2011年10月19日水曜日
■ミシュランガイド関西版:奈良にうまいもの…25店選ぶ
ミシュランガイド関西版:奈良にうまいもの…25店選ぶ
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111019k0000m040106000c.html
2011年10月18日 21時19分 毎日新聞
「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」を手にするミシュランマン(左)とせんとくん=奈良市で2011年10月18日午後1時49分、小松雄介撮影 レストランなどを星の数で独自に格付けした仏・ミシュラン社のグルメガイド「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」の内容が18日、発表された。「関西版」の発行は今年で3回目。今回は奈良エリアが対象に加わり、4エリアから昨年より3店多い計15店が最高評価の「三つ星」を獲得した。奈良からは三つ星1店、二つ星3店、一つ星に21店の計25店が選ばれ、広く言われる「奈良にうまいものなし」の評価を覆した。
奈良を除く三つ星は、京都7店、大阪5店、神戸2店。二つ星から「昇格」した大阪の2店以外は昨年と同じ顔ぶれだった。奈良を含めた二つ星は61店、一つ星は224店。
今回は日本で初めて「韓国料理」がジャンルに加わり、大阪の1店が一つ星を得た。一方、期待された大阪の「粉もん」は今回も選ばれず、神戸・南京町(中華街)の店も昨年に続き選から漏れた。
同ガイドは2520円。英語版、日本語版ともに21日に発売予定。計90カ国以上で販売される。
◇志賀直哉もびっくり!?
「奈良にうまいものなし」と言われるようになったのは、文豪・志賀直哉が随筆に「食い物はうまいもののない所だ」と書いたからとの説が強い。発表会場の奈良県新公会堂(奈良市)で開かれた会見で、日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長は「今日から『奈良にうまいものなし』と言う人はいなくなる。『奈良にうまいものあり』です」と話すと、会場から大きな拍手が起きた。
奈良で唯一の三つ星店となった日本料理「和やまむら」の店主、山村信晴さん(58)は、奈良市内の老舗旅館で総料理長を務めるなど約30年間修行を積み、03年に独立した。「『うまいものなし』と言われ守りに入る店が多かったが、現在は若い人の力で変わってきた。(三つ星店になり)責任を感じている」と話した。二つ星の日本料理「花墻(はながき)」の古田俊彦オーナー(44)は「全国、世界に目を向けてやってきたので、励みになる」と語った。
一方、韓国料理で日本初の星獲得店となった大阪市北区の韓国料理「ほうば」の新井正彦代表(36)は「韓国料理は今後、評価が広まっていくと思う。パイオニアになれればうれしい」と喜びを語った。
◇ミシュランガイド◇
覆面調査員が店を訪れて料理の味や質を評し、星の数で格付けしたガイド。仏のタイヤメーカー「ミシュラン」が1900年、自動車旅行を楽しめるよう情報をまとめた小冊子を作ったのが始まり。関西版は09年に発売開始され、昨年、神戸エリアが対象に加わった。
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