2011年10月31日月曜日

■中国人観光客を取り込め:国慶節における日本での消費動向


中国人観光客を取り込め:国慶節における日本での消費動向
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1031&f=column_1031_005.shtml
2011/10/31(月) 09:18
  
  10月1日は中国にとって「国慶節(建国記念日)」にあたり、国慶節をはさんで7日前後の大型連休となります。中国国内の交通機関は移動する人びとでごった返し、中国国内の観光地も観光客で賑わいます。

  新華社通信によれば、今年の国慶節だけで3億もの中国人が国内旅行に出かけたとの試算があり、当該期間だけでの観光収入は1450億元(約1兆7320億円 31日レートに基づく)に達したそうです。

  一方、国慶節の連休中に海外旅行に出かける中国人も多く、220万人が海外に出国、その消費は21億ドル(1596億円)に達し、1人当たりの消費は950ドルと試算されています。今回の国慶節では、モルディブやプーケット、バリ、香港、韓国などの人気が高かったようです。

  国慶節期間中は日本の観光業・小売業にとっても稼ぎ時にあたるため、震災の影響からの一刻も早い脱却が望まれますが、訪日外国人向けにフリーペーパー「ジャパンショッピングガイド(日本購物指南)」を発行するJTBの白戸宏明氏によれば、国慶節期間中に銀座でリサーチを行ったところ、中国人観光客が数多く見受けられたと語っています。

  白戸氏はリサーチの結果として、震災前と同様に中国人観光客のショッピング対象としてカメラや時計が人気だったこと、内陸部からの観光客が増えてきていること、1人あたりのショッピング予算が低下していないことを挙げ、「感覚としてはすでに震災の影響を感じられないほどに盛況だった」と語り、2012年の春節(旧正月)ころには例年並みにまで回復するのではないかとの見解を示しています。

  中国国内での次の大型連休は春節となります。日本を訪れる中国人観光客は国慶節と同等以上になることが期待されますが、12年の春節は1月23日と例年よりも早い時期にあたるため、取り込みに向けた対策も早めに開始すべきでしょう。



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