2011年10月21日金曜日

■小布施町と独10市町村協定 パワーウオーク契機 長野


小布施町と独10市町村協定 パワーウオーク契機 長野
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111021/ngn11102102310000-n1.htm
2011.10.21 02:30

 ■健康、観光振興へ一歩

 自分の体力や体調に見合った負荷をかけて歩く健康法「パワーウオーキング」を縁に、小布施町は28日、ドイツ中部のチューリンゲン州にある約10の市町村と健康交流都市協定を結ぶ。観光地として人気が高い同町だが、協定を単なる友好交流にとどめることなく、住民の健康増進やまちづくり、新たな観光戦略の起爆剤とする展望を描いている。さらなる発展への期待を込めて市村良三町長ら10人が、26日から8日間の日程で同州を訪れて調印式に臨む。

 パワーウオーキングは、競歩の元五輪金メダリストでドイツ人のハートヴィッヒ・ガウダーさん(56)が引退後に心臓移植手術を受け、フルマラソンを走破するまでになった体験をもとに考案した。小布施町では、平成18年度からパワーウオーキングを健康施策の柱に据えて講習会を開催。ガウダーさんを招いたり、町内の病院と連携しながら普及を図っている。

 協定調印のきっかけは昨年、パワーウオーキングクラブ日本本部の古賀和仁理事長らとともに町の視察団が行ったチューリンゲン州への訪問。チューリンゲンの森を通る街道沿いの自治体で組織するプンパルツ協議会を視察し、地域発展の施策について意見交換した。その後、ガウダーさんを通じて協議会側から町との交流を深めたいとの打診があった。

 プンパルツ協議会は、同州出身の宗教改革者、マルチン・ルターにちなんでパワーウオーキングを用いたスポーツイベントを開催し、国内外から多くの人を呼び込む健康や観光事業を展開している。町では協定調印を機に、「身の丈にあった交流事業を着実に進めて、協議会側が持つまちづくりのノウハウを吸収したい」(竹内節夫・町健康福祉部門総括参事)と期待。共同で健康事業を行っている高山村をはじめ、周辺の市町村を巻き込んだ観光振興や健康施策につなげていく構想を抱く。



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