2011年10月18日火曜日

■特別企画 : 遊園地・テーマパーク経営企業128社の実態調査


特別企画 : 遊園地・テーマパーク経営企業128社の実態調査
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p110805.html
2011年8月11日 帝国データバンク

2010年の収入高合計は約8483億3000万円、前期比2.4%の減少

~ オリエンタルランドはじめ大手企業の減収目立つ、今後の震災の影響も懸念 ~


はじめに夏休みシーズンは中盤に入り、間もなく迎えるお盆休みには帰省先などでレジャーを楽しもうとする人たちが訪れ、全国各地の遊園地やテーマパークは最盛期を迎える。しかし、「レジャー白書2011」によると、2010年の遊園地・テーマパーク市場は前年比3.9%減の5990億円となり、2007年から4年連続で減少。好調な遊園地・テーマパークがある一方で、全体的には厳しい状況が続いており、企業間格差は一段と広がっている。

帝国データバンクでは、2011年7月時点の企業概要データベース「COSMOS2」から、遊園地・テーマパーク経営企業のうち2009年と2010年(1~12月期)において2期連続で収入高が判明した128社を抽出、分析した。

同調査は2009年7月以来、3回目。


●「遊園地・テーマパーク経営企業」とは、原則として収入高のうち遊園地・テーマパーク経営による収入が大きい企業

●2011年の業績が判明している企業については最新期の業績も一部掲載しているが、主要な分析はすべて2010年の業績(1~12月期)で行った。業績は単体数値で、推定値も含む。損益は当期純利益でみた


調査結果

•2010年の収入高合計は約8483億3000万円となり、前期比2.4%の減少となった。規模別では「収入高500億円以上」は4社すべてが減収、「収入高100億円以上500億円未満」は9社中6社が減収となり大手企業の不振が目立つ。

•損益比較では、2期連続で損益が判明している77社について分析した結果、2010年の黒字企業は61社で2009年から10.9%増加。

•地域別では「関東」が全体の74.1%を占める一方、「東北」の業界規模が最も小さい。

•128社合計の収入高のうち36.0%を占める業界最大手の(株)オリエンタルランドは、前期比4.1%減の減収ながら増益果たす。



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