9月の百貨店売上高、大阪地区1.3%減 台風響く
2011/10/19 0:27 日経Web
日本百貨店協会が18日発表した9月の大阪地区の売上高(既存店の速報)は前年同月比1.3%減で2カ月連続のマイナスとなった。相次ぐ台風の上陸で客足が鈍ったほか、残暑が厳しく秋物の販売も振るわなかった。京都地区は同1.8%減、神戸地区は6.7%減だった。
大阪地区は衣料品が同1.4%増、食料品も同1.8%増だったが、雑貨と家庭用品がそれぞれ同17%減、同1.8%減だった。ただ、新店を含めた伸び率では、5月に新規開業したJR大阪三越伊勢丹の効果で、同2.9%増だった。大丸梅田店も増床効果で好調を維持している。
京都地区は衣料品は2.4%増だったが、雑貨、家庭用品とも前年同月を下回った。個別の百貨店ごとの売上高でも大丸京都店、高島屋京都店とも前年同月を下回った。神戸地区は6.7%減で、近畿では特に下落幅が大きかった。衣料品が5.1%減だったほか、雑貨、家庭用品も前年同月比減少、食料品も近畿で唯一のマイナスだった。
一方、10月は気温が低下したことを受け、秋物の衣料品の販売が好調といい、各店とも女性の衣料品や靴を中心に売り場が盛り上がりを見せつつある。
0 件のコメント:
コメントを投稿