2013年1月10日木曜日

■『静かなるドン』の漫画サンデーが休刊、厳しい漫画雑誌の現状


『静かなるドン』の漫画サンデーが休刊、厳しい漫画雑誌の現状
http://news.livedoor.com/article/detail/7297221/
IBTimes2013年01月08日23時43分

 実業之日本社のマンガ雑誌「漫画サンデー」が2月で休刊することが明らかになった。同誌は1959年に大人向けの週刊漫画雑誌「週刊漫画サンデー」として創刊されたが、出版環境の厳しさから昨年6月に週刊から月2回の刊行となり、今回の休刊へとつながった。

 約60年の歴史の中では、コミックス108巻まで刊行された『静かなるドン』(新田たつお)、テレビアニメ化された『笑ゥせぇるすまん』(藤子A不二雄)、NHKでドラマ化され日本漫画家協会賞を受賞した『まんだら屋の良太』(畑中純)などヒット作や名作にも恵まれている。

 しかし同社の発表では、近年コミックスの売り上げが低迷しており、総合的な経営判断により休刊を決定したとのこと。ただし全面的に漫画事業から撤退するのではなく、コミックスの発行は定期的に継続しながら、WEB形態での漫画連載を検討中としている。

 社団法人日本雑誌協会では漫画雑誌などの印刷部数を公表している。一番印刷部数の多い漫画雑誌は、集英社の「週刊少年ジャンプ」で約280万部。しかし1995年頃に600万部を超えていたことからすれば、半分以下になったと言える。三大少年漫画誌と言われた講談社の「週刊少年マガジン」は約150万部、小学館の「週刊少年サンデー」に至っては約50万部とさらに厳しい状況にある。各社ともメディアミックスなどでテコ入れを図っているが、結果が伴わないのが現状だ。

 また漫画雑誌単体では赤字であり、コミックスの売り上げによって黒字化されるのは、元少年ジャンプ編集長である堀江信彦氏を始め、多くの編集者や漫画家によって語られている。実業之日本社が今回の決断を下したのは、やむを得ない措置だろう。クールジャパンの呼び声と共に、漫画文化を海外に売り込もうとしているが、少子化や多メディア化により足元が揺らいでいる。どこまで漫画文化を維持できるだろうか。



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