2011年10月18日火曜日

■特別企画 : ホテル・旅館の倒産動向調査


特別企画 : ホテル・旅館の倒産動向調査
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p110602.html
2011年6月8日 帝国データバンク

2011年の倒産、過去最悪のペースで進む

~ 5月は単月で過去最多の20件を記録、自粛ムードなどの「間接的被災」が経営を圧迫 ~

はじめに国内観測史上最大となったマグニチュード9.0の東日本大震災。この震災で最も大きな被害を受けた業種の一つが、ホテル・旅館業界である。客室や露天風呂への被害に加えて、相次いだ予約のキャンセルや自粛ムードが経営を圧迫。福島第一原発の事故を受けて激減した訪日外国人数も回復のメドは立たず、経営環境は厳しさを増している。

帝国データバンクでは、2011年1月~5月に倒産したホテル・旅館について集計・分析を行った。

ホテル・旅館の倒産に関する調査は、2009年9月以来となる。


調査結果

1.2011年1月~5月の件数は68件となり、過去最多となった2008年を上回る最悪のペース。特に震災後は増加が顕著で、4月、5月と2ヵ月連続で単月件数の過去最高記録を更新

2.主因では「不況型」の倒産が56件(構成比82.3%)。倒産態様では「破産」などの『清算型』が67件(同98.5%)。業歴では「30年以上」の老舗企業が41件(同60.3%)、うち業歴100年以上の倒産も6件(同8.8%)発生

3.地域別にみると、「中部」が19件(構成比27.9%)でトップ。「関東」が11件(同16.2%)、「中国」が9件(同13.2%)、「九州」が8件(同11.8%)と続く。「長野」は9件と、都道府県別で最多



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