が航空運賃の上昇やチャーター便の減便などに伴い減少したものの、韓国やオーストラリアからのスキー客が大幅に増加。全体では、昨年同期比17・1%減の3万2201人だった。

 しかし、3~6月は、すべての国からの観光客が大きく減少。例年、来県の多い上位3国・地域でも、退避勧告が6月中旬まで解除されなかった台湾が昨年同期比91・8%減の641人、韓国が同69・1%減の741人、香港が同85・1%減の234人となった。

 同課によると、外国人観光客数は、7月以降も低迷。「最近になって、ようやく宿泊やツアーの問い合わせがポツポツ出てきた状況」という。県は今後、各国の旅行会社やマスコミなどを県内に招くなどして、集客に努める考えだ。



2011年10月19日水曜日

■秋祭りの餅まき異変 丹波でパンまき広がる


秋祭りの餅まき異変 丹波でパンまき広がる
http://eonet.jp/news/kansai/kobe/article.cgi?id=11876
10月19日 11:05神戸新聞社 ,

 秋祭りの行事として受け継がれる風習「餅まき」に異変が起こっている。丹波地域の一部で、餅に代わってまかれるのは大量のあんパンやジャムパンだ。もち米を育てたり、餅をついたりするのが手間、のどに詰まらせると危ない‐などパンに代わった理由はさまざまだが、地域行事の担い手の世代交代も背景にあるようだ。

 丹波市山南町谷川の熊野神社。秋祭りがあった今月7日、氏子たちが供え物にするパンを風呂敷に詰めて集まってきた。祭壇に集められたのは約1千個。粛々と進んだ神事は“パンまき”で一変し、約80人の老若男女が「こっちに投げて」と歓声を響かせた。

 この地区では神社の多くでパンがまかれる。食料品店を営む男性(53)によると15年ほど前からという。当初はあんパンが主流だったが、ジャムやクリーム、メロンパンまで加わった。

 周辺19神社で神事を執り行う田中史夫宮司(59)は「農家が減り、杵や臼が姿を消す中で、代わりに考え出されたのがパンだったのでは」と話す。

 同市春日町鹿場の大武神社では、餅もまくがパンの方が多い。地元の男性(72)は「農家以外の氏子がパンを持ち寄ったのが始まりだった」と振り返る。

 そのほか、「パンは餅より安くてかさが高く、供え物として豪華に見える」「固い餅が子どもに当たったり、お年寄りがのどに詰まらせたりすると危ない」などの声も聞かれる。

 一方で、“揺り戻し”現象も。同市春日町下三井庄の主婦(58)によると、同地区の一ノ宮神社もパンが多かったが最近、餅が増えたという。「今は餅を自宅でつかない人が増えたので、かえって喜ばれる」

 県内の伝統文化に詳しい民俗芸能学会評議員の久下隆史さん(62)=篠山市=は「神事や伝統に対する畏敬の念は変わらないが、戦後生まれの60代が祭りの中心になり、意識の変化が出てきているのかもしれない」と話している。


■自転車:歩道走行禁止、厳格運用…警視庁が安全対策策定へ


自転車:歩道走行禁止、厳格運用…警視庁が安全対策策定へ
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111019k0000m040191000c.html
2011年10月19日 2時37分 毎日新聞 

 警視庁は、自転車の車道左側走行の原則を順守させ、これまで積極的に摘発していなかった歩道走行の取り締まりを徹底する方針を固めた。そのうえで自転車のルール順守や走行環境の整備なども盛り込み、全国の警察本部で初となる包括的な自転車安全対策の策定作業に入った。東日本大震災以降、通勤・通学に自転車を利用する人が増え、交通事故全体に占める自転車事故の割合も増加。警視庁は「マナーを守れば防げる事故は多い」と意識向上による事故減を目指す。


 ◇震災後に事故急増

 警視庁は自転車ブームが高まった数年前から摘発強化に乗り出している。昨年の取り締まり件数は信号無視が300件(前年比189件増)、ブレーキのない競技用自転車「ピスト」など制動装置不良が661件(同659件増)に上り、今年はさらに昨年を上回るペースだという。

 一方、歩道での高速走行や一時停止違反の摘発はほとんどなく、警視庁幹部は「黙認と受け取られても仕方がない側面もあった」と話す。
 今後は道路交通法の規定通り、子供や高齢者らを除き車道の左側を走るよう促し、走行可能な歩道を走る場合も安全徹底を求める方針とみられる。

 東京都内で昨年起きた歩行者と自転車の事故は1039件で全国の約4割に上り、今年8月までの事故全体に占める自転車関連事故の割合は37.8%で過去最高を更新する勢いだ。

 今年3月の震災以降の半年間の通勤・通学中の事故も、前年同期より5%(96件)増えている。警視庁は「このままではさらに事故が増える可能性が高い」とみている。

 研究者によると、自転車事故の7割は交差点で起き、歩道走行が主要因。昨年2月には渋谷区で歩行中の女性(当時69歳)がピストにはねられて死亡する事故も起きている。

 60年に制定された道交法は自転車の歩道走行を禁じたが、車道事故が増え、70年には標識のある歩道に限って走れるよう改正。歩行者との接触事故が目立つようになると78年の再改正で、走行可能な歩道での徐行や歩行者の前での一時停止を義務付けた。

 警視庁幹部は「道交法の基本に立ち返って歩行者との事故を減らし、車道でのルールを守った走行を訴えたい」と、安全対策の効果に期待する。

 また、警視庁は都と連携し、車道の左側を線で区切る自転車レーンのほか、路面を色分けして自転車と歩行者の通行部分を明示した歩道の整備を進める。現在は自転車レーンが13カ所9キロ、カラー舗装歩道が40カ所37キロにとどまるが、3年以内に計10カ所31キロを新設する方針を決めている。


■大阪オフィスに「2013年問題」 過剰供給懸念


大阪オフィスに「2013年問題」 過剰供給懸念
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111018/fnc11101814190013-n1.htm
2011.10.18 14:18

 JR大阪駅北側に平成25年春、完成する「グランフロント大阪」。国内最後の一等地、と称される大規模再開発事業により、地域経済の活性化に期待の声が高い。一方で、大阪市内で大規模オフィスビルの完成が相次ぎ、過剰供給に陥る「2013年問題」を懸念する声もあがっている。

 グランフロント大阪に建設中のビルの総床面積約55万6700平方メートルのうち、4割強となる約23万6800平方メートルを占めるのがオフィスだ。景気低迷などにより、大阪市中心部ではオフィスビルの空室率は約11~12%と高い水準が続いている。にもかかわらず大阪市中心部では、大規模なオフィスビルの建設が相次いでおり、過剰供給によるオフィスビルの経営悪化などへの懸念が高まっている。

 グランフロント大阪の開発事業者でもある三菱地所大阪支店の林総一郎支店長は「オフィスの過剰供給を指摘する声は確かにある」と認めた。その上で、最近のオフィス需要について、東日本大震災以降の電力需給の悪化で、「関西の電力状況の見通しが立たないことが不安材料になっている」(林支店長)とも指摘した。

 こうした状況を受け、耐震性の高い新築物件にオフィスを移転する動きがでている。また、外資系企業などを中心に、これまで東京に集中してきた拠点を、分散する動きもあるという。 今年5月に開業したJR大阪駅の「ノースゲートビルディング」のオフィスは、立地の良さなどから開業前にすべて契約で埋まった。グランフロントのオフィス群も、JR大阪駅に近接する立地の良さから、比較的早期に埋まる可能性が高い。

 ただ、新築のオフィス物件が相次いだ大阪市北区では、既存のオフィスビルが賃料の値下げを余儀なくされるケースや、入居者の移転により空室が生じた物件もあり、事業者らはより厳しい競争環境にさらされる。グランフロント大阪の完成により、キタと呼ばれる梅田にオフィス物件が集中する“北高南低”が一気に加速する可能性もある。


■9月の百貨店売上高、大阪地区1.3%減 台風響く


9月の百貨店売上高、大阪地区1.3%減 台風響く
2011/10/19 0:27 日経Web

 日本百貨店協会が18日発表した9月の大阪地区の売上高(既存店の速報)は前年同月比1.3%減で2カ月連続のマイナスとなった。相次ぐ台風の上陸で客足が鈍ったほか、残暑が厳しく秋物の販売も振るわなかった。京都地区は同1.8%減、神戸地区は6.7%減だった。

 大阪地区は衣料品が同1.4%増、食料品も同1.8%増だったが、雑貨と家庭用品がそれぞれ同17%減、同1.8%減だった。ただ、新店を含めた伸び率では、5月に新規開業したJR大阪三越伊勢丹の効果で、同2.9%増だった。大丸梅田店も増床効果で好調を維持している。

 京都地区は衣料品は2.4%増だったが、雑貨、家庭用品とも前年同月を下回った。個別の百貨店ごとの売上高でも大丸京都店、高島屋京都店とも前年同月を下回った。神戸地区は6.7%減で、近畿では特に下落幅が大きかった。衣料品が5.1%減だったほか、雑貨、家庭用品も前年同月比減少、食料品も近畿で唯一のマイナスだった。

 一方、10月は気温が低下したことを受け、秋物の衣料品の販売が好調といい、各店とも女性の衣料品や靴を中心に売り場が盛り上がりを見せつつある。



■ミシュランガイド関西版:奈良にうまいもの…25店選ぶ


ミシュランガイド関西版:奈良にうまいもの…25店選ぶ
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111019k0000m040106000c.html
2011年10月18日 21時19分 毎日新聞 

 「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」を手にするミシュランマン(左)とせんとくん=奈良市で2011年10月18日午後1時49分、小松雄介撮影 レストランなどを星の数で独自に格付けした仏・ミシュラン社のグルメガイド「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」の内容が18日、発表された。「関西版」の発行は今年で3回目。今回は奈良エリアが対象に加わり、4エリアから昨年より3店多い計15店が最高評価の「三つ星」を獲得した。奈良からは三つ星1店、二つ星3店、一つ星に21店の計25店が選ばれ、広く言われる「奈良にうまいものなし」の評価を覆した。

 奈良を除く三つ星は、京都7店、大阪5店、神戸2店。二つ星から「昇格」した大阪の2店以外は昨年と同じ顔ぶれだった。奈良を含めた二つ星は61店、一つ星は224店。

 今回は日本で初めて「韓国料理」がジャンルに加わり、大阪の1店が一つ星を得た。一方、期待された大阪の「粉もん」は今回も選ばれず、神戸・南京町(中華街)の店も昨年に続き選から漏れた。
 同ガイドは2520円。英語版、日本語版ともに21日に発売予定。計90カ国以上で販売される。


 ◇志賀直哉もびっくり!?

 「奈良にうまいものなし」と言われるようになったのは、文豪・志賀直哉が随筆に「食い物はうまいもののない所だ」と書いたからとの説が強い。発表会場の奈良県新公会堂(奈良市)で開かれた会見で、日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長は「今日から『奈良にうまいものなし』と言う人はいなくなる。『奈良にうまいものあり』です」と話すと、会場から大きな拍手が起きた。

 奈良で唯一の三つ星店となった日本料理「和やまむら」の店主、山村信晴さん(58)は、奈良市内の老舗旅館で総料理長を務めるなど約30年間修行を積み、03年に独立した。「『うまいものなし』と言われ守りに入る店が多かったが、現在は若い人の力で変わってきた。(三つ星店になり)責任を感じている」と話した。二つ星の日本料理「花墻(はながき)」の古田俊彦オーナー(44)は「全国、世界に目を向けてやってきたので、励みになる」と語った。

 一方、韓国料理で日本初の星獲得店となった大阪市北区の韓国料理「ほうば」の新井正彦代表(36)は「韓国料理は今後、評価が広まっていくと思う。パイオニアになれればうれしい」と喜びを語った。


 ◇ミシュランガイド◇

 覆面調査員が店を訪れて料理の味や質を評し、星の数で格付けしたガイド。仏のタイヤメーカー「ミシュラン」が1900年、自動車旅行を楽しめるよう情報をまとめた小冊子を作ったのが始まり。関西版は09年に発売開始され、昨年、神戸エリアが対象に加わった。



■【危機の源流~ギリシャは今~】国民気質が招いた危機との見方も(上)


【危機の源流~ギリシャは今~】
国民気質が招いた危機との見方も(上)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111013/biz11101314050008-n1.htm
2011.10.13 13:57

 世界遺産のパルテノン神殿は欧米の観光客でごったがえしていた。古代遺跡が集積するギリシャは今、債務危機に揺れているが、観光産業だけは別だ。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ギリシャを訪れた今年1~4月の外国人観光客数は、前年同期比5・4%増。「ロシアやポーランドからの旅行者が増えている」(南雲淳一・在ギリシャ日本大使館書記官)ためで、パルテノン神殿をバックに写真を撮影する観光客は絶えることがない。だが、そんな活況を呈す観光業界に携わるギリシャ人ですら、現状に焦燥感を募らす。

 「ギリシャ政府は悪政ですよ」。パルテノン神殿やアテナの祭壇などが古代遺跡が残るアクロポリスの丘の入り口で、門番を務めるイオアニス・ダレージョさん(50)はこう吐き捨てた。
 遊び好きで、楽天的な国民性のギリシャ人だが、財政不安を背景に「今では服も靴も我慢して買わなくなったし、外食も控えるようになった」とダレージョさんは沈んだ表情をみせる。

   □    □

 ギリシャは、2009年に前政権がGDP(国内総生産)比13%にのぼる財政赤字を隠していたことが発覚、世界からの信用力が急低下した。財政赤字の許容範囲は欧州連合(EU)基準でGDP比3%とされるだけに、デフォルト(債務不履行)が現実味を帯びるようになった。10年もの国債の利率は24%に達し、欧州諸国では突出している。

 EUや欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)が財政支援に乗り出し、その代償としてギリシャ政府に緊縮財政を強く求めた。パパンドレウ首相が率いる社会党現政権は、労働人口の約4分の1にあたる公務員の給与を2割削減したほか、低減税率が適用されていたレストランなどで、消費税に相当する付加価値税(VAT)の税率を10%引き上げて23%にまで高めた。失業率は16%で、15~29歳の若年層では30%にのぼる。

   □    □

 「財政破綻(はたん)なんて知ったことじゃない」

 自分の国が財政危機に陥っても「当初は国民の大半がこう思っていたのではないだろうか」とギリシャ在住35年の日本人ガイド、国武律子さん(57)は推測する。「ギリシャ人はおおらかで、財政規律にしても、それほど真剣に受け止めていない」という国民気質が招いた危機との見方もある。

 ジェトロのアテネ駐在通信員の野嶋生代さんは「VATの税率が高いのは北欧並み。しかし、北欧のように高福祉・高負担というのではなく、高負担低福祉に国民は怒っている」と解説する。タクシー業界がストライキを断行するなど、おおらかだったはずのギリシャ人が政府対応に不満を爆発させ、抗議行動がエスカレートし始めている。

 国武さんは「娘を留学させるなど、せめて教育費の出費は惜しまない」と話すが、生活費は多くのギリシャ国民と同様、切り詰めて暮らしているという。

 ギリシャ政府はEUから支援を得るため、不動産課税の導入など新たな財政赤字の削減策を示すが、これらの取り組みは遅々として進んでいない。国民の耐乏生活にもかかわらず、ギリシャはデフォルトという最悪の結果にむけて突き進みつつある。

     ◇

 ギリシャが財政危機にあえいでいる。緊縮財政のあおりを受けて国民は生活防衛に躍起だ。そんなデフォルト危機の現場を歩いた。

 デフォルト 債務不履行のこと。ギリシャがデフォルトに陥ると「国際通貨基金(IMF)の管理下に置かれる可能性」(日本総合研究所の河村小百合・主任研究員)もあり、欧州をはじめとする世界経済に大きな打撃となる。過去の国家デフォルトには、ロシアやアルゼンチンなどがあり、IMFが追加支援に乗り出すなどした。



■外国人消費半減…4~6月


外国人消費半減…4~6月
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20110901-OYT8T00504.htm?from=popin
2011年9月1日  読売新聞

. 観光庁が31日発表した訪日外国人消費動向調査によると、4~6月に日本を訪れた外国人の旅行消費額(推計値)は、前年同期比46・9%減の約1208億円と大幅に落ち込んだ。
 東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で来日外国人数が大きく減少したことが響いた。国・地域別では中国が299億円、韓国が168億円、台湾が167億円、米国が146億円など。
 一方、外国人1人当たりの支出額は平均11万1128円で、前年同期(10万4003円)とほぼ同水準だった。


■九州に外国人観光客呼び戻せ 留学生のお知恵拝借


九州に外国人観光客呼び戻せ 留学生のお知恵拝借
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20111018-OYT8T01292.htm
2011年10月19日  読売新聞

 九州の観光地の問題点を指摘する留学生ら 東日本大震災で減少した外国人観光客を呼び戻そうと、九州の大学に通う留学生に観光地の受け入れ体制や情報発信の問題点を発表してもらう意見交換会が18日、福岡市・天神のホテルで開かれた。外国語の案内表示や交通情報の少なさなどを指摘し、改善を求める声が相次いだ。(森洋二)

 九州運輸局が8月から取り組んでいる受け入れ環境整備サポーター派遣事業の一環。事業では、留学生100人が九州内で1泊2日の旅行を体験してリポートを提出したり、観光地の魅力をインターネットのブログやフェイスブックで発信したりしている。

 意見交換会には100人の留学生のうち、リポートの内容が優れていた中国、韓国、香港、台湾、米国からの留学生10人が出席。九州運輸局や各県の担当者ら約50人が耳を傾けた。

 留学生たちは「中国語の案内が少なく、間違った表記も多い」「外国人向けの看板があっても文字が小さく見えづらかった」「詳しい交通機関の情報が入手しにくい」など、旅行中に感じた問題点を指摘した。

 改善策として、外国語表示や対応可能なスタッフの充実、留学生を活用した表示のチェックや通訳サービス、パンフレットへのバス時刻表の掲載、インターネット環境の整備などが提案され、「外国人を受け入れる観光地としての意識改革が必要」との意見も出た。10人は九州の観光支援に取り組んでもらう「九州観光留学生サポーター」に認定された。

 九州では震災後の風評被害で海外からの観光客が激減し、7月の外国人観光客は前年比37・6%減の5万7667人にとどまっている。九州運輸局国際観光課は「留学生に九州では普段通りの生活をしていることを母国に発信してもらい、外国人の目線で点検してもらった点を改善策の参考にしたい」としている。


■うつ病予防、農村体験で 上田の農業法人とJTB東京連携


うつ病予防、農村体験で 上田の農業法人とJTB東京連携
2011/10/19 6:19 日経Web

 JTB法人東京(東京・新宿)は長野県上田市の農業生産法人「信州せいしゅん村」と組み、2泊3日の農村体験を組み込んだ企業向けメンタルヘルス対策研修に乗り出す。メンタルヘルス支援を手がけるジャスダック上場のアドバンテッジリスクマネジメントの知見を基に、鬱病などの予防に効果的な研修内容を考案。中間管理職ら参加者を募り、来年1月から実施する。


クイズを解きながら農村を歩くプログラムも

 「自然体験型メンタルタフネス向上プログラム」は上田市での2泊3日の農村体験を組み込んだのが特徴。まず参加者のストレス対応力を測定。農村体験ツアーではストレスへの対処法を学んだ後、農家で農作業を手伝ったり、自然とふれあったりする。

 精神的な負荷を軽減するための行動目標を設定し、ツアー後にもインターネットでカウンセラーによる助言を受けながら目標達成を目指す。

 通常、企業で実施しているメンタルヘルス対策研修は講義形式が一般的だが、都会にはない自然の中で過ごすことで、ストレスを和らげる。

 プログラムは最長6カ月間で、参加費用は1人30万円程度を見込む。仕事のストレスのたまりやすい30~40代の中間管理職を中心とした参加者を各社から募り、来年1月以降、月1回程度ずつ開催する。初年度1億円の売り上げを見込む。

 来年度以降に企業に研修の一環として採用するよう働き掛ける。サービス開始に先立ち、11月3~5日には試験的にモニターツアーを実施する。

 アドバンテッジによると、月給30万円の社員が1年間休職した場合、休職中の給与や社会保険料など直接的なコストだけでも400万~600万円程度かかるという。第一線で働く社員のストレス対応力を高め、鬱病などの発症を未然に防ぐことが企業にとって最終的なコスト減につながる点を訴える。

 信州せいしゅん村は10年前から農村生活体験プラン「ほっとステイ」に取り組み、国内外の修学旅行生を中心に延べ5万人以上が参加している。


■バリ観光過熱 環境汚染が深刻


バリ観光過熱 環境汚染が深刻
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111019/mcb1110190505023-n1.htm
2011.10.19 05:00

 2002年、インドネシア・バリ島のナイトクラブで202人の犠牲者を出す同国最悪の爆破テロが発生した。スウェーデン人のディスクジョッキー、ファディ・アルターク氏(31)は、当時同国から脱出した5万2000人の旅行客の一人である。それから1年後、アルターク氏はバリ島に戻ってきた。

 同氏は「爆破テロが起きたときは『もうだめだ、もう誰も戻ってこない』とみなが考えた。しかし今ではバリ島のビジネスは以前よりも好調だ。誰もがひたすら投資を重ねている」と述べた。

 「神々の島」と呼ばれるバリ島は、美しい棚田、寺院、サーフィンができるビーチが人気を集め、過去40年以上にわたりインドネシア最大の観光地の地位を守っている。現在は開発・投資ブームに沸き、アルターク氏も分譲マンション事業を手がけて利益を得ているという。


 ◆過去最高250万人

 その結果、通貨高の恩恵を受けているオーストラリア人を中心として、同島への訪問者は過去最高の250万人にまで膨れあがった。住民やホテルの経営者によれば、旅行客の増加に付随して、交通渋滞、ビーチのごみの散乱、水の供給の逼迫(ひっぱく)などの問題が生じているという。政府はバリ島の中でも比較的開発が進んでいない地域への観光業の拡大を目指し、鉄道敷設や2つ目の空港の建設に13億ドル(約1000億円)規模のプロジェクトを計画している。

 急速な開発は、バリ島の観光業の成功に大きな役割を果たしている文化も危機にさらしている。芸術の町として知られるウブド郡があるギャニャール県のチョコルダ・オカ・アルタ・アルダナ・スカワティ県長は「われわれが将来のバリ島に求めるのは、クオリティーの高い観光業だ」と言う。そして「たとえば一杯のお茶があったとして、そこに湯を注ぎ続ければ、最後には味がしなくなってしまう。われわれはバリ島ならではの味わいが間もなく消えてしまうのではないかと危惧している」と述べた。

 1927年にドイツ人画家のヴァルター・シュピースがバリ島に移住して以来、同島には多くの旅行者が訪れるようになった。60年代には米国人のサーファー、80年代には日本人のゴルファーの間で人気が出たこともあって、インドネシアの経済成長の先頭に立った。

 そして現在はオーストラリア人の観光客が大量に同島を訪れている。11年の訪問者は、すでに8月時点で前年の年間訪問者数の64万8000人を超えている。これは06年と比べれば約5倍の規模である。

 豪カンタス航空のアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は「オーストラリアの鉱業ブームがバリ島などへの観光を後押ししている。われわれにとって鉱業セクター関係者が最大の顧客であり、さらに需要が伸びる可能性もある。パースとバリ島を結ぶ路線は非常に重要だ」と述べた。

 パースからバリ島のデンパサールまでの飛行時間は3時間半。オーストラリア政府のデータによれば、同路線の7月末までの1年間の搭乗者数は前年比17%増の77万8049人で、同国の国際路線の主要10路線の中で最も成長率が大きかった。

 観光客の増加に支えられ、74億ドル規模のバリ島の経済は06年から年率平均6.5%の成長を続けている。英不動産大手のナイト・フランクによれば、バリ島の星付きのホテルの10軒に9軒は南部のビーチ沿いに集中し、旅行客の大部分がデンパサールの空港から10キロメートル圏内のホテルを利用するという。

 スカワティ県長は「バリ島の抱える最大の問題は道路だ。道路の整備はほとんど進展していない。バリ島を訪れる観光客は02年時点では1日に1500人ほどだったが、今では7000人に迫っている」と述べた。

 同島南部のスミニャック・ビーチでは、オーストラリアから来たピーター・アンヤライ氏(56)がパラソルの下に座り、海岸沿いでサーフィンを習う人々を眺めていた。彼らの周りには食べ物の包み紙やカップ、コンドームなどのごみが散乱し、道路から海へと悪臭のする汚水が流れ込んでいる。1977年からこの地でサーフィンをしているというアンヤライ氏は「汚水、ごみ、悪臭が大きな問題になっている」と指摘した。


◆ホテル建設を禁止

 環境悪化に対する抗議の声に応え、バリ州のマデ・マンクー・パスティカ知事は10年12月、最も開発の進んだ南部地域でのホテルの新規建設を禁止した。しかしナイト・フランクのリポートによれば、12年末までにホテルのキャパシティーは3242室、率にして16%増加し、2万3500室に達する見通しだ。

 現在進行中のプロジェクトには、南部の半島部に建設中の新空港も含まれる。これが完成すれば空港キャパシティーは倍増し、13年には年間2400万人の旅客に対応できる見込みである。同年には、米ホテルチェーン最大手のマリオット・インターナショナルのリッツ・カールトン・ホテルがヌサ・ドゥア近郊にオープンする予定だ。さらに同年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催に向けて、新空港に近いジンバランに新しいコンベンションセンターも建設される予定である。

 ニッコー・バリ・リゾートのゼネラル・マネジャーで、バリ島ホテル協会の会長を務めるジャン・シャルル・ル・コズ氏は「バリ島がキャパシティーの限界に達しているのは誰もが分かっている。南部ではすべてが過剰だ」と述べた。(ブルームバーグ Daniel Ten Kate)