2012年5月10日木曜日

■【コラム】 二度と来るかよ!沖縄ツアー参加中国人が語ったホンネとは?


【コラム】 二度と来るかよ!沖縄ツアー参加中国人が語ったホンネとは?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0509&f=column_0509_038.shtml
2012/05/09(水) 16:58
 
 中国ビジネスヘッドライン愛読者のみなさま、中国語講座「チンプンカンプン」のドラゴンならチャンこと楢崎です。表題について先に「おち→結論」を語っておくこととする。日本のインバウンド作戦は情報発信が決定的に不足している。これは政府や自治体だけでなく、この記事を読んだあなたの責任なのだ。では、以下のレポートをお読み頂きたい。

 われわれ売り上げ三割増を目指す中国語研究会ではこの4月に「中国インバウンダーを囲む座談会」を開催、沖縄ツアー参加の中国人インバウンダーに「日本旅行の感想」を語っていただいた。この結果が「冒頭のショッキングなキャッチ」である。

 先に今回主役となった人物を簡単に紹介しておきたい。【施宇光】 男性43歳。福建人。高校時代に父の転勤に伴い来日。日本の教育を経て帰国。中国で人材派遣会社を自ら設立するなど主に教育・就業支援分野で活躍。楢崎とは2008年からSNS経由で知り合い留学生紹介事業などのパートナーとして今日に至る。

 日本政府が沖縄渡航を条件にマルチ査証発給を決定したのを受けて福建から沖縄へ個人の資格で出発を企図。当初は、カンタンになった査証手続きということであったが「予想もしない」数々の困難に直面。一時は「あきらめ」かけるも、持ち前の粘り強さで解決、無事沖縄入りを果たしてマルチ査証をゲット。

 同時に沖縄ツアーに参加した中国人観光客の「不平不満」をキャッチ。これが単なる「中国人のわがまま」でなく構造的な矛盾であることを看破した施氏は今回再来日してインバウンダー対策の問題点を指摘してくれた次第である。

 では以下のように施氏の指摘した「残念なポイント」を整理していくこととする。


  「出発前」の問題

  (1)個人旅行の募集がない!

 中国で日本に個人旅行を希望したとしても、日本旅行を扱えるツアー会社が圧倒的に少ない。中国では「個人旅行なんて面倒なだけで儲からない」と旅行会社が応募していないのだ。施氏の調査では日本個人旅行は北京・上海(広州は香港経由)の代理店のみ募集。中国では査証薄給の関係で住居地域別で査証発給のできる領事館が制限されるのだ。

 福建人の施氏の場合、広州領事館が許可したツアー会社が企画したツアーしか応募できないのということになる。そのため福建・上海なんて新幹線で三時間の距離なのに、わざわざ一日かけて広州領事館にでむくことに。

  (2)沖縄行きの便がない!

 沖縄直行便は上海・北京(広州便は香港発)しか定期便が飛んでいないため福建人の施産の場合「行沖縄に行きたくてもけない」現実がある。施氏の場合、幸いにも福州空港から沖縄行きチャーター便がたまたま飛ぶことになったため「なんとかなった」とのこと。こんな運便りが「沖縄マルチ査証」を支えているのだ。

  (3)中国側の法外な保証金!!

 中国公民が自由旅行で日本に出発するとき参加者は旅行社二人民元50万元の保証金を積む義務がある、とのこと。施氏の口からこんなコトバが飛び出したとき、座談会一同から「声にならぬ」嘆息が漏れたのだった。いまどきこんなアホな義務が課されているのである。(日本政府が要求したのか旅行社が自発的に実施しているのかは不明)「お前、日本に来るな」と言ってるのも同じではないか!!

  沖縄観光旅行の現実

  (4)価格競争

 施氏の参加した沖縄ツアーは冒頭述べたように臨時のチャーター便(130名の中国人とほぼ同数の日本人乗客)による企画であった。4泊5日の旅程だが参加費用はほぼ6500元とのこと。ちなみに上海出発ツアー客の場合5000元程度で募集しているらしい。「福州は田舎モノ扱いだから仕方ないですね」施氏は笑っていたが同程度の金額なら東南アジアツアーが数倍の人気(4500元程度)とのこと。海外旅行ということで「日本じゃなけりゃダメ」という人ばかりではないのだ。

  (5)サービス内容

 沖縄ツアーの初日は免税店巡りからスタート。米軍基地めぐりや国際通りの見物と称するものの最初から最後までカイモノカイモノ。中国人に限らず観光客はカイモノ好きだから「まあ、理解できる」けれど守礼門見学なんかは最後の最後。中日は「自由行動デイ」にされてしまって施氏には「手抜きツアー」と映ったようである。

 いわゆるバスガイド嬢はバスに添乗してくれたそうだが結婚で来日したような女性たちであまり専門的な説明もなかった、とのこと。なにより市中に中国語対応の場所がすくないことにほかのツアー参加者の不満が募った、という。勢い日本語の堪能な施氏にみんなが頼ることになってしまったそうである。

 特に夕食が終わってホテルに戻ってからの時間が「することがなくて」ほかの参加者のイライラ感が高まった、という。家族・恋人同伴ならば「水いらず」でいいんでしょけどね。ワタシだったら勝手にどっか出かけちゃいますよね。東南アジアと日本旅行の決定的な違いって、きっとこの辺の問題なのだと思います。

  (6)ツアー参加者の内訳

 施氏の観察ではツアー参加者の主な目的な夫婦や家族連れが大半。施氏のようにマルチ査証目的のビジネスマンは「10人もいなかった」とのこと。推察するに別にマルチ査証なんて取らなくても来日そのものが難しくなくなっているという事情があるようだ。

  (7)お買い物事情

 意外なことだが沖縄に限らず日本旅行に参加した中国人の友人たちに聞いてみると「買いたいものにたどり着けない」というコンプレインの多いこと。

 考えて欲しい。あなたのお店は中国のプロバイダーを使って中国語のHPを開設していますか?そうです。結果として中国人観光客は「タチの悪い」(かどうかはべつとしても)ツアコンと結託した業者の店に連れて行かれてカイモノをさせられているのです。

 自己主張の強い中国人なら旅行前にあなたのお店のHPやブログにアクセスできたなら結託店舗に呼び込もうとするツアコンに対して「嫌だ。俺はこの店のサービスが体験したくて日本に来んだ」と明言してくれるはずです。それをしていないのははっきり言って「あなたの店の怠慢」なのです。

 ぜひこれを機会に中国語による情報発信をしてみてください。



0 件のコメント:

コメントを投稿