袋叩きのブラジル人を傍観、都市管理員「止める権限ない」=中国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0508&f=national_0508_048.shtml
2012/05/08(火) 11:14
中国・広東省東莞市で4日夜、ブラジル人男性が窃盗グループから集団暴行を受ける事件が発生した。鳳凰網は7日、現場にいながら暴行を止めなかった都市管理員について都市管理当局が「取り押さえる権利はなく、妥当な処置」との見解を示したことを伝えた。
記事は、事件発生当時、現場に治安隊員らしき人物が2人おり、暴行の様子を傍観していたと多くの目撃者が証言したことを紹介するとともに、2人が警官ではなく露天商などの取締りを行う都市管理員であったとする警察当局の発表を伝えた。
2人によると、事件当日に現場付近を巡回中、2人の男と外国人男性1人がケンカしていたため、止めに入ったという。その後走り去る外国人男性を男らが追いかけていき、ほどなくして女性から助けを求められたが「職務範囲ではない」と回答したうえで警察に通報するよう指示したとのことだ。
都市管理員が所属する東城城市総合執法分局の副局長は「都市管理員には人身強制権がない」と説明、治安隊員を呼ぶよう指示した行為は妥当であり、2人に対する処分は行わないつもりであることを明かした。
■義を見てせざる中国人、女性助けたブラジル人男性“見殺し”=広東
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0508&f=national_0508_033.shtml
2012/05/08(火) 10:42
広東省東莞市内で6日、繁華街で女性がバッグを盗まれるのを阻止しようとしたブラジル人の男性が、バッグを盗もうとした男の仲間に囲まれて殴られる事件が発生した。周囲の多くの人は眺めるだけで、男性を助けようとしなかった。中国という異郷で犯罪阻止の“義挙”を試みたところ、「ハシゴをはずされる」結果になった。男性は、中国の状況を「異常だ」などと述べた。中国広播網、南方都市報道などが報じた。
事件発生は、東莞市の海雅百貨店前の横断歩道。ブラジル国籍の男性、モーゼンさんは、女性がバッグをひったくられるのを見て、阻止した。その直後に、バッグをひったくろうとした男の仲間と見られる集団に囲まれて、さんざんに殴られた。周囲には大勢の人がいたが、だれもがモゼンさんが殴られる様子を「見ていただけ」という。
モーゼンさんは東莞市に住んで3年で、靴などを扱う商売をしている。子どものころブラジルの格闘技であるカボエラを学び、中国に来てからは「合気道」を学びはじめたが、本人によると「初級者もいいところですよ」という。
事件でモーゼンさんは顔を15針縫うなどの負傷をした。モーゼンさんによると、「私が特に心の正しい人というわけじゃありません。でも、私には19歳の妹がいます。私は妹を守らなければならない。同時に、妹が困ったことになったら、だれかに助けてほしいと思う。だから、困った人を見た場合、私がまず、助けなければならないのです」と、見ず知らずの女性を助けた理由を説明した。
モーゼンさんは、犯罪者集団が自分を“袋叩き”にしたことについては「おかしなことではない」との考えを示した。ただし、だれもモーゼンさんを助けようとしなかったことは「異状だ」と断言した。
今回の事件を経験して、モーゼンさんは「次に、同じような状況に遭遇しても、もう他人を助けることはできない。助ける勇気もない」と述べた。ただし、その後の取材に対しては、「今、断言するのは難しいのですが、(人助けをしたのは)本能的に動いたのですから、同じような状況に接すれば、また犯罪を阻止しようとするかもしれません」と、考えを修正した。
ただし、モーゼンさんによると、正義を貫こうとするには、自分の力をきちんと考えねばならない。さらに、「人ひとりの力はわずかなものですが、皆が力を合わせれば、正義が悪を恐れる必要はないはずです」という。
※モーゼンについて
中国メディアは当初「Mozen」とのローマ字表記で報じた。その後「Mozer」と、別のつづりで報じるメディアも出始めた。前者なら、カナ表記では「モーゼン」などと書ける。後者ならば「モセール」、「モーツェル」などの読み方が考えられる。
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